表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
枕草子 -現代風-  作者: 葉山乃
第1章 春はあけぼの -清少納言、筆をとる-
7/29

筆をとる理由

筆をとる理由


私は筆を手にした。

それは、世界を“記録する”ためじゃない。

世界を愛した証を残すため。


「この美しさを、誰かと分かち合いたい。」


たとえ千年後、誰も私を知らなくても。

この一文が、誰かの胸をふっと温めるなら――

それでいい。


私は再び、筆を走らせた。


夜明けの光が障子を照らし、

墨の色がほんの少し金色に見えた。


「……春はあけぼの。

そう書いた瞬間、私の中の“春”が、ようやく目を覚ました気がした。」


あとがき↓...

四季の描写―それは清少納言の“心の鏡”だった。


彼女は、花を見て花を語らず、

風を感じて風を描かず、

そこに宿る情緒そのものを書いた。


「をかし」とは、美しいだけの言葉ではない。

それは“気づく心”のこと。


誰も気づかない瞬間に目をとめ、

「いいな」と感じられる余裕。


その一瞬の感性こそが、

清少納言という少女を千年の時を超えて輝かせている。


「美しいものを探すんじゃない。

美しいと思える自分でいなさい。」


それが––

彼女がこの章で伝えたかったすべて。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ