冒頭 死に場所を求めていたら死神の食料にしてもらえることになった。
息抜きに書いたものです。
最近たまっていたものを文字に出して全てすっきりさせたかったのですが流石にこんなちっととじゃ足りない。
分かってます。
「仲介屋 ハル」ですよね?
次ラストにするんでもうしばらく待っていてください。
就職活動に失敗して絶望していた僕は……後ろから追い抜く車、前から走ってくる車の前に何とかしては入れたら全てから解放されるんじゃないかと常々思っていた。
人間にとっての絶望とはなんだろう。
僕のように失敗から受け取る負の感情?
それとも幸せ絶頂期からの転落?
失恋なんてのも簡単に言えば絶望の一種になるか……ただ、それは振られた場合、泣く泣く別れざる終えなくなった場合に限るだろうがね。
こんなめんどくさく例を挙げてみたが結局は『負の感情』こそが絶望だ。
正の感情……つまりは幸せで満たされている人間は絶望なんかしないだろう?
もし、絶望しているのならそれは仮初の正の感情に他ならない。
生きていて楽しいだろうか……騙し騙しで負の感情が膨れてくそんな気分を楽しむのか? いつ襲ってくるかもわからない最期への階段を一歩一歩確実に歩んでいるのにそれに気づかないふりをして限界まで歩いてく。
アニメーションや漫画では走って走って道無き空中を走るなんて描写はよく見られる。
それと同じだ。
気づかないふりをしていつまでも気づかず、歩いて歩いて限界まで歩いて――
ふっと気づくんだ。
自分がすでに道無き道を進んでいることに。
いつ落ちるかではない。
もう落ちていてもいいんだ。
もう落ちているんだ。
それに気づかず普通に歩いてしまっていた。
先延ばしにし続けていたことは自分で気づかないうちにとんでもなく先まで進んでしまった、歩いてしまった。
引き返すことはもうできない。
当たり前だ。
はじめっからこの道はあの世への片道切符。
天国へ行くか? 地獄へ行くか? そんなのはお天道様しかしんねえよってか。
おっと、わりいわりい。
癖で変な口調になってしまいましたね。
ですが、地獄だろうが天国だろうがこの世界から逃げるために自ら命を絶つ人だっている。
僕は大学生時代、転んでも起き上がればいいだろう。
何て簡単に言っていたが、起き上がるとはなんなのだろう。
自分という人間を極限まで否定されてしまった場合その人は猛その人には戻れないのではないだろうか。
改めて言おう。
僕は就職活動に失敗した。
インターン先で「君ならウチでもやっていける。今度面接をやろう。君ならすぐ内定だ」
と、言ってくれた会社に落ちた。
面接ではそのとき僕に声をかけてくれた人が面接官として僕の前にいた。
大学時代にしていたアルバイトのことや自分がどういう性格か、インターンで何を学んだか、この会社で何をしていきたいかとかを聞かれて無難というかなんというか自分でいうのもなんだがまぁまぁな面接をしたのではと思った。
そしたらなんだ、その面接官はこういった。
「あっ、君来たの? まぁ、いいや。名前から言って」
その時点でなんか変な感じはしたが僕は言ったよ。
そしたら案の定、最後の最後でこういわれた。
「君を雇う気はない。君の仕事ぶりをインターンのときに見ていたがあれはひどかったね。あれならバイトに任せたほうがいいくらいだ。君もあるバイトやってたっていってたけど、よくクビにされなかったね? 私なら初日でもう来なくていいよって言ってるよ。人と話すのは下手だし、私に対してもなれなれしかったし、休憩室で堂々とケータイいじったり……マナーなってないもんね? 君はどこいってもきっと雇ってもらえないよ。まぁ、なんだそれでも人生はまだまだ長いんだから自分にあって道を頑張って見つけることだね」
僕は何を言われているのかわからなかった。
これって面接だよな? 人の悪口をいう大会じゃないよな?
この人は誰に対してもこんなことをいう人なのか?
インターンのとき誰がどんな仕事をしていて自分がどのように動けばいいのかを考え、確認したりしていたのが社員の方から見るとめんどくさく、邪魔だったのか?
休憩室でラインのIDを交換したいといってくれた社員の方もこうなるようにするためにそんなことを言ったのか?
こうなると何も信じられなくなる。
自宅に帰って両親にそのことを話したら僕ではなく会社のほうを信用された。
父は次のように言った。
「甘やかしすぎたのかもしれないな。所謂圧迫面接みたいなものだろ? 独善的な考えになっているからその会社が悪いなんて思うんだ」
母は次のように言った。
「私の育て方が間違っていたから否定されたのかしら」
両親の言葉を聞き僕は次のように考えた。
僕は失敗作だった。
当たり前のように愛情をこめて育ててきてもらったと思っていたが、「独善的」「間違っていた」という評価を両親からいただいた。
これは僕にとって、「他人だけではなく、味方だと思っていた肉親にすら見捨てられたと思うに等しい評価であった」
それからしばらくは塞ぎこんだ。
恋人もいたが連絡を取らなくなった。
そして、何かをするにも意欲的にはなれず、何かをしていても頭の片隅にはどのように子の世界を旅立てるかという考えが潜んでいる。
そして、僕の意識が最も緩んだところで確実に牙を立てる。
文字通り首を取りにかかってくる。
その一つの兆候が先に述べたようないつ飛び出すかがよぎることだ。
最近、電車での人身事故が増えたように思う。
今の僕なら分かる。
【自分の奥に潜む何かに負けたのだと】
苦しくても言えない。
言ったら誰かを悲しませる。
悲しませるぐらいなら一人で消えてしまいたい。
今の僕をかろうじて支えているのは不思議なことに連絡を取らなくなった彼女である。
彼女がいるからかろうじてこの世界にとどまれる。
では、
【彼女がいなくなったら?】
まず、よかったと思ってしまうだろう。
理由は簡単だ。
ようやく逝けるからだ。
両親からの評価を聞き、今の僕は二人にとって価値のない失敗作でしかないことが分かった。
心配しているそぶりのようなものは見られるがその評価から僕はそれを信じられない。
信じて違ったときはもう立ち直れない気がする。
人のことは信じない。
信じられるのは自分だけ……そう、自分だけのはずだ。
その自分ですら全否定されれば信頼には値しなくなる。
そう、今の僕に信頼できるものなど一つたりとも存在しない。
人のことは分からない。
自分のことも分からない。
だったらどうしようもない。
そんなところに一件のラインが届いた。
彼女からだった。
「ごめん、最近あなたが何を考えているのか分からない。何を聞いても大丈夫だって言って……私には何かあったら話せっていうのにズルイよね。それで考えてみたんだけど、私たちもう別れない?」
よかった、これで逝ける。
僕はすぐに返事を返した。
「僕のほうこそごめん、でも君と付き合えて幸せだったよ。ありがとう。さようなら」
そして、ラインを消し、アドレス帳も全て消し、好きだったゲームアプリも全て消し僕はケータイを道路に捨てた。
幸い誰も見てなく、周囲には車の一台もいなかった。
この道路は60キロ制限の道路のため僕は僕のケータイだったものの末路を見ることにした。
結果は一度轢かれてそれで終了。
僕の個人情報のたくさん詰まったケータイはたった一度轢かれただけで終わった。
だったら、僕も一度で終わらせてもらえるな。
さて、どうやって逝こうか。
あぁ、遅くなったけど僕の名前をいうね。
僕の名前は涼風 夏彦。
人からは爽やかな名前だといわれるけど、名前負けするほどに爽やかではない。
かと言って鬱陶しい人間でもない。
要は普通だよ。
君らは違うのかい?
まぁいいや。
いろいろ調べたがまず洗剤は駄目だ。
腹を壊す。
汚い死に方は嫌だ。
同じ理由で轢かれるのも嫌だ。
人身事故なんて死んだ後、家族に迷惑かかるしな。
まぁ、信じられない肉親だろ? と言われるかもしれないが、それでも僕のことを育ててくれた人たちだ。
それは変えようのない事実だ。
だったら一番いい死に方は何だろう。
ここが優柔不断なところだ。
死ぬと決めたらぱっと死にたい。
だが、実際には場所であったり予算であったり体調であったり痛くないのがよかったり……まぁ、贅沢ではあるよな。
生きるという道からドロップアウトしようとしているんだからそれぐらいの覚悟を持つ必要があるのに僕はそれを持たずに死のうとしている。
通り魔とか絶対嫌だね。
痛いし……。
安楽死がいいけどあれって苦しむのかなぁ。
「だったら、俺様の食料になれ」
「食われるっていうのも痛いだろうし……ん?」
僕は今何と会話した?
今までのは恥ずかしながら独り言だ。
だが、今のは間違いなく違った。
「聞えていないのか? 俺様は腹が減っている。死にたいなら殺してやるか【貴様の寿命を食わせろ】」
僕は死ぬと決めたその日に出会った。
お腹を鳴らしながら不適に笑う【死神に】。
一つ言っておかなければいけないことがある。
これは僕が死ぬための話ではない。
僕が立派な死神(人)として成長しなくてはいけない話である。
さて、設定考えなくっちゃですね(・∀・;)
三十分で行き当たりばったりでかくと誤字脱字とかひどい笑
それどころか何言ってんだこいつ感すごいっすよね笑
まぁ、気が向いたら更新とかするので気長にお待ちください。
てか、ボクはラブコメ書く予定だったのに何で自殺希望の夏彦君のお話かいてるんだ?笑
さて、みなさま、またお会いできたらお会いしましょう。