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第四十六話 山の民と森の民-2

 今回はエルフとの接触となります。

 種族の特徴や性格などは作者の勝手な偏見になるので気を付けてください

 転移した後真っ先に感じたこと


「うわ、空気うめぇ」


 都会に住んでるとわからなくなるが時々こうやって田舎というか自然豊かなところに来るとよくわかる。

 都会の空気汚れすぎ、と。


 はぁ、なんだかこのまま日向ぼっこしてごろごろここに寝っ転がっていたい気分だ。

 だが仕事をしないとな、自分を奮い立たせる。

 日向ぼっこは仕事の後だ。




 まずどっちから話を聞きに行こうかな?

 なるべく温厚な方から先に行きたいな、過激な奴と先に話すと発信機、もしくは爆弾とかを持たされる可能性がある。


 ならばエルフが先のほうが安心か?エルフならそんなもの作る技術も材料もないだろうしな、ドワーフは作れそうで怖いが。



「ならまず森だな、深そうだが適当にぶらついてればあっちから声をかけてくれんだろ」


 決まったのなら即行動だな。

 最悪向こうが喧嘩売ってきたとしても森ごと全焼させてついでに山を破壊しておけば種族間の喧嘩はなくなるからな。

 力ぞくすぎてやりたくはないが。

 もっとスマートに行こうかスマートに。



 そんな感じで俺は森へと歩き出す。






 ==深そうな森==


「ほんっっっとうに深い森だなぁ!どっちから来たのかすらわからなくなっちまったよ!」


 はい!迷いましたーー!

 周りは木だけで目印になるようなものは何にもないから帰ることもできないし。


 どうしようまじだようえ!?てか木以外なんもないしこんな中でエルフ探そうなんて無謀にもほどがあるだろう!




 ………ひとまず落ち着いて状況を整理しよう。


 現在:エルフ見つからない→理由:木が多くて周りがよく見えないから→結論:木全部消せばよくね? 解決策発見!


「よし燃やそうそうしよう。エルフが見つからないというのなら炙り出そう」



 すると突然俺のこめかみ目がけて矢が飛んできた。

 人間じゃあ反応できない速度で飛んできたが、俺にとっては反応が十分すぎるほど可能な速度だったため避けるのではなくて矢を掴む。



「なかなかの速度だな。だが俺を殺るにはまだ遅すぎるぞ?」


 どこへ向けたものでもなかったが俺の声に反応したものがいた、エルフどもだ。

 木の上から綺麗な顔立ちをした女性が俺から一番近くに、そいつが俺に姿を見せるとそう遠くないところに何人か一斉に地面に降りてきた。

 そして俺から一番近いところにいる女性が話しかけてくる



「噂に違わぬ実力をお持ちのようですね、“焔の魔王”殿」

「こっちの素性はバレバレなのな、俺は自分の噂とか流したり派手なことをした覚えはないんだがな」

「プライドの高い吸血鬼を配下に加えた挙句に顎で使ってるなんて並のことじゃあありませんよ」


 噂ってのは本当に伝わるのが早いねぇ、ちょっと前の出来事なのにもうこんなところまで。


「顎では使ってねぇよ。配下に加えたときに自由行動の時間は全体的には多いし、実はやめさせたかった吸血も許可している、制限は掛けているがな。そしてなによりも俺があいつらに世界を見て回って状況を報告させているのは意味があるんだよ」



 もちろん二つの意味で、だ。一つは言葉通りの意味、もう一つは俺が描いている未来にはそれが必要だからだ。



「それでは私たちが出てきた理由の方をお話ししますか」

「その前にこっちが来た理由とかは話したほうがいいか?」

「そちらは大体の察しはついています。私たちの種族間の喧嘩を仲介しに来たのでしょう?」



 なんで魔族には俺の行動が筒抜けなんだ?

 魔王の効果の一つに魔族には行動がすべて知られるとかないよな?な!?

 正直すっごい怖いんだが、ちょっと一時的狂気にでも陥りそうな勢いなんだが。



「正直あのまま姿を見せなくてもよかったんですがね、あなたがこちら側についてくれれば心強いものですから」

「話は聞くよ、話はな。お前らから話を聞いたら今度は向こうにも俺は話を聞きに行くがな」



 すると全員一斉に俺に向けて弓を向けてくる。

 うん、まあ想像通り。



「あのような四六時中酒飲んで寝ているような奴らに物を訊いたってなにもわかることはありませんよ、私たちが言うことはすべて真実なので心配はいらないですよ?」

「やれやれ、しかしすべての事柄は一方向からはすべては見ることはできないんだ。前から見たら四角の物体が上から見たら丸なんてよくあることだ」


 偏見による決めつけだめ、絶対。


「少なくてもあいつらよりは私たちのほうが物事を多面的にとらえられています」

「だがドワーフがお前たちが見てない方向から物事を見ているかもしれないぞ?」

「ありえません、あんな酔いどれどもが私たちができないことができるはずもありません」


 断定したな、この時点で偏った視点からしか物事を見ていないことに気付いてほしい。

 魔族なんてこんなものか?諦めは肝心だな。


「……まあとりあえずエルフ側の視点でいいから喧嘩の発端となった出来事と現時点の状況を教えてくれないか?そうしなきゃ仲介も裁きもしようがないからな」

「仲介?何を言ってるんだ貴様は。正しいのは我々なのだ、裁きを受けるは向こうの野蛮族だ」


 酔いどれの次は野蛮族ですか、ひどい言われようだな。

 じゃなくてだ。


 いままで話していた族長的な存在であろう女性の一番近くにいた男性が喚く。

 人の話に割り込んでくるとはいい度胸だ、死ぬ覚悟はできているんだろうな?

 俺は話に割り込まれることが大っ嫌いなんだ。


「俺はお前なんぞとは話していない。こっちの女性と話しているんだ」



 俺の言葉は俺の想像以上に男性の怒りをかったようで男性の顔がみるみる赤くなっていく。



「なにを貴様!貴様は自分の置かれている状況が分からないほど愚かというわけではあるまい、口には気を付けろ!」

「口に気を付けるのはそっちだ。俺にはお前ら全員を殺してドワーフの方に恩を売ってやるという選択肢もあるということをその拙い脳みそに入れておけ」


 男性は余計に顔を赤くしやがった。

 なんか前にもこんなのいたような気がするな、誰だっけ?思い出せねぇ。


「姫様!今すぐこの身の程知らずの射殺許可をお願いします」

「なんだ、やるのか?せめて一分ぐらいはもってくれよ?じゃないと運動にすらならないからな」

「ダメです!この人を怒らせてはいけません」

「おや?ストップか?まあ懸命な判断だな」

「なぜですか!身の程知らずには弁えというものを教えてやらねばなりません!」



 男性は引く気はないようだな、マジで瞬殺してこの種族を恐怖で支配してやろうかな?



「どうしても駄目です。あなたでは、いえ私たちがここで一斉に襲い掛かったとしてもこの人のには勝てませんよ」

「そこまでの相手には見えませんが」

「冷静だな。さすが一族を率いるもの、相手を見るのは得意なんだな。そこの愚者も見習うといいぞ」

「誰が――!!!」


 俺は男が口を開き切る前に男の前に移動。

 そして手で口の部分を掴んだ。


「何をするのですか!」

「何って、制裁だけど」

「――――!」


 男性がまだ文句を言いたそうだったのでちょっと接近して手で口をふさいだだけですよ?

 なんにも危ないことしてませんよ?

 この思想はちょっと危ないかもしれないが。


「放してあげてください!」

「へーへー。ちょっと俺との実力差を教えてあげただけだよ、そこまで叫ばないでもいいだろうに」

「ぷは!はぁ、はぁ」

「とりあえずお前じゃあ俺には勝てないことが分かっただろう?わかったのなら黙れ」


 手を放してやる。

 すると男性は地面に膝をついて咳き込みはじめた、実はこっそり煙を出して吸わせてたのは内緒な。

 煙は無害なのを出したから安心しろ。


「じゃあ話を訊かせてもらえるか?なるべく手っ取り早くお願いな」

「……わかりました、お話しいたしましょう」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 少し前は多少仲は悪かったのですが今のように喧嘩をするほどではありませんでした。

 仲が悪いといっても多少嫌味を言い合うぐらいですし交流もありました。

 子供なんかは共に遊んでいたぐらいです。


 私は今ではみんなをまとめていますが喧嘩という名前の戦争が始まる前は普通に族長の娘としてみんなの中に混ざっていました。

 当然母親が族長としてみんなをまとめていました。

 父ではなくて母なのですよ?父はちょっとみんなをまとめられるような器ではなかったのでしたのでね。


 母は決断力がありみんなを必ずいい方向へと導いてくれる人でした。

 父は男とは思えないほどなよなよしていましたがとても優しい人でした。

 そんな話はどうでもいいですね、それではどうして種族間での戦争が始まったのかの説明をします。


 そうですね、ある日を境に突然ドワーフの皆さんが姿を見せなくなったのですよ。

 子供も遊びにきませんでしたしなぜかこちらの子供たちも遊びに行こうとしてなかったのです。

 そのような日が何日間か続きました。


 そしてある日森が騒がしいと思って騒がしいほうに見に行ってみるとドワーフのやつらが森に火を放っていたのです。

 炎は尋常じゃないほどの速さでまわって非難が困難になり始めましたころになり、避難した人たちのなかから何人か子供がいないということが告げられ父が探しに行きました。

 そのうちに母は誰がいないのか確認していました。


 火の勢いの割には森はあまり燃えていなかったのが印象深かったので覚えています。

 結局父は焼け死んでしまい、行方不明だった子供たちの何人かの死体も一緒に見つかりました。

 それから母はドワーフたちに森を燃やした理由を問い詰めに行き、首だけが帰ってきたのです。


 それが戦争の引き金となったのです。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 

 というわけで喧嘩の原因が判明しました。


Twitter始めました。現在の進み具合、あとどのぐらいで投稿できそうかを呟いていきたいと思います。もしも質問等あったらこちらのほうでよろしくお願いします。 https://twitter.com/nisemonokairai#

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