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とりあえずアバンから始めてみよう 壹乃参
立ち去りなさい
「さあ。立ち去りなさい」
「え? ちょっちょっちょ、ちょっとまってよ? これだけぶちまけといて、なに言ってるの? ひろって番号順に揃えて渡してくるんだよね? わたしのお気に入りのお手提げに入れてくれるんだよね? 渡したの返してくれるんだよね?」
「さあ。立ち去りなさい」
「バッカじゃないの? 立ち去れる分け無いじゃんか?」
「もう」
タッタッタッタッタッと王座から降りて王道ちゃんが邪道ちゃんの元にやって来て耳元で小声で囁きました。
「もう、わたしの出番これで終わりなんだから、最後くらいカッコつけさせてよね。お願いだからね」
「嫌だけど」
プイッ。
「頑固もの!」
と言い終わると、タッタッタッタッタッと王座へと戻ってゆきました。
そしてあらためて言いはなたちました。
「んんん……あらためて言います。さあ、立ち去りなさい」と。




