表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したら乙ゲーのモブでした  作者: おかる
冬季休暇編
34/80

黒歴史更新

今回は短めです

気づけば新年祝賀会当日です。

嫌なことが控えている時ほど時間って早く過ぎるよね~・・・


ただ今、サフィール侯爵家の馬車でラジェル様と二人っきり、王宮へとドナドナされてます。

もう既に屋敷へ帰りたくなってきてます。

ラジェル様は満面の笑顔で目の前に座っております。

リリウム様は準備のため、一足先に王宮へ行っております。

侯爵夫妻は別馬車で、後から王宮へ来るそうです。

私とラジェル様は、ルピリア様からの呼び出し(?)のため少し早めに出発しています。

馬車の窓からボーっと景色を見ていると、ラジェル様はクスクスと笑っていますね。


「そんなに緊張しなくても、ルピリア様はとても良い方ですよ?」


「はぁ・・・」


気のない返事をしてしまった私は悪くない・・・はず。

お父様からルピリア様からのご指名の事を聞いた後に、武勇伝(?)を聞かされてしまっているので内心ドキドキです。

ただの女子会的なものだったら私も気兼ねなく参加できたかも・・・



そんな事を考えているうちに王宮へ到着してしまいました。

ラジェル様にエスコートされて王宮の一角にある応接室へと通されました。

応接室には、ジェリク殿下とリリウム様が既に在室していました。

リリウム様も呼び出されたのかしら?

私の考えていることがわかったのか、リリウム様が


「ごきげんよう。マリア様。ルピリア様より私からもお話しをお聞きになりたいとのことで同席させていただきますね」


と、美しい微笑みと共に心強いお言葉を頂きました。

ジェリク様からは、


「マリア嬢。今日は本当にすまない。ルピリア姉上とロベリアが迷惑をかける。もう少ししたらルピリア姉上とアランにエスコートされてロベリアも来るから相手をしてやってくれ」


おぉぅ・・・自国の王子様に謝られてしまったよ・・・

リリウム様も困ったような苦笑を浮かべているしね・・・

ここまで来たら、開き直るしかないでしょう!!


「ジェリク様。少しルピリア様とロベリア様とお話しするだけですからそのように謝らないでくださいませんか?」


「そういってくれるとありがたい。ラジェル殿にも迷惑をかける」


「いいえジェリク様。迷惑などではございません。私としては、マリア嬢をエスコートできる貴重な機会を与えてくださって感謝しているのですから」


そんなやり取りをしていると、応接室のドアがノックされました。

私たちは座っていたソファから立ち上がってルピリア様を迎えました。


「ジェリク、リリウム様、ラジェル殿。お久しぶりです。そしてマリア・フローライト嬢は初めまして。私はルピリア・オーリカル。ジェリクの姉です」


「お初にお目にかかります。フローライト辺境伯ギルフォードが長女、マリアと申します。どうぞお見知りおきくださいませ」


お互いに挨拶を交わすと、全員ソファに腰掛けました。

ルピリア様は一人掛けに。他は全員二人掛けに。

ジェリク様とリリウム様。アラン様とロベリア様。そして私はラジェル様とです。

恥ずかしいことこの上ない・・・

他の2組は婚約者同士だから気にならないのでしょうが・・・


もう、そこからのことは思い出したくない・・・

何で、学園であった事をそんな詳細にご存知なのでしょうね?

ある意味、公開処刑ですよ!?・・・黒歴史に新たな1ページが加わってしまいました・・・

所々、ルピリア様とオーリカル皇太子ヘリオス様との惚気が入ってきて・・・

なんかもうお腹いっぱいです・・・

私以外の皆さんは慣れっこなのでしょうねぇ~

私はもういっぱいいっぱいですよ・・・

祝賀会早く始まらないかなぁ・・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ