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枕草子 -現代風-  作者: 葉山乃
第3章 をかしの哲学 -清少納言、美を定義す-
18/29

感性という刃 / 夜、ひとりで

私はよく言われた。

「あなたは冷たい」「毒舌だ」と。


でもね、感性が鋭い人ほど、

他人の痛みも早く見つけてしまうの。


それを黙っていられないから、

筆にしてしまうだけ。


「優しすぎる人は、残酷に見えることもある。」


それでも、書く。

私にとってそれは、生きる呼吸だから。


“をかし”を探すことは、

世界を責めずに受け入れる練習でもあるのだ。


———————————————————


月が昇る夜。

皆が寝静まったあと、私はひとりで硯に向かう。


墨をする音が、夜の鼓動に似ている。

書くほどに、心が静かになる。


「世界って、うるさいのに、

書いているときだけ、こんなに静か。」


“をかし”を探すというのは、

外の世界を覗くことではなく、

自分の中の“静けさ”を見つけること。


私は紙に、ただ一言記した。


「をかし、とは、

世界を愛するための言葉なり。」

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