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奏で紡ぐ狂想曲  作者: 月夜 志紀
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石持いしもちというのをご存知であろうか。

石持とは簡単にいうと超能力を持った人々のことである。

なぜ石持と呼ばれるかというと、その能力の持ち主は必ず身体の何処かに石が身についているからである。

石の色は様々で大体の石はその能力のイメージに合うような色であるという推測がなされているが、詳しくは分かっていない。

石持には未だ謎が多いのである。

まずなぜ石持が生まれるのかが分かっていない。

遺伝性という訳では無いらしく、ある日突然生まれてくるのだ。また石自体が身体に出てくる時期も様々で、生まれつき持っているものもいれば、成長してから石が突然出てきたという人もいるのだ。

ただ、石持の全ては0~15歳、つまり生まれてから中学生3年生の間に石が身体の何処かに身についているということが分かっている。

先進国を中心に各国の政府は彼等に石持であるということを報告、また彼等の育成、保護、監視のために国が設立した石持の者たち専用の学校に行くことを義務付けた。

日本も例外でなく、石持の者は政府に申請しなければならなかった。

そして政府は各国同様に彼等を育成するための幼等部~大学までを備えた学校機関を設立した。

その名も「石持学園」。

誰が付けたんだと言いたくなるようなネーミングセンスであるがそこはまあいい。


その名の通り石持の者達を育成する機関であるが、高等部からは石持以外の生徒も受験が出来るのである。

その魂胆は石持が社会に出ても能力者という責任を持ってもらい、一般人との共存過ごすためということである。差別っぽくあるが、実際に能力者の自覚をしてない輩が力を使った犯罪を行うことがあるのでなんとも言えない。


そんな危険があるにもかかわらず学園自体が学力的にレベルが高くかなりの進学校であるので毎年多くの一般生が入学目指して受験してくる。


まあ長々と説明してきたが僕、朝比奈 出流は最初に説明した石持である。


小学校3年の時に突然石が現れて国に強制的に入学させらてた。


僕は石持になった時絶望した。

親に見捨てられたとかそんな重い事情じゃない。


これでは傍観が出来ないではないか!!

そんな理由である。


一体何を傍観するのであろうか、と皆さんはお思いだろう。


その理由を話すにはまず僕の前世について話さないとならない。

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