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アンリアル  作者: 黒糖パン
プロローグ
1/4

開始

 「完全犯罪とか、不可能犯罪って存在すると思う?」

ろうそくが一本立っているだけで、他は暗闇に包まれている空間に少年の声が流れる。

「私はありえると思うよ。・・・・・・世界でほんの数十人の人々によって、だけどね」

少女の声が流れる。

「そうだな。・・・・・・じゃあ俺たちが挑戦してみるか」

さきほどと同じ少年の声。

「賛成! やろやろ!」

オーケーという声や了解、といった少年たちの声がその声の後に続く。

「ええ! 私は反対。このまま皆で一緒にいたいもん」

うんうん。という少女たちの声が少年たちの声を押し戻す。

 どうやら、少年たちは賛成派で、少女たちは反対派のようだった。

「やろうよ! きっと楽しいよ!」

少年の声に、暗闇に佇むろうそくの灯が揺れる。


 「わかった。・・・・・・でも、やるからには本気でやるからね」

数秒の静寂の後、少女の1人が呆れ声を含みながら答える。

その声に何人かの少女が「え~!」といういかにも嫌そうな呻き声を上げるが、その後の少年たちの説得によって「わかったわよ」とこちらも嫌そうな声で合意する。

「やった! じゃあ早速準備しないと!」

少年の歓声。

その後、暗闇にその少年の足音と思しきものが響き、キィィィィと甲高い音を鳴らす扉の開く音。それと共に月の光が暗闇に差し込む。そして、扉が閉まると同時にその光は闇に包まれる。

 少年数人と少女数人は、一度息を吐くとそれに続くように月光を暗闇に導き、そして吸い込む。


 再び暗闇に包まれた空間に残されたろうそくの灯は、風が無いのにゆらゆらと揺れ、そして――――――音も無く消失した。

事件ものですけど事件ものじゃないです。

超能力でてくるので・・・・・・・。


少し更新が遅いと思いますがぜひ次も読んでください。

次に本編が始まりますので・・・・・・・。

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