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転生したら乙ゲーのモブでした  作者: おかる
婚約編
60/80

休み明けの学園は

王都の屋敷でサフィール侯爵家の方(リリウム様除く)と、ラジェル様の婚約について話し合った休日明け。

学園はいつも通りでした。

・・・・・・・・・一日目は。


【一日目】

いつものようにお兄様にクラスまで送っていただき、いつものように授業を受けました。

ちょっとリリウム様が、何かを聞きたそうな雰囲気だったのは気のせいだと思いたい。

そして、やはりいつものように先輩方からのお兄様についての質問攻めもありました。


そうそう、お父様にお兄様の婚約者候補になりそうな令嬢のリストアップをしたのか聞いたら、

『マリアの婚約のことで頭がいっぱいで、サリエルの婚約者候補のリストアップまでできないよ』

と涙目で言われてしまいました。

とりあえず、お母様にお願いはできないので、お兄様が最終学年になるまでにはリストアップしてくれるようにお願いしました。

今は、お兄様がクラスまで送迎(笑)してくれているから、先輩方は突撃してこないのですよ。

お兄様が卒業してしまったら、それこそ朝登校してから放課後まで先輩方の突撃と質問攻めに合う可能性が高いのですよ。



【二日目】

クラスに到着すると、早速リリウム様とジェリク様が来ました。

昨日、お父様とサフィール侯爵の連名で婚約報告で王宮へ行く旨の書状が送られています。

現在、リリウム様は王宮に一時避難中ですから、陛下か王妃様から聞いたのでしょう。


「ごきげんよう。マリア様」


「ごきげんよう。リリウム様」


「あの・・・マリア様に婚約者が決まったとは本当ですか?」


「はい。後日、お父様がお相手のお家のご当主様と一緒に陛下へご報告に行く予定です」


「えっと・・・それはどこのお家のご子息なのでしょう?」


ん?【どこのお家のご子息】?

え・・・まさか陛下。私の婚約者が決まったことしか言ってない?


「あの・・・リリウム様?お伺いしたいのですが、私の婚約が整ったことは一体どなたからお聞きになりました?」


「昨日、陛下から『マリア・フローライトの婚約が整ったようだ』と・・・お相手については何も仰っていませんでしたわ」


・・・陛下。面白がっている?それとも、息子とその婚約者をからかっているのだろうか?

ジェリク様も、聞きたそうにしているし、アラン様も期待に満ちた眼差しで見てます。

アラン様は兄上様がお兄様と同じクラスでしょう?聞いていないのかな?

・・・まぁお兄様は、ご自分から情報提供はしないだろうな。


「そうでしたか。私の婚約者はリリウム様もジェリク様もよくご存知の方ですよ」


まぁ。こういえばお二人やアラン様は分かるだろう。

イヤ。クラスメイト全員分かるか・・・

私の答えを聞いたリリウム様は感極まったのか、ウルウルした瞳で私を見つめてきました。

ジェリク様が、そんな表情のリリウム様を見て顔が真っ赤になってます(笑)


「では・・・マリア様は未来のお義姉様ということですね」


「ふふ。そうなりますね。でも、学園にいる間は中の良いクラスメイト。お友達として過ごして欲しいです」


「はい。お兄様のことよろしくお願いします」


「こちらこそ、よろしくお願いします」


静かにリリウム様とのやり取りを聞いていたクラスメイトたちが一斉に盛り上がります。



【三日目以降】

朝学園に登校してから、ずっと周りの女生徒たちから何か聞きたげな視線を向けられています。

恐らく恋話的なことを聞きたいのでしょう。

なので、私はなるべくリリウム様と一緒に行動するようにしています。

将来、義姉妹になるし?リリウム様は王族であるジェリク様の婚約者だし?早々、好奇心のみで声を掛けられない。

そのことが分かっているから、ジェリク様も納得している。

アラン様は兄上様が、お兄様に今回の婚約までの経緯を質問したけど、絶対零度の微笑みで答えてくれなかったとグチっていて鬱陶しかったと苦笑している。

だけどねアラン様?貴方様にラジェル様との今までのアレコレをお話しする気は毛頭ございませんからね?

アラン様にお話ししたら最後。速攻でロベリア様にお話ししてしまうでしょう?

そうしたら、隣国の皇太子妃になったルピリア様に報告のお手紙が行ってしまいます。

ご自身の婚約が決まるまでラジェル様を振り回していたルピリア様のこと。

きっと私とラジェル様の婚約式やお披露目に参加したいと早々にこちらの国に来てしまいそうですからね。

恐らくその可能性が高かったから、陛下は曖昧な情報しかリリウム様に話さなかったのかな。


ほぼ変わり映えのしない日々だったけど、ちょっとトラブルもあった。

どうやら、クラスメイトたちはラジェル様と婚約したことが分かっても、他のクラスの生徒や先輩には私の相手を教えなかったみたい。

婚約者の名前を知りたがっている先輩から呼び出しがあったのですよ。


「あなた婚約したんですってね?」


「あ・・・はい。それが何か問題でしょうか?」


「問題でしょうか?ですって?」


「はい。私が婚約したことが先輩に何か不都合でもあるのですか?」


「ラジェル様がいるのに他の子息と婚約するなんて!!」


ん?【他の子息と】?

えぇ~・・・相手のこと知らなかったんだ。

まさか相手を探るために呼び出された?


「あの・・・先輩?もしかして、私の婚約者の名前をご存知ないのですか?」


「そうよ!ラジェル様以外の子息と婚約したから名前を公表しないのでしょう!?」


「あの・・・私の婚約者はラジェル・サフィール様です。近々私の父とサフィール侯爵様が陛下に婚約の報告をするために王宮へ赴く予定ですが・・・」


私の答えを聞いて先輩は真っ赤になってしまいました。

まぁ。お兄様の女性のタイプを聞き出そうとする先輩方に比べたら可愛いものですね。

・・・正直、お兄様狙いの先輩方はギラギラしててちょっと・・・いや、かなり怖いのですよ。




まぁ。ちょっとしたトラブルもあったけど、まぁまぁ平和(?)な一週間でした。

あ。ちなみに、明日のお休みはサフィール侯爵家で子供たちだけでお茶会予定です。

まぁ・・・ジェリク様がリリウム様お一人で侯爵家に帰すわけないので、フローライト辺境伯家の兄弟妹とサフィール侯爵家の兄妹+ジェリク様ですが(笑)

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