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第4章 ★運命の赤い糸・神戸にて愛を誓い合う、曇りのち晴れ

第4章 ★運命の赤い糸・神戸にて愛を誓い合う、曇りのち晴れ


《2013年8月11日 己酉(つちのととり)の日 大安 月遅れ盆送り火》


 八月十一日の日曜日。わたしは洋子さんに誘われて神戸へ行った。

 JR神戸線三ノ宮駅に着いてからの洋子さんの表情がおかしい。時々、にやけた顔をする。その瞬間、後ろを振り向くと一人怪しい人物がいることに気づいた。黒いサングラス、それ()っただけだろうというチョビヒゲ、すぐにカツラだと分かる長い髪。いかにも変装しているといった形相(ぎょうそう)なのだ。それが誰かと言うのもすぐに分かった。

 それで、洋子さんに「わたしたちの背後にストーカーが約一名いるんですけれど。洋子おばさん、気づいていますよね」と言うと、洋子さんは「放っておきなさい。私が陳君に『一度、ストーカーをやってみなさい』と言ってやらせているの。ミキさん、上海で陳君のことをストーカー扱いしていたでしょ。だから、実際はどういったものかをやらせているのよ。それにしても、あの格好(かっこう)はないわよね」とツンと澄ました顔で言うのよ。ビックリじゃない。洋子さんの意外な一面を垣間見(かいまみ)た気がした。

 それから、洋子さんと中華街「南京町(なんきんまち)」のある元町方面へ海岸通りを歩いた。奴は相変わらずバレバレの尾行を続けている。奴が刑事だったら、犯人を捕まえるどころのレベルではない。ひどいもんだ。当然ながら刑事失格だろう。

 わたしたちは、海岸通りの店で雑貨をいろいろと見て回った。ちょっと疲れたので、雑居ビルの四階にあるカフェに入った。ここのカフェは「ラテアート」目当てで来る客が多いという。折角(せっかく)なので、ラテアートをしてもらおうと二人ともカフェラテを注文した。

 そこへハアハア言いながら、奴が現れた。「おばさん、疲れました。ここ階段しかないんですよ。もう勘弁してください」。奴はまだ六月だというのに顔中が汗だくになっている。

 洋子さんは「じゃあ、ミキさんに謝りなさい。陳君も七月七日の日、行ったって。でも、その時間に問題があったらしいわ。陳君がスマホにセットした時間が中国時間だったため、日本に来た時に一時間の時差が生じたのよ。しかも五分ほど遅れて着いたらしいの。ミキさんは一時間待ったって言っていたわよね。だから、二人は恐らくすれ違った可能性が高いわ」と七月七日について説明してくれた。

 「ミキさん、すみませんでした。僕はてっきりミキさんに振られたとばかり思っていました。おばさんから話を聞いてビックリしたぐらいで」と言って奴は頭を下げた。

 わたしは腹が立っていたものの、そういうことだったら仕方がないと思い、「おばさんに免じて許すわ。健三さん、注文まだでしょ。何になさる?」と奴をあっさり許した。

 「ミキさん、ありがとうございます。この店、ラテ何ちゃらが有名だって言うのを今しがた入って来た女子高生たちが喋っていたようなんですが…」

 「ラテアートね。健三さんもカフェラテを注文するといいわ。コーヒーの表面に絵を描いてくれるのよ」

 「来た、来た! 健三さん、こんな感じ」

 「はい、どうぞ。男性のお客様はご注文がまだのようですが、何にいたしましょうか?」

 「じゃあ、店員さん。僕も同じカフェラテでラテアートも」

 「はい、かしこまりました」と満面笑顔の若いウエイトレス。

 その横で洋子さんが笑っている。わたしは「おばさん、どうかしたの?」と尋ねた。

 洋子さんは「この店のバリスタ、気が利くわね。ミキさんのラテアート、クマにハートだよ」と手を叩いて面白がって言うのである。

 わたしは、ちょっと恥ずかしくなって赤面した。

 「俺がクマってこと」

 「それじゃ、何なのよ」

 「俺に当たらなくても」

 「……」。わたしは心の中では「じゃあ、誰に当たるのよ」と言っていた。しかし、洋子さんがいる手前、それは言えなかった。

 「何か私が水を注したようで、ごめんなさいね。それじゃあ、私はこれで失礼するわ。きょうはミキさん、長い時間付き合ってくれてありがとうね。じゃあ、ふたりとも仲良くするのよ」。洋子さんはそう言って席を立ち、会計を済ませて店を出て行った。残された二人は気まずい雰囲気でいると、先程のウエイトレスが奴のカフェラテを持ってやって来た。

 「このラテアート上手(うま)く出来たので、写真に撮らせていただきたいのですが…」とウエイトレスは恐縮しながら奴の耳に(そばだ)てて、続けてボソボソ言っていたが、店内に流れるクラシカルなBGMと相俟(あいま)って、わたしの聴力では聞き取ることができなかった。

 奴はあっさり「いいですよ」とのたまった。わたしは、この言葉が後に波紋を呼ぶとは思いもしなかった。

 「本当にいいんですね。ありがとうございます。ありがとうございます」となぜかわたしにもお礼の言葉を言うので、おかしいなと思ったのだが、それを()えて言葉に出すこともできずにいた。すると、ウエイトレスはコンパクトなデジカメを服の右ポケットから取り出し、ラテアートを写真に収めた。そのラテアートは本当によく出来ていた。ウサギとハートマークなのだが、そのウサギがわたしによく似ていたのである。何となくイヤな予感がした。

 ウエイトレスが「じゃあ、お願いします」と言うと、奴はわたしの横に来て笑顔になった。で、ウエイトレスは「こちらのお客様もどうか笑顔でお願いします」とわたしに向かって言うのだ。わたしは怒りを抑え、仕方なくその言葉に応じた。この時に撮られた写真が三か月後に発売される季刊誌『食と文化』に掲載されるとは夢にも思わなかった。それが引き金となって後々のわたしと奴の人生に暗い影を落とすことになろうとは想像もしていなかった。

 わたしと奴は一緒に店を出て、何となく一緒に最寄りの元町(もとまち)駅に向かって歩いた。海岸通りのメリケン波止場(はとば)前の交差点を右に曲がって百貨店がある通りを真っ直ぐ行く。しばらくすると、中華街「南京町」のの東入口の楼門・長安門(ちょうあんもん)が向かって左側に見えた。その時、誰かがわたしに体当たりしてバッグを盗んで行った。奴は「ちょっと待ってろ」と言って犯人を追っかけるようにして走り去った。奴のその走り方は俊足(しゅんそく)のマラソンランナーのようにイケていた。

 しばらくして、奴は警官と手錠を掛けられた犯人と思われる男とともに現れた。犯人を取り押さえたのはその警官ではなく、奴だった。奴の顔には切り傷があって出血している。鬼畜(きちく)な犯人は捕らえられるまで、刃渡り二十センチほどのサバイバルナイフを辺り構わず振り回していたという。にもかかわらず、奴は無謀にもその犯人に立ち向かったらしい。

 その後、わたしと奴は、元町駅の北側にある兵庫県警察本部で事情聴取を受けた。

 奴はとんでもないことを言ってのけた。

 「私は、彼女のためなら何を捨ててもいい覚悟はできていた。たとえ、それが『死ぬ』という状況であっても、それでもいいと思っていた。だから、犯人が形振(なりふ)り構わず目くら滅法にナイフを振り回そうが関係なかった。刑事さん、この()瀬無(せな)い気持ち分かってくれます」。奴は真剣な眼差しで刑事に訴えかけている。「そうか、そうだったんか。そんなに愛しているんだな。ええことや。その気持ちを忘れんことやな」と五〇代くらいの白髪(はくはつ)三千丈(さんぜんじょう)ならぬ白鬚(しらひげ)三千丈とオーバーにも言いたくなるくらいの長いアゴヒゲを蓄えた刑事が奴の肩をポンと(たた)いて「もう帰っていいぞ。この近くにデートの穴場があるらしい。そこにでも行ってみなさい」と言って、散らかったデスクの上にあったメモ用紙にさらさらっと文字か地図か何かを書いて奴のジャケットの右ポケットに忍ばせた。その時、刑事は奴の分厚くて傷だらけの手を見て、「おっ、君は顔に似合わず苦労を重ねた手をしとるな。『若い時の苦労は買ってでもせよ』と言うからな。将来は安泰だな」と奴を()めちぎった。

 奴は「刑事さん、ありがとうございます。じゃあ、行くぞ」と言ってわたしの手を引いた。わたしも「刑事さん、ありがとうございます」と奴に手を引かれながら言うと、その刑事さんは「お礼なら、彼氏に言うんだな」と薄っすらと笑みを(たた)えていた。

 その後は、奴に手を引かれたまま、神戸の海側へと歩いて行った。わたしは奴に流されるまま歩いた。十分程歩いただろうか。街はすっかり暗くなっていた。その間、奴は特に何も語らないが、笑顔と手の(ぬく)もりが感じられた。

やがて、向かって左側にポートタワーが見えてきた。

 奴はわたしの手を離し、「ヤッホー、ここだ。到着!」と跳びはねている。

 「この倉庫みたいなのは何?」

 「倉庫を再生した巨大なアート・ギャラリー。その名も『神戸波止場町TEN✕TEN』。オレ、ここに来たかったんだ」とやけに嬉しそうな表情をする奴。まるでガキんちょみたいだ。

 わたしも絵を観るのは嫌いなほうではないので、奴に従った。

 ここに飾られている絵は洋画だけでなく仏教画や鳥瞰図(ちょうかんず)、イラスト、漫画、彫金、ヨーロッパ刺繍、写真、木工など多彩で面白い。

 わたしはその中でも『組子細工(くみこざいく)』と呼ばれる伝統木工品に魅了された。それは木片が組み合わされた幾何学模様(きかがくもよう)で、木でできたレース編みといった感じだ。その繊細さは神懸(かみが)かっていた。これがヒトのなせる(わざ)とは思えないくらいに緻密(ちみつ)万華鏡(まんげきょう)のように美しいのだ。

 奴は組子細工についてこう語った。「その昔、建築物の装飾として中国からニッポンに伝わったものであるが、時の流れとともにニッポン独自の文化・芸術として発展していったんだ。ニッポン人は本当に素晴らしい」。わたしもこの言葉に同調した。それは、憎たらしいはずの奴が(いと)おしく見えてきて、愛していることを気づかせるきっかけともなった。

 そして、わたしは奴を再び健ちゃんと呼ぶようになっていた。不思議と自然に。

     ★    ★

《2013年10月27日 丙寅(ひのえとら)の日 先勝 下弦(かげん)の月》

 縁とは不思議なものだ。 

それから二か月半後。同じ神戸でも洋風建築の建物が立ち並び一際(ひときわ)異国情緒(いこくじょうちょ)漂う街、北野。その一角にあるレトロなこぢんまりとした教会でわたしと健ちゃんは、愛を誓い合った。

 教会のステンドグラスは(あお)く、その窓から漏れる淡い光がふたりを包んだ。純白のスレンダーラインのウエディングドレスに身を(まと)ったわたし、そして真っ白なタキシードをビシッと着て見違えるように格好よかった健ちゃん。それで、式が始まる前にわたしが「馬子(まご)にも衣装ね」って言ったら、健ちゃんが「俺はきょうからミキの夫だろう。孫じゃないだろう」と言うので、わたしは思わず失笑した。

 そんなことよりも、あろうことか、神父様が季節外れの風邪をこじらせて欠席だって。()()()()()()と思いながらいたら、案の定、作家先生の健ちゃんが仕掛けたことだった。それ以降は、健ちゃんの企画・立案に乗る形に。それはそれでまた面白いと思ったわたし。健ちゃんとわたしで愛を誓い合った。

 健ちゃんは名古屋で一時期、とび職をしていたせいか両手とも傷だらけだった。その両手でわたしの顔を覆っていた白いヴェールを頭上に上げて、一瞬ニコッとしたかと思えば、今度は厳粛な面持(おもも)ちで「陳健三は、平野ミキを妻とし、長い人生の中で、良き時も悪しき時も、富める時も貧しき時も、()める時も(すこ)やかなる時も、共に歩む夫になります」と宣誓した。

 わたしはそれに呼応するように「平野ミキは、陳健三を夫とし、長い人生において、いかなる事が起ころうとも、(たと)えそれが険しい道程(みちのり)であっても、共に支える妻となります」と左手の甲に健ちゃんが書いた文字を読み上げた。

 健ちゃんは笑いを(こら)えて、ズボンの右ポケットから徐に結婚指輪を取り出し、わたしの左手を手に取り、その甲に書かれたくすんだ文字を見てクスッと笑いながらわたしの薬指に「K&M」と内側に刻印された結婚指輪を嵌めた。

 再び真剣な表情で健ちゃんが「死が二人を分かつまで」、わたし「互いを想い、添い遂げることを」、二人一緒に「ここに誓います」と述べて、熱いキスを交わした。

 そうしていると、どこからともなく聴こえて来る女性たちのアカペラの歌声。『星に願いを』だ。彼女たちは、大扉を開けて歌いながら教会の中へと入って来る。それが終わると、今度は神聖なる鐘の音が聴こえてきた。わたしは、この演出には胸打たれるものがあった。

 それを新婦側の席に座りジッと見守っていた平野のおっちゃんと洋子さん。目には(なみだ)(あふ)れている。その僅か数分前、わたしは二十メートルある長い階段状のヴァージンロードを義父である平野のおっちゃんとゆっくり歩いた。何となく違和感があった。その時には平野のおっちゃんのことを「お父さん」と一度も呼んだことがなく、申し訳なく思っていたからだ。平野のおっちゃんは、その時から既に目を潤ませていた。

 その後、普通であれば結婚披露宴が行われるのだが、わたしたち夫婦には招待できる人がほとんどいないことから、平野のおっちゃんご夫妻と四人で遅い昼食を取ることにした。場所はこの教会から程近いカフェ。カフェと言ってもそんじょそこらのカフェとは違って本物の洋風建造物。その名も「パラスティン邸」。どことなく、この「バラスティン」っていう響きが大正浪漫(たいしょうろまん)文化をこよなく愛するという健ちゃんが選んだ感じがするのだ。この邸は、大正初期に建てられた白と緑のツートンカラーの伝統的建造物で、かつてロシア人貿易商のフィヨルド・ミハイロヴィッチ・パラスティンが居住していたことから、その名が付いた。現在は一階がカフェになっている 。

 それから、新婚旅行でハワイやグァム、ヨーロッパなど海外へ行くのがこの国ニッポンでは一般的らしいのだが、わたしたちは亡命夫婦ゆえ、神戸と京都を二泊三日することとした。わたしにとっては今回の旅行で初めて古都・京都へ行くので、相当に楽しみにしていた。

     ★    ★

《2013年10月28日 丁卯(ひのとう)の日 友引 濃尾地震(一八九一年、M8.0)》

 神戸で初夜を迎え、翌朝には新神戸の駅から新幹線で京都へと向かった。のぞみに乗って、あっという間だった。乗車時間は三十分にも満たなかった。

 京都駅からはタクシーに乗って宿泊先の町家(まちや)へ。途中、鴨川(かもがわ)に架かる五条大橋付近で虹を見た。虹は、夕べの雨がウソのように雲ひとつない青い空にキラキラと輝いていた。「健ちゃん、虹ってキレイだね。こんなに輝いて見えるのだろう。わたしと虹、どっちがキレイ?」。「う~ん、甲乙付け難いけど、ミキの方がやっぱキレイかな」。健ちゃんは優しい。健ちゃんと一緒になって正解だった。

宿泊先の町家は、そこから更に北へ。浄土宗(じょうどしゅう)の総本山「知恩院(ちおんいん)」や室町時代に建てられた楼閣建築の寺院「銀閣寺(ぎんかくじ)」などが近くにあり、古都の風情(ふぜい)が感じられる空間だった。

無知なわたしは健ちゃんに「町家って何?」と尋ねると、健ちゃんは「ちょっと待ちや」とダジャレを言いながら、新品の黒いリュックサックから『集英社ポケット国語辞典』(徳川宗賢編)を取り出した。

しばらくして、健ちゃんは大きく深呼吸をしてから、「辞典によると、町家とは、『町の中にある商家』とあり、商家とは『商人の家。商店』とある。だから、街中にある店のある家といった感じかな。今風で言えば、マンションの一階にコンビニがある建物って感じだろうか」と分かりやすく説明してくれた。

宿泊先の町家は、玄関から土間(どま)を抜けると、鹿威(ししおど)し、つくばいのある(こけ)むした古きニッポンの庭園が広がっていた。ふたり縁側で寄り添いしばらく佇んだ。時折鳴る鹿威しの「コーン」という響きが新鮮で心地よい。健ちゃんは「眠いよ」と言って、わたしの膝を枕にして横になった。健ちゃんは寝息を立てる。これが幸せっていうものなのね。この時、わたしはこの幸せが永遠(とわ)に続くものだと信じて疑わなかった。

◎主な登場人物

▼わたし(広田ミキ/金美姫)

ピョンヤン出身/舞踏家/ニッポンへ脱北/ドジ・のろま/父外務省高官/母小学校教師/アカブチムラソイ/タンゴ/結婚・出産/子不知自殺未遂/記憶喪失/2児の母/コンビニバイト

▼健ちゃん(広田健三/陳健三)

広田家家長/中国遼寧省出身/農家三男/無戸籍/北京大医学部卒/元外科医/発禁処分作家/ボサボサ頭/ニッポン亡命/大正浪漫文化/竜宮の使い/大阪マラソン/母親白系ロシア人

▼ナナ(広田ナナ/チュッチュッ)

広田家長女/タイ難民キャンプ出身/ビルマ人/ニッポン亡命/悪戯好き/高田馬場/交通事故/あすなろ/児童養護施設/養女/道頓堀小/ハイカラさん/福山先生/失語症/車椅子

▼ヒカル(広田ヒカル)

広田家次女/大阪生まれ/天使のハートマーク/ダウン症/ルルドの泉/奇跡/明るい/笑顔/霊媒師アザミン/プリン・イチゴ好き/亡命家族を結び付ける接着剤/天体観測/流れ星

▼平野のおっちゃん(平野哲)

外務省官僚/福岡県八女市出身/両親を幼くして亡くす/ミキ・健三ら亡命者支援/ヒマワリ・サンシャイン/ミキの父・金均一の友人/ミキ養父/西行法師/吉野奥千本に卜居/満開の桜の樹の下で銃殺

▼洋子さん(平野洋子/旧姓有栖川)

平野哲の妻/旧皇族/奥ゆかしさ/ミキ養母/ミキと健三のヨリを戻す/ゆめのまち養育館/福山恵/奈良県・吉野/夫婦で早朝にジョギング、古都奈良散策/いけばな家元/みたらし団子/韓国ドラマ

▼アザミン(水田あざみ/斎木あざみ)

霊媒師/津軽イタコの家系/弱視/青森県・鯵ヶ沢町出身/10歳の時に村八分/大阪・梓巫女町/琉球ユタ修業/ミキの善き理解者/夫は水田豊部長刑事/2男2女の母親/直接的・間接的にミキを救う

▼塙光男(朴鐘九/河合光男)

北朝鮮の孤児/スパイ/金日成総合大卒/ニヒルなイケメン/新潟県可塑村村長の養子/同県大合併市市長/ミキの初恋の相手/北朝鮮、ニッポン乗っ取り計画首謀者/ミキを誘拐/親不知不慮の事故死


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