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みっちとさっちゃん  作者: 苺鈴(腐)
39/103

さっちゃんと塩野先生

 放課後の資料室。

「星空。それが終わったら、次は2組のを頼む。」

「はい…。」

 僕、星空サイサリスは、塩野先生の授業で使う資料作りをさせられていた…。

 どうして、こんなことになったかというと…。

「まさか、星空の魔球を食らうことになるとはな…。」

 今日の体育の野球で、僕が打ったボールが、たまたま外にいた塩野先生のおでこを直撃してしまったんだ!

「…本当にすみませんでした!」

 塩野先生のおでこには大きな湿布が…。

「お前、本当にわざとじゃないんだよな?」

「わざとじゃないですよ!…でも、当たったのが先生で、正直スカッとしました。」

「思ってても言うなよ、この正直者め…。まあ、とにかく資料が全てできるまで部活には行かせないからな!」

「先生、これ全クラス分あるじゃないですか!?」

 テーブルの上には、プリントの高い山ができていた…。

 全クラス人数分をホチキスで留めるとか…!

「そんなの、俺の知ったことじゃないからな。」

 塩野先生の鬼ー!悪魔ー!変態ー!!

 

 仕方なく、プリントをひたすらホチキスで留める僕…。

 僕の向かい側の席に座る先生は…。

「先生、なんで僕の事じっと見てるんですか?…キモいから、やめてください!」

「星空。今、身長いくつだ?」

「183cmですけど…。」

「お前、入学したての頃は170なかっただろ。大きくなったな…。」

「そうですね…。」

「お前、女の子より可愛い顔してたのに…すっかり、男らしくなったな。」

「先生、気が散るので黙っててもらえますか?」

「嫌だ。藤田とは最近、どうなんだ?」

「先生には関係ないです。」

「もう、やったのか?」

「な、ななな何をですか…!?」

 顔が真っ赤になる僕…!

 生徒になんてこと聞いてんだよ…!!

「ああ、まだなんだな…。」

「違います!もう、みっちと一緒に同じベットで一夜を過ごしました!」

 嘘は、言ってないよ!

「じゃあ、まだ童●の星空に良いものをやろう。」

「だから、僕はもう童●じゃないです!」

「無理すんなって…。ほら、手を出してみろ。」

「あなたから貰うものなんてありません…!」

「貰っとけよ。これからのお前たち二人に絶対、必要になるものだから。」

「僕とみっちに…?」

「そうだ。」

 僕は、恐る恐る手を出す…。

 塩野先生が、僕にあるものを手渡す…。

 それは、半透明の白い四角い袋に丸い何かが入った…これって、まさか!?

「塩野先生!…生徒に、なんちゅうもんわたしてくれたんや!!」

 衝撃が大きすぎて変な話し方になっちゃったよ…。

「それは、俺も愛用していてな。どんなナニでも、伸縮自在でございだ!」

 この変態教師…!!

「いりません!お返しします!!」

 僕は、塩野先生に突き返す。

「遠慮するなよ。」

 塩野先生の手が、それを僕の手に握らせようとする…!

「先生、本当にいりません!それに、僕の手に触らないでください…!!」

「星空、綺麗な手してるな。すべすべだし…。」

 僕にそれを握らせようとしながら、僕の手を撫でまわしてる…!

「僕にセクハラしないでください…!」

「星空、素直に受け取れって!」

「いりません!!」


 その時、資料室の扉が開いた…!

「失礼します。あれ?さっちゃんと塩野先生。どうして、ここに?」

 入って来たのは、洸…!

「洸の方こそ!どうして、ここへ?」

「俺は、図書委員の仕事で図書室に紛れ込んでた資料室の本を返しに来たんだよ。てか、塩野先生!なんで、さっちゃんの手を握ってるんですか!?」

「星空の手、綺麗だから。」

「はあ?先生、何言ってるんですか…?」

「先生、離してください…!」

 塩野先生が僕の手を離す…。ああ、早く手を洗いたい…!

「星空。今日はもう帰っていいぞ。」

「先生。これは、お返しいます!」

「返すなよ…。いらないなら、捨ててくれ。」

「なんだかよくわからないけど…。さっちゃん、俺もこれで図書委員の仕事終わるから、部活一緒に行こう!」

「うん。」

「二人とも、部活頑張れよ。」

「はい。さよなら、塩野先生。」

「さよなら、塩野先生。今日はボールをぶつけてしまってすみませんでした…!」

「もう、気にするな。星空、藤田とやる時は、ちゃんとそれ使えよ。」

 ごみ箱見つけたら速攻でこれ、捨てよう!


「さっちゃん。塩野先生から何もらったの?」

「なんでもないよ…!早く、部活行こう!」

「そう?ああ、さっちゃん、今週のジ●ンプもう読んだ?ル●ィの新技、超かっこいいよね!ほら、あのゴムゴムのぉー」 

「洸!…ゴムなんて言わないでよ!!」

 洸が某漫画のキャラの技名を言おうとするのを僕が遮る…!

「ええ!?…どうしたのさっちゃん?ワ●ピース嫌いだったっけ?」

「違うよ…!なんで、今、ゴムなんて言うかな…!」

「さっちゃん。ゴムがどうかしたの?」

「だから、ゴムって言わないで…!」

 

 

 結局、家まで持って帰ってきてしまった…。

 

 夕食の後、みっちが僕の部屋にやってきて東京ミ●ウミュウの漫画を読んでいる。

「さっちゃん。東京ミ●ウミュウ、漫画の作画も…。」

「作画については、何も言わないで!…僕は、この先生の絵、結構好きだよ。」

「そうなの…?」

「ねえ、みっちは、どの子が一番好き?」

「…強いて言えば、ざ●ろさんかな?」

「洸と同じだね。僕は、断然い●ごちゃんだよ!」

「さっちゃん、ネコ耳好きなの?」

「うん。い●ごちゃんでネコ耳萌えに目覚めたんだ!」

「さっちゃんの初恋は、王子様だけど…。女の子は、好きになったことないの?」

「僕の初恋の女の子は、怪盗セ●ント・テールの芽●ちゃんだよ!」

「それ、2次元の女の子じゃん!!」

「みっち。だって、3次元の女の子より、2次元の女の子のほうが可愛いよ!!」

「さっちゃん…。(駄目だこいつ…早くなんとかしないと…。)」

「でも、僕が一番好きなのは、みっちだからね!」




苺鈴です。

このお話の続きがエクストリーム反省会の最終話の後半になります。

塩野先生がさっちゃんにあげたものが何かわかりましたか(笑)?

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