私を捨てて真実の愛に走った殿下、そのお相手は魔族のスパイですよ?
◆〜第一章:愛の断罪、その裏側の真実〜◆
「リシュエル・フォン・アドラー! 貴様との婚約を破棄し、私はこの真実の愛、ミーナ嬢と添い遂げることをここに誓う!」
王宮の晩餐会。
数百のキャンドルが揺らめき、きらびやかなシャンデリアが黄金の光を振り撒く大広間。
その中心で、第一王子・ジークハルトの声が朗々と響き渡った。
彼の腕には、桃色のドレスに身を包んだ可憐な令嬢・ミーナが抱き寄せられている。
彼女は小動物のように細い肩を震わせ、潤んだ瞳でこちらを見つめていた。
その弱々しさは、周囲の男たちの庇護欲をこれ以上なく煽っている。
談笑していた貴族たちは一斉に沈黙し、次の瞬間、憐れみと好奇の視線が一点に集中した。
──公爵令嬢、リシュエル・フォン・アドラー。
私は手に持っていたレースの扇子をゆっくりと閉じ、優雅な所作で膝をつき、完璧なカーテシーを決めた。
「左様でございますか、殿下。……それで、私への罪状は何でございましょう? 婚約を破棄し、公爵家の娘を地下牢へ送るというからには、相応の理由がおありなのでしょうね」
「白々しい! その鉄面皮の下で何を考えているか分かったものではないな! 貴様は嫉妬に狂い、この清らかなミーナを階段から突き落として殺そうとした。さらには、我が国の最高機密である魔導具を盗み出し、隣国へ売ろうと画策した! この証拠を見てもまだしらを切るつもりか!」
ジークハルトが顔を真っ赤にして投げつけたのは、一束の書類だった。
床に散らばったのは、私の筆跡を巧妙に模倣した偽造書簡。
そして、不自然なほど整合性の取れた“買収された使用人たち“による証言集だ。
私はそれを一瞥もせず、ただ静かに微笑んだ。
その笑みは、周囲には絶望による狂気に見えたかもしれない。
だが、私の内側にあったのは──純粋な嘲笑だ。
(……ああ、本当に、本当に救いようのない馬鹿。これほど分かりやすい【餌】に食いつくなんて。王族としての教育はどこに消えてしまったのかしら)
実は、私は一ヶ月前からすべてを把握していた。
彼の“真実の愛“の相手であるミーナが、高度な幻惑魔法で人間に化けた魔族のスパイであることを。
そして彼女の目的が、この国の防衛の要石であり、魔界の門を封じる唯一の触媒である【星辰の鍵】を奪い、魔王軍を招き入れることだということも。
私が構築した王宮の魔導防犯網が、彼女の正体を暴いたのは彼女がシュベルトに接触したその日の夜だった。
「殿下、一度だけ忠告いたしますわ。慈悲だと思ってお聞きなさい」
私は一歩前へ出た。
その凛とした空気に、ジークハルトが一瞬怯む。
「その方は、殿下が思っているような可憐な乙女ではございません。その皮の下にあるのは、この国を滅ぼす毒です。今、私の言葉を信じてその女を捕縛するなら、まだ国家反逆罪の未遂として処理するだけで済みますが……」
「黙れ! これ以上、ミーナを侮辱することは私が許さん! 嫉妬で見苦しく嘘を吐くとは、アドラー公爵家の名が泣くな。……衛兵! この毒婦を地下牢へ連れて行け! 国外追放処分が閣議決定されるまで、二度と太陽の光を拝ませるな!」
ジークハルトの怒声が響く。
彼はミーナを抱きしめる力を強めた。
その時、王子の背後で、ミーナが小さく、けれど確実な“勝利の笑み“を浮かべたのを、私は見逃さなかった。
彼女の紅い唇が、声を出さずに『チェックメイト』と動いた。
私は抵抗せず、無骨な衛兵たちに両脇を固められ、会場を後にした。
背後からは、シュベルトがミーナを慰める甘い声と、私を罵倒する貴族たちの囁きが追いかけてくる。
(お幸せに、殿下。せいぜい、今夜限りの『真実の愛』を謳歌なさることね)
私は冷たい廊下を歩きながら、胸元に隠した超小型の魔導通信機に触れた。
(明日には、その“幸せ“が地獄の業火に変わる。そしてその時、貴方は私に、血を吐きながら縋り付くことになるのだから)
リシュエルの瞳には、もはや婚約者への未練など微塵もなかった。
あるのは、無能な統治者が招く破滅を特等席で眺めようとする、冷徹な観測者の光だけだった。
◆〜第二章:地下牢での休暇と、王宮の崩壊〜◆
地下牢に続く階段を下りながら、私は内心で溜息をついた。
湿っぽくカビ臭い空気は、確かに公爵令嬢の居場所としては不適切極まりない。
だが、ここを私の【終の棲家】だと信じて疑わないジークハルトの浅はかさが、今は何よりのスパイスだった。
地下牢といっても、私はアドラー公爵家の令嬢だ。
さらには、この国の魔導通信網をゼロから構築した『筆頭魔導技師』でもある。
この国の石造りの建物には、至る所に私の張り巡らせた魔導回路が眠っている。
衛兵が去り、静寂が訪れると、私は優雅に鉄格子へと歩み寄った。
細い指先で冷たい鉄に軽く触れる。
「術式上書き。権限、リシュエル・フォン・アドラー」
微かな青い光が走り、牢獄を覆っていたはずの遮断結界は、瞬時に私の【私設通信基地】へと変貌した。
私はドレスの裾を整え、用意されていたかのように置かれていた──実は事前に転送しておいた──椅子に腰を下ろす。
「さて、通信開始。……お父様、聞こえますか?」
左耳のピアスに仕込んだ超小型通信機が、微かな電子音と共に起動する。
「……リシュエルか。無事なようだな。計画通り、ジークハルトが動いた。アドラー公爵家はすでに王都から主要な人員を逃がし、領地へ戦力を完全に撤退させた。王家との協力関係も、現時刻をもって凍結した」
父の、冷淡な中にも娘を案じる響きを含んだ声が届く。
「……しかし、本当にいいのか? このままでは王都が火の海になるぞ」
「構いませんわ、お父様。あんな無能な王子に守られ、その無能さを野放しにしている国なら、一度壊れた方がマシです。それに、魔族の『本隊』を確実に引き摺り出し、一網打尽にするには、これが最短の道ですから。害虫駆除には、一度餌を食わせる必要があるでしょう?」
私は暗闇の中で、静かに微笑んだ。
翌朝、王宮は文字通り“終わりの始まり“を迎えた。
パニックの引き金となったのは、ジークハルト王子の寝所から放たれた、禍々しい漆黒の魔力だった。
ミーナは、ジークハルトが私から無理矢理奪い取り、「君との愛の証として私が保管しよう」などと宣って寝所に持ち込んだ国家の至宝【星辰の鍵】を、彼が深く眠っている間に持ち出したのだ。
彼女がそれを使って王都を数百年守り続けてきた大結界を解除した瞬間、王宮は阿鼻叫喚の地獄へと変わった。
「ジーク様、おはよう。そして、ごめんなさい。私、本当は人間じゃないの」
混乱の鐘が鳴り響く中、寝室でジークハルトが目にしたのは、愛しい乙女の姿ではなかった。
ミーナの背中からは、禍々しい漆黒の翼が生え、その瞳は爬虫類のような冷酷な縦長の瞳孔へと変わっていた。
「な、なんだって……!? ミーナ、嘘だろう? 冗談はやめてくれ、君は僕の天使で、僕たちは真実の愛で結ばれて──」
「愛? 滑稽ね。ただの権力欲と性欲にまみれた貴方の妄想よ、人間」
ミーナ──人間に化けていた魔族デリラは、吐き捨てるように嘲笑した。
「貴方がリシュエルを追い出してくれたおかげで、私の仕事は百倍楽になったわ。あのお堅くて優秀な筆頭技師がいなきゃ、この国の魔導セキュリティなんて、私にとってはザル同然なんですもの」
「リ、リシュエル……? 彼女が何を……」
「彼女なら、貴方のベッドの枕元に仕掛けられた盗聴器も、私が夜な夜な魔界と通信していた痕跡も、全部気づいていたはずよ? 貴方がそれを『嫉妬に狂った女の妄言』として切り捨ててくれたおかげで、私たちはこうして無血開城できた。感謝するわ、無能な王子様」
ミーナは嘲笑と共に【星辰の鍵】を天に掲げ、王宮の真上に巨大な魔法陣を描いた。
魔界の門が開き、空が割れる。そこから数千、数万の魔族の軍勢が、獲物を求めて王都へと降り注ぐ。
ジークハルトはその光景を見上げ、あまりの恐怖と絶望に腰を抜かした。
股間から温かいものが漏れ出し、石床を濡らす。彼は震える声で、今さら何の意味もない名前を絶叫した。
「リシュエル……リシュエルを呼べ! 彼女なら何とかできるはずだ! リシュエル、助けてくれえええええ!」
その見苦しい叫びは、魔族たちの咆哮と、燃え盛る王都の悲鳴の中へと虚しく消えていった。
◆〜第三章:真の主役の登場〜◆
王都が混沌の極みに達し、空を埋め尽くす魔族の翼が太陽を覆い隠したその時。
王宮の地下深く、静寂を守っていた牢獄の壁が、凄まじい衝撃音と共に内側から爆散した。
立ち込める煙の中から現れたのは、磨き抜かれた銀の装甲に身を包んだ精鋭たち。
「お待たせいたしました、リシュエルお嬢様。お迎えに上がりました」
跪くのは、私の直属部隊『黒銀の騎士団』。
彼らは王家ではなく、アドラー公爵家──否、私個人に忠誠を誓う【影の軍隊】だ。
「ご苦労様。タイミングは完璧よ」
私は優雅に立ち上がると、窮屈で忌々しい晩餐会のドレスを躊躇なく脱ぎ捨てた。
その下に仕込んでいたのは、自ら設計した漆黒の魔導強化戦闘服。
しなやかに肢体にフィットするそれは、私の魔力を増幅し、物理干渉を遮断する最強の衣だ。
私は、騎士が差し出した巨大な鋼鉄の塊──独自開発した対魔族用重火器『アステリア』を手に取った。
銃身に刻まれた魔導刻印が、主の魔力を受けて青白く脈動する。
「さあ、お掃除の時間ですわ。ジークハルト殿下には、最前列で自分の無能さが招いた結末を見ていただきましょう。特等席へ案内して差し上げて」
私は指先を鳴らし、王宮の屋上へと高位転移を起動した。
視界が開けた先には、地獄絵図があった。
魔王軍の幹部としての正体を現し、傲慢に宙に浮くミーナ。
そしてその足元で、涙と鼻水にまみれて地面を這い蹲るジークハルトの姿。
「あら、リシュエル。ネズミのように牢屋でおとなしくしてれば、情けで命だけは助けてあげたのに。わざわざ死にに来るなんて」
ミーナ──魔族デリラが、不気味な紫色の魔力を指先に練り上げる。
「ミーナさん。いいえ、デリラ軍団長。貴女、スパイとしては三流でしたわよ」
私は『アステリア』を肩に担ぎ、冷ややかに笑い飛ばした。
「貴女がジークハルト殿下に接近した初日から、この王宮内のすべての魔導端末は貴女をマークしていました。貴女が鏡の前で練習していた可憐なポーズも、一人で悦に浸っていた寝言まで、すべて二十四時間体制で録音・録画済みですわ」
私は空中に巨大なホログラムを投影した。
王都の空をスクリーンにして流されたのは、ミーナが自室で鼻歌を歌いながら「あのアホ王子、ちょろすぎて笑えるわ。愛してるって言えば、国の鍵まで差し出すんだもの。人間って本当にゴミね」と独り言を吐いている鮮明な映像だった。
「な……っ!? リ、リシュエル、貴様……っ! 知っていたのか!? すべて知っていて、私を止めなかったのか!」
地べたを這うジークハルトが、裏切りの衝撃と屈辱に顔を歪ませて叫ぶ。
「止めましたわよ? 晩餐会で一度だけ。……ですが、忠告を聞き入れず、私を地下牢へ送ったのは殿下、貴方です。自分の欲に目が眩み、真実を語る者の口を封じた代償は、高くつくと言ったはずですが?」
私は冷たく突き放すと、再びミーナへと向き直った。
「さて、デリラ。貴女の目的は【星辰の鍵】を門に差し込み、魔界との通路を完全固定すること……ですが、残念でしたわね。その鍵は、貴女が殿下の寝所から持ち出した瞬間に、既に偽物とすり替えてあります」
「何ですって……!? そんなはずは、魔力の波動も本物と……」
「波動を模倣するくらい、技師にとっては基礎の基礎ですわ」
私はパチンと指を鳴らした。
その音に呼応するように、ミーナが掲げていた黄金の鍵が、煤けたただの鉄屑へと姿を変えた。
同時に、空に広がる巨大な魔法陣が、異音を立てて逆回転を始める。
「な、何が起きているの!? 門が、門が閉じようとしている……!?」
「これは“門を固定する鍵“ではありません。……門の座標を強制的に書き換え、侵入した魔族を分子レベルで圧縮・消滅させる“特大の罠“の起動キーです。魔界の軍勢を一箇所に集めるための餌としては、この王都は最高に機能しましたわ。ご招待、ありがとうございました」
魔法陣が血のように真っ赤に染まり、強力な重力波が王都を襲った。
空にいた数千の魔族たちが、断末魔の叫びを上げる間もなく光の渦に飲み込まれ、ゴミのように消滅していく。
「待って! 私は、私はまだ……っ!」
デリラもまた、次元の歪みに身体をねじ切られそうになりながら、絶叫と共に魔界の深淵へと強制送還されていった。
静まり返った屋上で、私は『アステリア』の銃口を、未だに震えている元婚約者へと向けた。
「さて、殿下。……ゴミの片付けは終わりました。次は、不法投棄された貴方の始末について話し合いましょうか」
リシュエルの背後で、朝日が王都を照らし始める。だ
が、その光がジークハルトを暖めることは二度となかった。
◆〜第四章:断罪の再演〜◆
空を埋め尽くしていた魔族の軍勢が光の塵となって消え去り、王宮の屋上には耳が痛くなるほどの静寂が戻った。
朝焼けの淡い光が、破壊された瓦礫の山を照らし出す。
そこには、恐怖で腰を抜かし、涙と鼻水で顔を汚した第一王子・ジークハルトと、返り血一つ浴びずに対魔族用重火器『アステリア』を携え、冷徹な美しさを纏った私が立っていた。
ジークハルトは、魔族が消え去ったことを確認すると、現金なことにその目に卑屈な期待を宿して這い上がってきた。
「リシュエル! さすがだ、見事な手際だ! やはり私の婚約者は君でなければ務まらない! これほど頼もしい妃は他にいないからな!」
彼は震える膝を叩いて立ち上がると、無様に汚れた礼服の埃を払い、厚顔無恥にも誇らしげに胸を張った。
「さあ、喜べ。今の不手際は不問にしてやろう。ミーナ……いや、あの魔族に騙されたのは不覚だったが、君がこうして解決したのだ。すべては丸く収まった。二人で力を合わせ、この国を立て直すと国民に宣言しようではないか!」
その言葉を聞いた瞬間、私は心の底から、虫酸が走るのを通り越した深い軽蔑の眼差しを向けた。
「殿下、勘違いしないでいただけます? 私は、私が愛したこの国のシステムと、アドラー公爵家の民を守ったのです。……貴方を守った覚えなど、万に一つもございませんわ」
「な……何を言っている? 私は次期国王だぞ! 私がいなければ、この国は──」
「その『王族としての価値』が、今この瞬間に完全に失われたことに、まだお気づきになりませんか?」
私が冷たく言い放つと同時に、屋上の重厚な扉が開いた。
そこから姿を現したのは、護衛兵を従えた国王陛下、そして議会の重鎮たち、さらには各ギルドの代表者たちであった。
彼らの表情は一様に、凍りついたような怒りに満ちている。
彼らは今のやり取りのすべてを、そしてジークハルトがミーナというスパイに機密を漏洩させていたすべての証拠を、私が国中に張り巡らせた魔導映像機の生中継で見ていたのだ。
「父上……! これは、その、違うのです!」
「黙れ、この愚か者が」
国王陛下の声は、冬の地吹雪のように冷酷だった。
「ジークハルト。……貴様は真実の愛などという甘言に溺れ、魔族のスパイと通じ、我が国の存亡を博打にかけた。リシュエル嬢の知略がなければ、今頃この国は地図から消えていたのだぞ。もはや、貴様に名乗るべき王族の名はない。今この時をもって、貴様の王位継承権を剥奪し、平民に落とす」
「そんな……! せめて、国外追放で……!」
「国外追放? いや、そんな生易しいものではない。貴様を放逐すれば、またどこかで他国に機密を売るだろう。……生涯、北の果ての極寒の鉱山で、己の無能が招いた罪を贖いながら、泥にまみれて生きるがいい。それが貴様に与えられた最後の義務だ」
国王の断罪が下された瞬間、ジークハルトは白目を剥いてその場に崩れ落ち、卒倒した。
彼はそのまま、ゴミのように衛兵たちに両脇を引き摺られ、屋上から運び出されていった。
数ヶ月後。
王国は復興のただ中にあった。
私は王立魔導院のトップとして、そしてアドラー公爵領の領主代行として、前世以上の多忙な、しかし充実した日々を送っていた。
ある日、私は隣国の帝国から訪れた、冷徹無慈悲と噂される若き皇帝陛下と対峙していた。
新たな大陸安全保障条約の調印式だ。
「リシュエル。君のような類稀なる賢明な女性を、『地味で可愛げがない』などという理由で捨てた男がいたとはな。我が帝国にとっては、神の導きのような幸運だった」
漆黒の軍服に身を包んだ皇帝陛下は、調印を終えた書類を片手に、不敵な笑みを浮かべて私の手を取った。
その瞳には、かつての王子のような浅ましい欲ではなく、対等な強者への敬意と、隠しきれない情熱が宿っている。
「どうだろう。この条約の最後の一行に、【皇帝と公爵領主代行との婚約】という項目を加えても。君を帝国の盾、そして私の生涯の伴侶として迎えたいのだが」
皇帝陛下が、挑戦的な眼差しで私の顔を覗き込む。
私は手にしていた扇子を優雅に広げ、口元を隠して悪戯っぽく微笑んだ。
「それは……そうですね。皇帝陛下が、北の鉱山で泥を運んでいるあの方よりも、ずっと『高スペック』な働きを見せてくださるというのなら。検討して差し上げてもよろしいですわ」
皇帝は満足げに声を上げて笑い、再び私の手に熱い口づけを落とした。
かつての婚約者が、北の果ての凍てつく大地で、冷たい泥にまみれながら過去の栄光を嘆いている頃──。
私は新しい愛──今度は上辺だけの言葉ではなく、知性と信頼、そして互いの力を認め合う最強の『契約』を結ぼうとしていた。
その契約の先に待つ未来は、きっと誰にも予測できないほど、鮮やかで力強いものになるに違いない──。
〜〜〜fin〜〜〜
貴重なお時間を使ってお読み頂き、本当に有難うございました。
興味を持って頂けたならば光栄です。
作者のモチベのために☆やいいねを残して頂くと幸いです。感想などもお待ちしております。
ブクマ頂けたら……最高です!




