表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/12

放課後

放課後、3人は学園内にあるカフェテラスで紅茶を飲みながら話し始めた。


「葵の言ってた夜の予定って、何処かに出かけるの?」


唐突に奈緒は質問した。


「違いますわ。お父様から話があると言われたのです。ただ、どんな話かは分かりませんの」


葵は少し考え、2人に話した。


「葵のお父さんの話って何だろうねー」


「そうですわね。葵さん、何か思い当たることはありませんの?」


「えぇ、特に思い当たることはありませんわ。ただ、お父様とお母様が申し訳なさそうな顔をしてたのが気になったくらいかしら?」


朝の会話を思い出しながら葵は2人に話す。


「申し訳なさそうな顔。というのが気になりますわね」


「そうだねー。葵の家族は仲良しだし、葵の悲しむ様な話ではないと思うけど…」


「きっと大丈夫ですわ!お兄様も一緒に話を聞いてくださいますし!」


茜と奈緒が心配してくれているのが分かり、葵は明るく答えた。


「あら!蓮様が一緒なら安心ですわね!」


「確かに蓮さんが一緒なら大丈夫だよ!」


2人は兄が一緒だと聞くと安堵した。


茜と奈緒は、幼少の頃から葵の家へ訪れると兄を交えた4人で話をしていた。そのため、兄とは仲が良く本当の兄のように慕っている。


「なんだか安心したらお腹空いちゃった!ケーキでも食べよっか?」


「ふふっ。そうですわね。いただきましょうか。葵さんもどうですか?」


「私もいただこうかしら」


奈緒は、上機嫌で2人を連れてケーキを選びに行くのだった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ