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みっちとさっちゃん  作者: 苺鈴(腐)
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みっちVS羅院先輩

 レジャーシートの上に座ってお弁当を食べる俺たち。

「そういえば、さっちゃん。制服どうしたの?」

 昨日、羅院先輩の親衛隊に持って行かれたんじゃ…?

「今日は、ジャージ着てきたんだけど、教室の僕の机の上に僕の制服が置いてあったんだ!」

「返してもらえて良かったね!…どこか破られたりとかしてない?」

「ううん。平気だよ。それどころか、クリーニングに出したみたいに綺麗になってるんだ…。」

「本当にあの人たち、何考えてるんだろうね!…やっぱり、一度俺がアイツらを…!」

 洸の瞳がギラつき始める…!

「おいおい、洸。もう、さっちゃんを怖がらせないんだろ?昔のお前には戻らないって約束したんだろ!」

「そうだった…!じゃあ、さっちゃん、先生に相談してみる?昨日のは、いくらなんでもやり過ぎだよ!」

「…いいよ。制服も無事に戻ってきたし。羅院先輩とは別れたから、もう少し時間が経てばあの人たちも落ち着くと思うよ…。」


「…誰が、別れたって?」

  俺たちの後ろに現れたのは…ジーク!カイザー・ラ●ンハルト!!ではなくて…。

『羅院先輩!?』思わず立ち上がり、叫ぶ俺たち。

「サイサリス、昨日は俺に会えなくて、さみしかっただろう…?」

 先輩がさっちゃんに近づこうとするのを洸と俺が制止する!

「昨日、先輩の親衛隊のせいで、さっちゃん酷い目にあったんですよ!!」

「…どのツラ下げてきたんですか?」

「帰ってください!…あなたと僕はもう何でもないんですから!」

「そのことなら、すまなかったな…許してくれ。…あいつらには、二度とあんなことをしないようにきつく言っておいたから安心してくれ!…それに、サイサリスの制服は俺が丁寧に手洗いして、アイロンがけまでしたからな!」

「…キモい。今すぐ、脱ぎ捨てたい…!」

「羅院先輩!さっちゃんは、俺と付き合ってるんです。もう、あんたとさっちゃんは、関係ないんですよ!…ねえ、さっちゃん?」

 俺は、さっちゃんを抱き寄せる。さっちゃんがびっくりして、可愛い目を丸くする。そして、さっちゃんの頬がみるみるバラ色に紅潮していく…!

「みっち…やっと、僕の思いを受け入れてくれたんだね…!」

「(さっちゃんに耳打ちする)違うよ!羅院先輩を追い払うために、恋人のフリするだけだよ…!俺とさっちゃんは、ただの友達だからね…!!」

「貴様…!!俺のサイサリスから、離れろ!!」

「だから、俺とさっちゃんは、恋人同士なんですよ!…もう、●●●●もしちゃったし、●●●●で●●●なことまでしちゃって、それから●●●●●までして、●●●●で●●●●な●●●しちゃったりした仲なんですよ!!」

 ※伏字には、卑猥な用語を入れてお楽しみください。

「ななな、なんと破廉恥なっ…!!」

 ドン引きする羅院先輩…。思い知ったか!!…もちろん全部、嘘だからな!!

「みっちが、そんな…変態なプレイが好きだったなんて…!!」

 洸が、俺を変質者を見るような目で見てくる…!だから、全部、嘘だからな!!

「…みっち。僕、みっちになら…何されてもいいよ。」

 さっちゃん…。だから、恋人のフリしてるだけだってば…!!

「先輩!これで、わかったでしょう?俺とさっちゃんの関係にあんたが入る隙はありませんから!!」

「…藤田みちる。サイサリスをかけて…俺と闘え!!」

「はあ…!?」

「俺のサイサリスをこんな変態のものにさせてたまるか!!…サイサリス、実は俺は来月からアメリカに留学することになったんだ。だから、俺がこの変態に勝ったら…俺と一緒にアメリカに来てくれ!!」

「えええー!?てか、誰が変態だって…?」

「…じゃあ、みっちが勝ったら、もう二度と僕の前に現れないでください!」

「いいだろう!…藤田みちる、お前に月影ファイトを申し込む!!」

「…月影ファイトって何ですか!?」


「わしが説明しよう!」

 俺たちの目の前に突然、中国武術の道着を着たおさげ頭のジジイが現れた!…マスターア●アか…!?

「わしは、この月影高校の校長だ!!この高校は、生徒同士で揉め事が起こった時、この月影ファイトで決着をつけるのじゃ!」

「それで、その月影ファイトって言うのは具体的に何をするんですか?ガ●ダムファイトみたいに拳で語り合うんですか?」

「いや、暴力はいかん!この月影ファイトで使用できる技は、グーとチョキとパーだけじゃ!」

「それって、ただのジャンケンじゃないですか!!」

「そうじゃ!!」

 じゃあ、初めから、ジャンケンって言えよ!!何、かっこつけて月影ファイトとか言ってんの?

「勝負は、あいこ以外、原則一回のみ!」

「ジャンケンで、さっちゃんの行く末を決めちゃっていいの…?」

「みっち…。僕は、みっちが勝つって信じてるから!」

「さあ、藤田みちる。俺と闘え!!」

「…わかりました!それじゃあ、俺が勝ったら本当に、二度とさっちゃんの前に現れないでくださいね!」

「ああ、男に二言はない!!…そして、俺が勝ったら、サイサリスを頂いていく!!」

「わしが、この勝負に立ち会おう!!それでは、両者ともに準備はいいか?」

『はい!』

「それでは、月影ファイト!!」

「レディー!!」

「ゴー!!」

 

 




 






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