10、お菓子なからだ
更新が遅くなり申し訳ありません。
m(_ _)m
「うまいよ。」
「おいしいよ三花ちゃん。」
兄の友人が遊びに来て、僕作成のお菓子をふるまっている。
お菓子目当てに遊びにくる子もいれば僕目当ての子もいる。なんにせよ下の兄は3年違い。上の兄は6年も違うから丁度思春期にあたり、ちらりちらりと僕がお菓子とジュースを持ってくると兄の友達達の視線を感じる事がある。
兄曰く、僕はたびたび気分により、ロング、ポニーテール、三つ編み、おさげ等髪型を変えているので今日はどんな髪型かとお菓子の内容が楽しみで来る友達がいるとか。
お菓子作りも幼稚園の頃からレッスンの項目に入っており、幼いので火の扱い(まだこの頃はガスコンロが主流だった為)に注意され電子レンジでの調理で、主にパンや菓子を作成しふるまったのであった。
小学生になり僕も前世では家庭科の授業の時に包丁の使い方を習っていて覚えているが、ようやく包丁を使用する事が出来る様になりレッスンの調理の幅も広がっていった。
なんにせよ兄の友達が遊びに来たり、僕自身の友達が来た時にふるまっていたものだから中にはそれ目当てでくる人もいるらしく、僕自身や三花ちゃん本人は喜んでもらえて嬉しい反面、複雑な心境に陥っていた。
たまに兄曰く次回来た時に出すお菓子のリクエストがある事も言われている様であった。
家族からも評判であり、僕が寝た後のお父さんの夜食の為に作り置きしておいたクッキー等大層喜んでいた。料理の時もお母さんの手伝いをする様になった。ジャガイモやニンジンの皮むき等々だ。
のちの世に『ピーラー』いわゆる皮むき器が出回るがこの時代にはまだそういった商品は固定式で使いづらく、手でむかなくてはならず手間であったが僕の手伝いによりだいぶ時間短縮になり楽になったそうだ。
僕も包丁の扱いの練習になるから一石二鳥だった。
蒸しパンの上に生クリームを付けて色々な果物を乗せる蒸しケーキが好評で、家族からや友達からのリクエストが多い。中には本格的なスポンジケーキを作成し、誕生日会等記念日に出した事もある。
もちろん火の取り扱い等心配の為、作成には親同伴であったのは言うまでもない。
レッスンで習った料理を何回か練習して、お母さんの手伝いをしてお父さんのお弁当に作成した事もあり、バランスの良い弁当内容を心掛けている。
果たして将来弁当を作成して友人におすそ分けやおかずの取り換えっこ、色恋沙汰で恋人が出来てしまうのだろうか・・・。三花ちゃんとしては別に構わないようだけど、僕としては複雑な気分になる。
まあ、お兄さん達が大学、会社員になりお弁当を作成するという事もあり得る話ではあるけど・・・。
そういう訳で普段からの筋力トレーニングは欠かせない。フライパンをせわしなく動かす為左腕の腕力が必要になるからだ。
いつもは護身術として色々学んでいるが、曲がりなりにも女の子の身体なので襲われたりしたらひとたまりもないであろう。腕立て伏せで大胸筋を鍛えたりジョギング、スクワット、その他水泳以外にももろもろの運動のレッスンを受けて体力増進を図っている。
そういう事で、平均よりも運動能力を保有して維持しており、その分食欲が増してきているのは仕方のない事であった。
そうこうして3年生までは身長が伸びていた。違和感に気付いたのは4年生になってからだ。
身長がまるっきり伸びなくなったのだ。体重も変わらなかったのは幸いであった。
俗に言う第二次成長期に入り、急激に胸が成長してくる。今までのお気に入りの洋服が窮屈で着れなくなり、ノーブラのままだと形が崩れる。僕は親に頼んでブラジャーを購入してもらう事にした。
店に行ってもアンダーとトップに合うブラが無く、オーダーメイドにしてもらった。
結果から言うと、すぐに胸が成長しすぐにブラジャーのサイズが合わなくなっていった。まさにいたちごっこだった。
俗に言う『ロリ巨乳』と言うのになり、鏡や写真で見る分にはいいが実際なってみると周りの視線が気になり出した。皆どうしても視線が顔や胸に行き身体全体を嘗め回すように鑑賞すると言う感覚に襲われる。
自意識過剰と言われればそれまでだが、僕自身の男目線で言うと三花ちゃんの胸の形はまさに理想的で若さあふれる体つきをしており、腰もくびれてきて学校でも視線を浴びていた。
三花ちゃんからは、
「前世であなたがいいな。可愛いな。と思っていた形になったのよ。まさに二次元の形、張りと艶のある胸になったのよ。どう?喜びなさいよ。」
と、冗談めかして言ってくる。
現在の私の制服、私服、体操服等衣類は通常サイズだと販売してないらしくオーダーメイドで作成している。
俗に言う乳袋と言うのが付属されており、最初は理解されなかったが胸の形を崩さずなおかつ魅力的な服装であると認知されていった。
この様な身体つきであり、お菓子も美味しい。とくれば、兄達や弟の友達が頻繁に遊びに来るのも男心としては理解できた。
三花ちゃんにとっては災難であっただろうけど・・・。




