結婚1ヶ月
「旦那様」
「なんだ」
「何故わたしに覆い被さって」
「月のものが終わっただろう」
「そうですが」
「ああ」
「何をしようと」
「閨だ」
「まあそうでしょうね。全裸でおいでですしね」
「ああ」
「ところで、蜜月期間は過ぎましたが…」
「そうだな」
「ならば何故閨を続けるのですか。愛はなく、互いに自由にしていようと」
「ああ言った」
「子も必要ないと」
「ああ言った」
「ではなぜこんなことを」
「愛はない。しかし閨は必要。だから自由に閨をしている」
「旦那様がしたいからしていると?」
「そうだ」
「わたしの意志は無視ですか?」
「無理強いはしていない」
「でも役割を果たせと命令しました」
「使える手は使う」
「そんなの無理強いと一緒です!わたしが断れるわけないではありませんか!」
「使える手が強くて助かった」
「助かった!?」
「ああ」
「なんてひどい…!そんなひどいことをしてまでわたしを手籠にしたかったのですか?!」
「ああ」
「ああって…。どうして…」
「白い結婚は離婚理由として正当と定められている。それだけは避けなければならない。だから早めに既成事実を作った」
「長文しゃべった…はいいとして、閨は離婚しないためにしていると?」
「ああ」
「閨事をしたいわけではなく」
「すべきだと確信している」
「…どうしよう。わかったようで何もわからない」
「そうか。ではまず閨を」
「いやいやいやまって!そうなるわけないでしょ!」
「そうか…」
「なんでしゅんってするの?!そこは無理強いするところじゃないの?!」
「いいのか」
「いやだめですけど!」
「駄目か…」
「諦めるの?!」
「もう使える手がない」
「ちょっと何落ち込んでるの!?と、とりあえず服着て?って服どこ!?」
「部屋にある」
「全裸で来たってこと!?廊下も!?」
「ああ」
「ああじゃないでしょ!?使用人が驚いちゃうでしょ?!」
「問題ない」
「…まさか結婚してから毎回そうやってここに来ていたってこと?」
「ああ。皆慣れたそうだ」
「来てから脱げばいいでしょう」
「少しでも早く始めたい」
「…そんなに好きなんですか?」
「好き…かはわからないがしなければ…もういいか?」
「……………わかりました」




