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運命の女神に転生した私は、生殺与奪の権利を握っています ≪転生ですか?転移ですか?≫

△△△△△


▼▼▼▼▼


は、相手の説明。


+++++


+++++


は、説明画面となります。


目覚めると、真っ白な空間で、私はそこで別人の顔をした私ではない誰かを見た。

一般的に言うなら、美人だ。アルビノの様な真っ白な髪に白い肌をして、飾られたドレスを着た私は何故ここに居るのか。

その事実は、後程知る。





数時間が経過した。

特にお腹が空かないのはある意味悲しい。

何故私がここにいるのか―――何故私は記憶が無いのか。

それに、することすらない。

ある日のこと、私はいつものように過ごしていた。

その日も何の変化も無い生活を送る。

誰とも会えないこの孤独な生活をしているのにも関わらず、私は壊れる気配がない。



「此処は、どこですか?」その日、この世界に人が来た。

典型的な体格で、極めて長身な男。


△△△△△


荒記 瑛斗(あらき えいと) 二十三歳


極めて弱気。喧嘩を売られれば買い、負ける。お人好しすぎて騙される事も多々あり。ただし、手の器用さと洞察力が良い。

異世界で生きるのであれば、錬金術師に向く。努力さえ続けていれば一流になれる。

現在のレベルは10分の3レベル。普通の日常生活で生きられる程の腕は持つ。今の最高レベルは10分の5レベル。売り付ける事が出来れば、1日百万の売り上げを誇る。商売上手にさえなれば、それ以上。お人好し過ぎに注意。



▼▼▼▼▼


平たく言うなら、ゲームの画面――――つまり、ボードの様な物。

それが、その人の横に見える。


+++++



貴女の名前はスフィ。運命の女神として転生した貴女の姿です。これから貴女は、彼の者の運命を握り、生殺与奪の権利を握る。

これから先は貴女の考え次第。



+++++



……理解が追い付かない。どういう事なのだ。理解すらできないが、どうやら私は転生という者でソフィと言う人物に転生したらしい。そして、私は運命の女神という生殺与奪の権利を握っているらしい。多分、前にいるこの男の運命も私が握っているのだろう。生かそうと思えば生かせる。殺そうと思えば殺せる。そう言うことだろう。だが、私はこの男の次生きる世界の手続きと、アドバイス。生殺与奪の権利は保険だろうな。



+++++



暴走トラックが突っ込んできたことで、脳挫傷により死亡。次の手続きは、転生先を決める。


現代←

異世界


結論が出れば、手続き完了。

数分の間に記憶についてを話しなさい。


引き続き←

引き続かないか


その後、次の世界の説明をしなさい。


国の都市部にあるソルシエの家の持ち主となる。家族構成は天涯孤独。錬金術師の才能がある。落ちこぼれの称号を持つ十五歳の少年。



+++++


うん。これをそのまま説明すれば良いのね。


「えっと、貴方は交通事故で死にました。私は運命の女神、ソフィ。これから貴方には転生して貰います」

「えーー、じゃあ、異世界転生というやつですか?」

「? まあ、そうなりますね。転生先は異世界か現代と選ぶことが可能ですが」

「異世界で」これはまたキッパリと言った。

「では、記憶は引き続きますか?それとも、引き続き無しですか?」

「引き続きで。それで、僕はどこに転生するんですかね?僕はあの世界でどう生きれば良いんでしょうか?」あの世界でどう生きるか?そんなもの私に分かるわけないじゃないか。



+++++



善人であるため、ある程度の幸せな生活が送れる。10分の9。このま性格改変に影響が無ければ、10分の10。錬金術師の腕を地道に磨くと良いでしょう。ボーナススキルとして<収納>の関与を認めましょう。



+++++



「ある程度の幸せな生活が送れるでしょう。性格改変に影響さえ無かれば、問題はありませんが、アルマと言う十五歳、天涯孤独の少年に生まれ変わります。錬金術師としての能力を高く評価しましょう。地道に磨くと成長します。ボーナススキルとして<収納>を授けましょう。あちらの世界では男の成人が十六歳。女の成人は十七歳。あちらの世界に慣れるように初期スキルを用意しましょう」最後のスキルや成人については私の勘だ。

そして、まだ隣に見え続けているボードのような物である程度の情報が掴める。そして、心臓部分に淡い光が燃えている。

あの様子からすると、あと二十年以上は生きれると思うが、これから先、何が起こるかは分からない。そして、彼の行動次第で終わりが近付くし、この生殺与奪の権利は私にある。


「それでは、新しい世界を御堪能を」そう言い残し、私は忽然と消えた。いや、この場合は彼の方から消えたと言うのが正しいだろう。そして、一つの画面が現れる。あの男だ。

少し困惑している様子だが、初期スキルのお陰で生活には苦労しなさそうだ。この調子なら問題は無いが、こるから先に何が起こるか分からない。ああ、そう言うことか。私の役目は、人、一人一人の運命の最後を見送るのが役目なんだ。


「―――さて、新しい世界への導きを」

新しい新世界へ、気を引き締めてこの役割を果たして見せましょうか。



△△△△△


▼▼▼▼▼


は、相手の説明。


+++++


+++++


は、説明画面となりました。

最後まで見て頂いてありがとうございます。

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