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メンヘラ記  作者: すりーぴー
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鬱混じりの朝

親の怒鳴り声が聞こえる。

憂鬱、大嫌いな朝が来た。


今日は8月2日、小中高、キッズのみんなは夏休み。


おれもそのうちの1人。

おれは城沼 未散 (シロヌマ ミチル)


夏休みの楽しみなんか毎日昼、夜に見る夢を鑑賞することだけ

起きては夢の内容をTw○○terで呟いてはSNSをチラチラみて

毎日投稿のネット漫画をその日の分みて、また寝るのだ。


だが起こされる。


親に蹴られたりして、いわゆるDVってやつだな。

兄は生徒会長で優等生、今年の春どっかの専門学校にいったらしい。

それに比べおれは高2にもなるのに引きこもり、バイトもせず、

ド根暗童貞ブサイクだ。

兄と比べられ毎日恒例の見習え、恥ずかしくないのか。

もう面倒臭いし聞き疲れた。

殴られたり蹴られたりしても無反応だ。


「ん〜…あっつ…リモコン…」


ぼんやりとした視界の中四つん這いでクーラーのリモコンを探す。

クーラーをつけるとスマホを付け、いつもの日課をこなしていく。


「今日の夢なんだったっけなぁ…んぁぁ…」


けのびしながらまた寝転がり記憶を辿る。


「彼女ができて彼女にDVしたら親からご褒美のティラミス貰った夢…相変わらず謎の夢みるなほんと…」


ササッと書き込み、タイムラインを眺めていると

アイスの広告に引かれながら台風情報が目に入ってきた。


「ん…台風来るのか…今日中にアイスかってこよ…っあぁ…腰いたっ…」


スマホを枕元に置いておれはまた目を閉じ、リアルを後にした。



スマホの通知音が聞こえる。

目が覚めた。なんだかスッキリしていて気持ちが良い。

スマホを開き、朝行くと決めていたコンビニ、アイスを思い出した。

無言で着替え、玄関を出た。


いつものやつだ、いつものやつがきた。


あ~ぁセミって良いよなぁ、人生短くて、人間みたいに縛られない。

自由に鳴いて、自由に飛んで、

脳内が楽しいまま一週間後にふわっと死んで。


生きる目的がない、将来が見えないおれからしたらほんとそんな人生歩みたかったって感じ。

ブサイクだし頭悪いし、ガチでなんで生きてんだろーな。

親の快楽、ただの性欲から生まれたゴミってだけで、意味無いんだろーな。


そんな感じにヘラりながら行きつけのコンビニに着いた。

窓越しにいつもの店員さんとは違う新米と思われる

ポニーテールが良く似合う可愛いコンビニの店員さんが見えた。

顔面の差を思い知らされオーバーキル。もうだるい。

アイスなんて買ってる余裕ない。


そのまま向きを変え、駅に向かった。

歩きながらSNSを開く。

タイムラインを見ていると最近高校生、おれと同じ歳の女の子が、

駅から飛び降り自殺したらしい。

今のおれみたいな感じだろう、唐突のメンヘラからそのままのノリで

自殺してしまったんだろう。


「ふっ」


今からこんな感じで死ぬんだろうと思い思わず笑ってしまった。

そしてなんとなく死んだあとの行先を考えながら駅の改札を通る。


「あと2分か…」


電車を待ちながら考えた。

死んだ後何処へ行くのだろうか。

割と真面目に考え込んでしまった。


「うーん…」


電車が来た、答えが出てこなかったがそのままどうでもよくなり、

おれは飛んだ。


その時おれは口に出た。


「RPGとか…?」


言葉が出た瞬間周りの音、視界が遮断された。

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