第二十五話 騒がしい休日-1
受験が終了しましたので久しぶりの投稿です。長い間を開けてしまい本当に申し訳ありませんでした。
会議?が終了した後恵に呼び出された。
「最近ご主人気張りすぎじゃないですか?休憩も挟まないと大変なことになっちゃいますよ?」
恵の口調がすごく気になる、以前もこんな口調じゃなかったしなぁ・・・深く考えるのはやめとくか。
「気張り過ぎって、この小説のタイトルからしてしょうがないだろう。それに今抱えている問題は“あいつ”の監視と、人間の魔物化の強制終了させるためのプランを考えることと、闘技場の建設場所と設計と、ニュクスの目的が何かを考えることだけだ。そこまで多くもないだろう」
「十分多いですよ!たまには気を休めないとだめなんですから。そうだ!今日はみんなで遊びに行きましょう!ね?そうしましょうか、それじゃあニュクスちゃんたち呼んできますね?あっアルマちゃんも呼んできます。私が戻ってくるまでにはご主人も準備しといてくださいね」
「ちょ、待てって」
「待ちません。それでは!」
行ってしまった。恵ってこんなにアクティブなやつだったけ?こんな感じになったのは友達がたくさんできたからだろうか?しょうがないのでダンジョンの中の自分の部屋に行って待つことにする。
「ご主人、なんで準備してないんですか?」
みんなを呼び終わって恵が部屋にやってきた。アルマに連絡入れたにしては早いな、アルマは基本的に町をぶらぶらしてるから捕まりづらいのだが・・・。え?なぜテレビであれだけ派手にやったのに町を歩けるのだって?魔力の調子を変えて似てる人状態にしたからだ。有名人のそっくりさんがいるだろ?あれは見た目が似てるが感覚的に違うとわかる、それと同じ状態だ。
「いや、俺が外に出る場合外に待機させているミミックスライムに意識を乗り移すのだし特にこの体で準備することは・・・。」
「駄目です!自分自身の体で外の空気を吸うから意味があるんです!」
そういうものなのか?俺は人の時から息抜きをあまりしないほうだったからよくわからない。さらに息抜きは寝たり外食したりするだけだったから息抜きという実感もなかったしなぁ。外食は当然一人だし。
「でも俺が外に出たら狙われる可能性も――」
「その時はその時です!警察とかならば嘘でごまかせますし、妨害してくるものがいるならば私とフィーさんで撃退します!」
…ニュクスとアルマを排除したのは騒ぎにならないようにするための配慮か?はたまた見た目が子供だからか、どっちだろうな。
「ふぅ、負けたよ。服を着替えてくる、息抜きはどこに行くんだ?」
「それは歩きながら決めるものです」
俺は部屋に戻り人のころよく着ていた服装に着替える。ちなみに今まで着ていたのは学校の制服だ。そして皆が待つ管理人室に行く。
管理人室は大広間、リビング状態と化している。まあ俺が個別の部屋を管理人室にすべて隣接させて作ったからなんだがな。
「おお・・・、ご主人の普段着姿は初めて見ました。普通ですね、予想外です。」
恵の中では俺はひどい恰好を普段着では着ていたらしい。
「わらわも焔の普段着とやらを見るのは初めてじゃ、意外とまともな雰囲気じゃのう。」
ニュクスまで・・・・。
「マスターならきっと何を着てもかっこいいはずです!」
「マスター、なぜいつもと違う服装なのですか?マスターの普段着と言えばあの制服と言うものではないのですか?」
フィーがしれっとハードルを上げてくるような発言をする。やめてくれ・・俺は正直ファッションとかはどうでもいいと思っている人種なんだから。アルマは・・・恵が普段着について説明してるからほっといてもよさそうだな。
「じゃあとりあえず外に行くか。」
俺はこの四人(内二匹と一柱?)と一緒に外の俺の部屋に転移する。
「うわー、ここがご主人の部屋ですか。……散らかってますね。」
「きちんとどこにものがあるか覚えているから問題はない。こらそこ!ミミックスライムで遊ぶな!」
恵の問いに答えて横を見ると俺の姿をしたミミックスライムで遊ぶアルマの姿があった。
「マスター、起きてください。一緒に遊びに行くのではないのですか?」
……なにこれかわいい。あっこっちの俺に気付いた、頬を赤く染めてかわいいなもう!アルマは魔物とはいえかなり人間に近い思考回路だからこういうミスをすることもある。
「とりあえず外に行こうではないか、何やら腐臭がするのでな。」
軽く二週間はほったらかしだもんな、そりゃ食べ物も腐るわ。
「そうだな、外に出るか。俺の財布もあったし。」
俺の財布の中には現金で十万入っている、電子マネーが嫌いな俺としてはこれぐらい入っているのが普通だ。使うものがないから勝手に貯まるだけなんだけどな!
「それじゃあどうする?結局行く場所は決まったのか?」
もっともこいつらが一緒じゃどこに行ったって息抜きにはならないだろうがな。
「それについては考えてあります。やっぱりこういう状況の時は遊園地でしょう!」
「「「遊園地?」」」「なんですかそれは?」
アルマだけが首を傾げている。恵が説明するとすぐさま行きましょう、遊園地と見た目通りの反応をした、かわいい。あ、俺はロリコンじゃないぞ、断じてロリコンじゃない。
「確かに一か月前にこの辺に遊園地ができたとは聞いたが・・・そこに行くのか?」
「ふむ、確かにテレビでもやっとったのぉ。」
ニュクスは管理人室に設置しているテレビをよく見ている。特にサスペンス物をよく見ているようだった、魔神のくせに人が起こした
事件ではらはらしたりすんなよ!
「山の上からも見えていましたよ?でっかい車輪が。」
フィーが言っているのは観覧車の事だろうな。とりあえずみんなのり気みたいだ、俺以外。
「遊園地か・・・十万で足りるかな?」
「十分すぎます!それにお金の心配はしなくていいですよ、ご主人。」
?、恵は何を言って―。
「着けばわかります。それじゃあ行きましょうか!」
--遊園地入口--
……想像以上にデカい。ちょっとした夢の国ぐらいはあるんじゃないのか?
「それでさっき言っていた金の心配はいらないってどういう意味――。」
「あっ私です、今入口につきました。…はい、じゃあよろしくお願いします。」
恵は誰かと電話で話していたみたいだ。誰とだろうな、俺には見当もつかない。
「恵、誰と電話して――」
「恵お嬢様、お迎えに上がりました。」
いきなり目の前に一人の従業員・・・執事のような服装のやつが表れた。フィーが後ろで何時の間に!とか言っているのが聞こえた。
「そちらの少女二名、女性一名が恵お嬢様のご学友でございますね?」
「いいえ、こちらの男性もです。今わざとやったでしょう。」
この執事もどきの目の色が変わる。どうやら恵はいいとこののお嬢様で、俺はそれに近づく悪い虫とされているみたいだな。
「お嬢様、この男は高梨家の財産狙いのゴミ虫ですよ?どうしてかばうのです?」
魔王だからと分かってはいたが酷い言われようだな。
「そんなことはありません。私がいいとこのお嬢様だっていうのは今日この場に来て初めてこの人に教えたことですから。」
「わかりませんよ。最近は情報屋の質もいいのですからちょっと金を出せばそんなことすぐに知ることができるのです。」
「そうやって恵が攫われたときも位置を特定したのか?」
俺が口をはさむ。アルマに恵を取り戻させた後あの場所に車が三台ほど来ているのを確認していたからだ。
「黙れこのゴミ虫が!!!お嬢様に取り付く悪霊のくせして偉そうな口を叩くな!!!」
カチーン。さすがにこれには俺もキレる。
「恵、こいつ殺してもいいか?」
「ここでは人目がありますので‥‥‥」
「貴様のようなものでは私を殺すなど不可能だ」
「じゃあ試してみろよ。可能性ってのはどんな事にも少なくても必ずあるんだ。」
「お前など試す価値もない・・・と言いたいところだがいいだろう、試してやる。こっちに来てもらおうか。恵お嬢様たちは先にお遊びになっていて下さい。」
「そうだな、すぐに終わらせて来るから先に行け。俺がいない間のニュクスたちの世話を頼んだぞ。」
後ろの方で恵がご主人がそう言うのなら大丈夫ですね。みなさん、先に行ってましょう。と言っているのを聞きながら俺は従業員控えと書かれた扉をくぐった。
3/6 タイトルに変な空白が入っていたのを修正




