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学園革命  作者: 夜神凉
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第一章 会議

級長になってから数日が過ぎた


「・・・めんどくせぇ」


涼介が級長に与えられた仕事をこなしながらそう呟く


「・・・あんたがやりたいって言ったんでしょうが」


美奈に頭を叩かれる


「いや・・・やったこと無かったからさぁ」


涼介がぼやく


「まったく昔からあんたは後先考えずに行動するわね」


はぁ。とため息をつきながら美奈が言う


「・・・二年になったらもう級長やめるわ。よ〜し終わったぁぁぁ」


涼介は席を立ちあくびをついた


「まったく、だらしないわね。ほら職員室行くわよ」


「へいへい。あーだりぃ」涼介は悪態をつきながらついて行く



――――――――――八神家――――――――――


「さて諸君今日集まってもらったのは他でもない」


涼介の家にいつもの二人が集められていた


「んだよ涼介、金なら貸さんぞ」


「つーか俺達客だぞ?さっさとお茶菓子用意しやがれコラ」


二人から野次が飛ぶ


「ええいうるさい。黙って聞け愚民共が」


涼介は続ける


「やっぱ生徒会・・・つーかこの学園を仕切るには生徒からの絶大な信用がいる。そういくら喧嘩が強くてもダメだってことだ、力だけじゃ何も解決に至らないのだ」


「で?何が言いたい」


恭介が突っ込む


「まぁ生徒からの信頼を得るにはやっぱ生徒個人個人の問題を解決していくことだ」


涼介は熱弁する


「で?具体的には」


隼人が菓子をボリボリ食いながら聞いてきた


「うむ。だからこそ今日貴様らに集まってもらった」


「はぁ?」


「まったく意味がわからんぞ涼介」


「察するに現在うちのクラスは何も問題の起こらず平凡なクラスだ」


「・・・まだ入学してちょっとしか経ってないだろ?だから皆はまだ緊張してるんだよ。だから皆がクラスに慣れてきたところで初めて問題が出てくる。とりあえずその時まで待つことだな涼介」


「いやいやいや、俺達票集めしなきゃならないんだぜ?そんな時期まで待ってちゃ生徒総会が始まっちまう。それまでに何件か問題解決しなきゃならんのだ」


「まったく無茶なことを言うなよ涼介」


「問題がない、それが問題だ!!!・・・俺今いいこと言ったよな?諸君ノートに書き留めておけテストに出るぞ」


「言ってろボケ」


そうやって涼介と恭介が馬鹿な言い合いをしていると


「なぁそう言えば噂で聞いたんだが、うちのクラスに田中っていたろ?あいつ青海高校の不良グループのバイク誤って倒したのがきっかけで、いじめやカツアゲやらの被害にあっているらしいぞ?」


隼人が急に切り出した


「・・・それだ。それだよ隼人そういう問題こそ俺が待ち望んでいたものだんだよ」


涼介がパッと顔を輝かせる


「確かに解決すりゃかなり信頼は集まるが具体的に何すりゃいいんだ?」


恭介が聞いて来る


「まぁそいつについては本人に直接聞いてみるのが一番だろ?」


隼人が言った


「・・・さぁて面白くなってきやがった」


今日の会議はこれで終了しみんな解散した




続く








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