プロローグ
初めての小説ですが頑張ります!
紅い空
崩れる地表
逃げ惑う人々
だが逃げる所などどこにも無い
必死に願う者、死を受け入れ静かに眼を閉じる者
だがどの者も心に抱く本当の気持ちは同じ
死に対する底なしの恐怖心
死という未知のものに対する限りない恐怖心
狂い惑う人々の姿はまさに地獄絵図というものだった
だが≪それ≫はそんな人々を
無差別に死へと引き摺り込む
誰一人としてそこから逃げれる者はいなかった
そんな中、彼も限りない恐怖心を抱いていた
しかしそれは死に対するものではない
彼は衝撃で跳ばされながも
静かに地球を見つめていた
自分という存在の
たったひとつの居場所が壊されていくのを
彼はただ静かに見つめつ続けた
彼の心は何よりも[孤独]というものを恐れていた
1人ぼっちになるのを誰よりも恐れていた
その恐怖心からか、自分が自分ではなくなっていくの
を彼は感じていた
だがどんな時も彼は絶対に地球から
眼を離すことをしなかった
宇宙の無数の星の中の一つでしかない
「地球」というこの小さな星は
46億年という短い歴史を今日終えた
読んでいただきありがとうございます!
誤字報告よろしくお願いします!
更新不定期ですが、懲りずに読んでいただけると幸いです!