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不倫の果て  作者: 遠藤良二
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彼を略奪しようと私は考えている!

 私は相澤孝平のことが好き。


あの繊細な顔つきといい、細身な身体。


そして、彼はすごくやさしいところが好き。


 私は、野澤愛。


彼とはつきあってまだ数ヶ月だけれどすごく良い感じで進展していると思う。


ちなみに相澤さんには奥さんがいるみたいだけれど、そんなの関係ない。


ただ、私をたいせつにしてくれればそれだけで心がみたされる。


だいじなのは私の気持ち。


私の気持ちが満タンなら、彼にもいろいろと奉仕できる。


ランチにはさそわれたけど、基本的に相澤さんは消極的だから私がひっぱらなくちゃ。


ほんとうは私が相澤さんの身の回りのことをしてあげたい。


けれど、奥さまがいるからそうもいかないのがすごく残念…。


だから奥さんよりわかい私にしかできないことをしてあげたいと思う。


相澤さんが言うにはどうやら奥さんは性行為がきらいなよう。


私だったら相手が相澤さんならいくらでも相手になれるのに。


相澤さんが満足できるまで。


でも、彼にはまだ一度も抱かれたことがない…。


ほんとうははやく抱いてほしいのに……。


私はいつもそこで思うことがある。


やっぱり奥さんがいるから抱いてくれないんだなと。


そんな、抱かせてあげられないような奥さんとなんか早く別れればいいのに…。


そしたら…、そしたら好きなだけ私をおもちゃにできるのに。


今度、ランチに行ったときにでもさそってみよう。


「ホテルに行きませんか?」


と。


そんなことを考えていたらなんだか興奮してきた。


まずいまずい。


これから仕事だというのに。


私はひとりで苦笑いを浮かべながら歯をみがきだした。


ちなみに私は今年、大学の寮をでてアパートに引っ越している。


なので、時間に制約がないのもつよみだと思う。


 それに彼だって奥さんより若い私をえらぶはず。


そういう自信のようなものもあるし、そう信じている。


 今日も店で相澤さんに会うのがたのしみ。


きっと彼もそう思っているはず。


 奥さんとは離婚させて、いずれは私のものにしてやる!


それくらい私の想いはつよい。


 そのようなことを考えながら出勤した。

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