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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

雪の華

作者: 佑香

コピペしたけどミスあるかも

私、雪奈には愛してやまない人がいる。それは昔からの幼馴染で親友の、莉音という"女の子"。

謎だ、不思議だ。保育園に通ってた頃は『私も将来かっこいい男の人を見つけて結婚するのかなぁ…』と思っていたのに、知らないうちに男ではなく女を好きになってしまっていた。

どこが好きなのかは分からないのに、とにかく好きだ。

もう高校生、恋愛対象が同性でもいい、恋愛の1つくらいしてみたいという考え。

ただ、自分の想いを伝えるのは相手との関係を変えてしまう可能性があるのを私は知っていた。

今の関係が壊れてしまうのを恐れて、その好きという想いをずっと伝えられずにいた。

私のこんなにも歪んでいる感情を莉音に伝えれば、絶対に嫌われてしまうと思っていた。

そんなことを考える度、心が重く痛む。

言えば楽になれるかなと考えても、言う勇気がない。

でも、"好き"という気持ちは伝えてこそ本当の"好き"になるんだと思った。

しかし私は持てない勇気に拒まれ続けていた。

でもある日、勇気は私の前から消え去った。

学校の下校中、夕陽に照らされ黄昏に染められた川沿いの道を、いつものように当たり前のように歩いて帰っていた。

すると不意に莉音の口から『そういえば好きな人とか居たりするの?』という言葉が出てきたのだ。私はちょっと恥ずかしい気持ちを抱えながらも『実は…ね…。』と返した。

とある小説で夕陽の帰り道、男女は告白してキスをするという話を読んだことがある。

今は夕方の帰り道、愛してる人と2人きり。相手は男じゃなくて女の子だけど、シチュエーション的には大して変わらない。

毎日のように見たこの絵面だけど、今は違う。

『好きな女の子』から『好きな人の有無』を聞かれたのだ。

なんだか不思議な気持ちで心が満たされて、感情が溢れてくる。小説のように甘い話にならないかな、と考えてた。

でもやはり勇気がそれを拒んでいる。

だが、勇気とは意思の中にある物。私は溢れる感情を抑えきれず、無意識に莉音の手を握って、無意識に想いを嘆いていた。

『私が好きなのは…好きな人は…莉音…なの…。』

ふと我に返ったときにはもう遅い。全ての行動を終えていた。

言ってしまった、嫌われてしまった、と思って何も考えられなくなってしまった。

『好き』という気持ちすらも。

ただ立ち尽くし相手を見つめるしかなかった。

すると莉音が私のすぐ側まで近寄ってきた。そして顔と顔を近づけて。

口元がなぜか暖かみに包まれた。どうしてと考えようと頑張る、考える間もなく頭に情報が入ってきた


莉音の唇が、私の唇と触れている。


どうしてこんなことを、と思った矢先に抱き締められ

た。

自然と私は涙を浮かばせながら莉音を抱き締め返していた。

お腹の下辺りが変な感じに思えたが、そんなのどうでもいい。

好きという気持ちを無意識にも伝えたら、相手とたまたま同じ気持ちであったという事実はなにより嬉しく優先された。

恥ずかしく目を閉じてしまったが、莉音の体温を直に受け止めて、幸せに浸っていた。

女の子と女の子が、恋をして、キスし合うというのは、おかしく思えたが、もうそんなのおかしいなんて思わない。


"雪奈"と"莉音"、2人の女子高校生。

私は溢れる幸せと喜びと好きを涙と共に、流し感じていた。より愛おしく感じて好きに溺れゆく雪奈と、同じ気持ちであろう莉音に。

駄文

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