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枕草子 -現代風-  作者: 葉山乃
第1章 春はあけぼの -清少納言、筆をとる-
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秋は夕暮れ


秋は、終わりの美しさを教えてくれる。


日が傾き、空が茜に染まる。

金色の雲が風に流れて、

まるで絵巻物のようにゆっくりと空を渡る。


「夕暮れって、時間の中でいちばん切ないね。」


そう言うと、誰かが「なぜです?」と尋ねた。

「だって、終わることを許してくれるから。」


夕陽が沈むとき、人も自然も静かに黙る。

何も語らず、ただその美しさに飲まれる。


かりが列をなして飛んでいくのを見ながら、

私はそっと息をついた。


「あれ、どこへ行くのかしら。

……いいな、行く場所があるって。」


風が頬を撫でる。

秋の夕暮れには、どうしてこんなにも“寂しさ”が似合うのだろう。

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