詩 悪役の隣に立ちたい人間
「涙をこぼす自分の弱さが許せない」
「その気持ちがあったから、好きになったものがある」
憎まれる人が好きなんです
嫌われている人が好きなんです
誰にも認められなくても
堂々と立っていられる悪役が好きなんです
私にはないものばかりだから
見つめるたびに惹かれていく
いつしかその隣に立てたらと
私は眠るたびに願い 祈るのです
この世界 だって
我を通す事が悪になるんです
誰かの言う通りにすることが善になるんです
ここでは 私らしく生きられないから
「どうか奇跡が起こるのなら」
「彼に出会う縁を神様、私に下さい」