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【プロットタイプ】疑いの前では無意味な塵と化す

作者: 秋暁秋季
掲載日:2025/10/19

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

信じる事も、疑う事も、本当の意味では無意味なのかも知れない。

病気していいると、何時もそう思ってしまう。

風邪がほぼ治ってきた。けれども外に出るのは控える事にした。だから何時もとは違い、まったりと朝餉の準備をしていたら、瑠衣が昨日の残りの皿をじっと眺めて来る。

瑠衣は食事に対しての文句はほぼ言わない。精々、味の濃い薄いぐらいの感想を述べる程度である。そもそも興味のないものに対して強い拘りはない故に、朝昼晩と同じものが出されても、さしてし気にしないというタイプである。

「皿、分けなくて大丈夫か?」

其れを聞いた時に、何を考えているか。何を言いたいかが何となく分かった。

インフルや胃腸炎の症状は感染力が強い。だから感染防止を防ぐ為に、病人と健常者を分けて配膳する。私は検査でそれでは無いとでたけれど、念の為、分けて欲しいとお願いしていたのだ。

「大丈夫だよ。良くなったから」

務めて明るく言ったあと、不安感が体を襲う。

……本当に? 咳はまだ少し出てる。そして此処から絶対に感染しないという保証は? そもそも検査結果だって、外れる事があるのに? 万が一、億が一にでも細菌が残っていて、其れが無害な瑠衣に移ってしまったら?

そもそも、私がどれだけ言葉を重ねたとしても、其れは本当に信じるに値するものなのだろうか? この世の覚束無い約束が、人の言葉を信じる事によってどうにか取り持つ様に。

「鏡花?」

「念の為、分けておこうか……」

「鏡花」

瑠衣は戻ろうとする私を引き止める様に名前を呼んだ。変わらない無機質がそこにはあった。

信用、されていないのかも知れない。どれだけ言葉を重ねようとも、信じて貰え無いように。疑いの前では全ての事象は無意味と化す。

「その必要は無い」

「信じてくれるんだ。医者でもない。確実性のない私の言葉を……」


恋人の誠実を疑わないように、信徒が神を信仰し続ける様に、疑わない、信じ続けるという行為は、余りにも脆く、繊細で、壊れやすい事象であると感じている。

どれだけ相手が言葉を重ねても、否定を重ねても、例え其れが本当だとしても、疑いの前では無意味な塵と化す。その行いこそに意味が無くなってしまう。

そうして今の鏡花はその脆さを固定する為の行為を自ら投げ打ってしまいそうな目をしていた。

「本当など、確実性など、今の俺達には無意味な行為だ。誰も今の病態なぞ、分かりはしないのだから。だから気にするな」

そのような事に、お前が気負う必要は無い。

その出てー。明日は否が応でも出るけどさぁ。


別に瑠衣は『疑ってる』って程強い感情持ってないよ。

ただ今まで料理持っていったら、鏡花の方から

『移ると悪いから皿分けて』

と言ってたから。

其れが突然無くなったから、聞いてみただけ。

言葉足りないので、言い換えると

『人に移らない程、体調は万全なのか?』です。


よくあるのは、

恋人が浮気しているのかも知れない!!

探偵雇ったけれども証拠が見つからない。

携帯を見ようとしたけど、ロック掛かって見られない。

果たして本当に、浮気しているのか?


どれだけ言葉を並び立てても、証拠を突き付けても、その人が疑い続ける限り、真実じゃない。

例え万人が事実として受け入れて、実際其れが事実として成立しても、真実ではないんです。


だから嘘も本当も何処にも無いんじゃないかな。


これが起きやすいのが、体調不良、冤罪。

本人がどれだけ苦しいか、傍から見ると分からない。

体温平熱、咳してない、腹痛や頭痛は傍から見るだけでは、本人が我慢してしまえば、どれだけ苦しいか分からない。

だから仮病なんてものが出て来る。

客観的な指標がなく、自分で判断しないと駄目だから。


本人は本当に苦しいのかも知れない。

でも相手が『さほど苦しくない』と思ってしまえば、其れが相手の真実になるんです。

例え病人がどれだけ言葉を重ねても、叫び続けても、『所詮仮病なんでしょ?』で片付けられるんです。


そしてその疑いが自分自身にも向かった時、『自分は苦しいのか? 』『本当は大丈夫なんじゃないか』ってなるんですよ。

外的要因が出にくい、客観的な指標が何処にもない以上、その疑いは加速していく。という話。


AIとか出回ってるけど、本当と信じることも、AIと疑う事も、最早無意味なのではないかと。


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