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北の羅針盤

作者: 久遠 睦

第一部 残響室


1. 灰色の音階


月曜の朝、望月美咲はいつも同じ音で目覚める。エアコンが低く唸る音。窓の外で遠く響く、始発電車のレールを軋ませる音。そして、自分の心臓が鈍く脈打つ音。どれもが灰色をしていた。

28歳、東京在住、会社員。その肩書きは、彼女という人間を説明するには十分だったが、彼女自身を納得させるにはあまりに無力だった。ベッドから起き上がると、体に薄い鉛の膜が張り付いているような感覚がした。慢性的な「だるさ」と「疲労感」。それはもはや彼女の個性の一部になっていた 。冷え性で、真夏でさえ足先は氷のように冷たい。昨夜も、湯船で芯まで温まらなければ眠りにつけなかった。

キッチンに立ち、コンビニで買ったコーヒーをマグカップに注ぐ。電子レンジの無機質な回転を眺めながら、美咲は思う。何かがしたい。でも、その何かがわからない。その答えのない問いが、ここ数年、ずっと頭の隅にこびりついていた。

会社は大手町の高層ビルにある。データ入力と資料作成が主な業務だ。数字の羅列を睨み、キーボードを叩く。その行為に意味はない。ただ、給料という対価を得るための作業があるだけだ。同僚たちはランチの計画や週末の予定を楽しげに話しているが、美咲はその輪にうまく入れなかった。彼女たちの会話は、美咲の耳には遠い国の言葉のように響いた。まるで自分だけが、透明な壁に隔てられた別の世界にいるようだった。

帰りの電車、窓に映る自分の顔はひどく無表情だった。かつては、もっと笑っていたはずだ。何にでも心を動かされ、未来に漠然とした期待を抱いていた。いつからだろう。世界から色が抜け落ちてしまったのは。

部屋に戻り、買ってきた惣菜を味気なく口に運ぶ。テレビをつけると、華やかな芸能人たちが甲高い声で笑っていた。すぐに消した。静寂が、かえって心地よかった。部屋の隅に積まれたままの雑誌。買ったきり一度も開いていない小説。かつて好きだったものが、今はすべて重荷に感じられた。

彼女の日常は、色のない音階をただ行ったり来たりするだけの、終わりのない旋律だった。高揚もなければ、絶望もない。ただ、平坦で、静かで、息が詰まるほどの退屈が続くだけ。このまま30歳になり、40歳になり、いつか死んでいくのだろうか。その想像は、恐怖よりも先に、深い諦めを彼女にもたらした。北向きの窓から見える夜景は、無数の光が点滅しているのに、少しも彼女の心を温めはしなかった。


2. 気乗りのしない巡礼者


「ねえ美咲、今度の日曜、付き合ってくれない?」

会社の給湯室で声をかけてきたのは、同期の由香だった。彼女は屈託なく笑う、太陽のような人間だ。美咲とは正反対の。

「どこへ?」 「銀座。すっごく当たるって評判の占い。予約取れたんだ!」

占い。その言葉を聞いただけで、美咲の心は冷めた。非科学的で、曖昧な言葉で人を慰撫するだけの、高価なエンターテイメント。それが彼女の占いに対する評価だった。

「ごめん、私そういうの信じないから」 「いいの、いいの!信じてなくても!冷やかしでいいからさ。一人じゃちょっと緊張するし」

由香の押しに負け、美咲は結局、日曜の午後をそのために空けることになった。

約束の日、二人が向かったのは、銀座の裏通りにある雑居ビルの一室だった。派手な看板や怪しげな装飾はなく、磨き上げられた真鍮のプレートに「占いの館 アウローラ」と控えめに記されているだけだった 。扉を開けると、アロマの落ち着いた香りが鼻をくすぐる。内装はまるで高級サロンのようで、美咲が想像していたものとは全く違っていた。

個室ブースに通され、しばらくして現れた占い師は、五十代くらいの物腰の柔らかい女性だった。派手な衣装ではなく、上質なリネンのワンピースを品よく着こなしている。人を惹きつける穏やかなオーラがあった。

先に占ってもらった由香は、恋愛の悩みを打ち明け、時折涙ぐみながらも、最後にはすっきりとした顔で部屋を出てきた。そして、美咲の番になった。

「何か、お悩みが?」

占い師は静かに問いかけた。美咲は首を横に振る。

「特に悩みはありません。友達の付き添いで来ただけなので」

シニカルな態度を隠そうともしなかった。占い師は気分を害した様子もなく、ただじっと美咲の目を見つめた。その視線は、すべてを見透かすような、それでいて責めるような色合いは一切なかった。長い沈黙が流れる。気まずくなった美咲が何か言おうとした瞬間、占い師が口を開いた。

「あなたは、羅針盤をなくしているのね」

どきりとした。核心を突かれた気がした。しかし、それを認めたくなくて、美咲は黙っていた。占い師はタロットカードを広げるでもなく、水晶玉を覗き込むでもなく、ただ静かに言葉を続けた。

「北へ行きなさい」 「……北、ですか」 「ええ。北へ。そうすれば、あなたの羅針盤が見つかる」

それだけだった。あとは当たり障りのない会話が少し続き、セッションは終わった。あまりにシンプルで、あまりに漠然とした言葉。美咲はそれを、誰にでも当てはまる、都合の良いアドバイスだと頭の中で切り捨てた。

帰り道、由香は「あの先生、すごかった!美咲も何か言われた?」と興奮気味に尋ねたが、美咲は「別に。北に行けって言われただけ」と素っ気なく答えた。

その夜、ベッドの中で、美咲はその言葉を反芻していた。「北へ行きなさい」。馬鹿馬鹿しい。そう思うのに、その言葉は奇妙なほど耳に残り、彼女の心の静寂に小さな波紋を広げ続けていた。それは、彼女が信じる信じないの問題ではなく、あまりにも複雑で意味を見失った彼女の世界に投げ込まれた、唯一の単純な指針だったからかもしれない。


第二部 囁く大地


3. 脱出速度


4泊5日の連休が近づいていた。特に予定はない。いつものように、部屋で無為に過ごすだけだろう。そう思っていた矢先、脳裏にあの言葉が蘇った。「北へ」。

まるで何かに憑かれたように、美咲はスマートフォンの画面をタップしていた。航空券の予約サイト。行き先は、北海道。一番「北」らしい場所だと思ったからだ。ほとんど衝動的な行動だった。信じていない。信じていないはずなのに、何もしないよりはましだという、消極的な肯定が彼女を動かした。

羽田空港へ向かう電車の中、窓の外を流れる景色はいつもと同じ灰色に見えた。だが、新千歳空港に降り立った瞬間、美咲は息を呑んだ。空が、あまりにも広く、青い。東京のビル群に切り取られた空とは違う、どこまでも続く、圧倒的な蒼穹。その広さに、胸が少しだけ軽くなるのを感じた。

レンタカーを借り、あてもなく車を走らせる。カーナビに行き先を入れる気にもなれず、ただ「美瑛」「富良野」といった道路標識に従った。やがて視界が開け、なだらかな丘がどこまでも続く風景が広がった。「パッチワークの路」と呼ばれるその場所は、確かに美しかった 。だが、その美しさは絵葉書のようで、どこか現実感がない。あまりに広大で、完璧すぎて、自分の悩みや存在の小ささを突きつけられているようだった。自然は、美咲のちっぽけな感傷など気にも留めない。その無関心さが、少しだけ寂しかった。

次に訪れたのは、美瑛の「青い池」だった 。水面は、信じられないほどのコバルトブルーに輝き、立ち枯れたカラマツが幻想的な影を落としている。観光客たちが一様に感嘆の声を上げ、スマートフォンを構えている。美咲もそれに倣って数枚写真を撮ったが、心は動かなかった。美しい。けれど、それだけだ。まるで美術館で絵画を鑑賞しているような、対象との間に一枚の透明な膜があるような感覚。この雄大な自然は、彼女のエゴを少しずつ解体していく最初のステップだった。人間の都合や感情を中心に回る東京とは違う、人間など意に介さない、別の時間軸で動く世界の入り口に、彼女は立っていた。


4. 静寂の音


美咲は、地図上でより人気のない東の方角へと車を向けた。どこまでも続く直線道路が、まるで空へと続いているように見える 。対向車もほとんどない。聞こえるのは、風の音と、エンジンの低い唸りだけ。東京の絶え間ない喧騒に慣れた耳には、その静寂がむしろ大きな音のように響いた。

その夜は、摩周湖の近くにある小さなペンションに宿を取った。アイヌ語で「カムイ・トー」、神の湖と呼ばれるその湖は、深い霧に包まれていた 。展望台に立っても、見えるのは乳白色の霧ばかり。湖面は、その神秘を簡単には見せてくれない。だが、美咲は不思議とがっかりしなかった。すべてが見えないことの美しさ。霧が隠している向こう側を想像することの豊かさ。それは、すべてが可視化され、評価される東京の生活にはない感覚だった。

彼女の中で、何かが変わり始めていた。それは劇的な変化ではない。硬く凍り付いていた心の表面が、春先の雪のように、ほんの少しだけ緩み始めたような、微かな予感だった。これまで彼女を縛り付けていた、電車の時刻表や仕事の納期といった「都市の時間」が、日の出と日没という、より大きなリズムに溶けていく。目的もなく、ただ存在する。その許されるような感覚が、彼女の固くなった心をゆっくりと解きほぐしていった。

翌朝、再び展望台に立つと、霧は晴れ、湖がその姿を現していた。吸い込まれそうなほどの深い青。「摩周ブルー」と呼ばれるその色は、ただの青ではなかった。底知れない深淵を覗き込んでいるような、畏怖の念を抱かせる色だった。美咲は、その青を見つめながら、初めて北海道に来てよかったと、心の底から思った。占い師の言葉は、まだ信じていなかった。しかし、この旅が、自分にとって何か特別なものになりつつあることは、確かだった。


第三部 カムイの舞


5. サロルンカムイ(湿原の神)


旅の三日目、凍てつくような空気が肌を刺す道東、釧路地方へと足を延ばしていた。すべてが白と黒のモノトーンに支配された世界。

鶴居村にあるタンチョウのサンクチュアリを訪れたのは、晴れた日の午後だった 。広大な雪原に、黒い木々が影を落とす。その静寂は、まるで一枚の墨絵のようだった。そして、そこに彼らはいた。丹頂鶴。純白の体に、漆黒の風切羽、そして頭頂の鮮やかな赤。そのコントラストは、この世のものとは思えないほど美しかった。

美咲が息を殺して見つめていると、二羽の鶴が向かい合い、深くお辞儀をしたかと思うと、一斉に天に向かって「コォーッ」と鋭い声を響かせた。そして、舞が始まった。翼を大きく広げ、軽やかに跳躍し、互いの周りを優雅に旋回する。それは単なる動物の求愛行動ではなかった。生命そのものの歓喜を表現する、神聖な儀式のように見えた 。美咲は、何年もの間忘れていた、純粋な感動に打ち震えていた。シニカルな思考が入り込む隙もない、圧倒的な現実。涙が、凍った頬を伝った。

「美しいでしょう。アイヌの人々は、彼らのことを『サロルンカムイ』、湿原の神と呼ぶんですよ」

隣で立派な望遠レンズを構えていた老カメラマンが、独り言のようにつぶやいた 。

サロルンカムイ。湿原の神。その言葉は、美咲の心に深く突き刺さった。神は、神社や寺にいるのではない。この凍てつく雪原の上で、今、舞っている。これまで受動的に風景を「観察」してきた彼女の視点が、この瞬間、変容した。これは、ただ美しい動物を見ているのではない。聖なる存在の前に立っているのだ。この感覚は、彼女の世俗的な都市の精神にとって、根源的なパラダイムシフトだった。何を「する」べきかではなく、世界をどう「見る」べきか。その問いが、彼女の中に初めて芽生えた。


6. 木の言葉


「カムイ」。その言葉が、美咲の頭から離れなくなった。神は鶴だけでなく、あらゆるものに宿るという。その思想をもっと知りたくなり、彼女はアイヌ文化が息づく沙流川流域の集落へと向かった 。

川のほとりにあるその集落は、静かで、時間がゆっくりと流れていた。美咲は、観光案内所で紹介された小さな工房の扉を叩いた。中では、一人の老人が黙々と木を彫っていた。工房の主であるその男性は、多くを語らず、ただ美咲に椅子をすすめ、彼女が見ていることを許した。

彼が作っていたのは、「二風谷イタ」と呼ばれる木彫りの盆だった 。クルミの木肌に、マキリと呼ばれる小刀が滑るたび、複雑で美しい文様が魔法のように現れる 。渦巻のような「モレウノカ」、植物の棘を思わせる「アイウシノカ」、そして盆の中央で静かに見つめる菱形の「シクノカ」、神の目 。老人の手の動きは、淀みなく、確信に満ちていた。それは単なる作業ではなく、木との対話のように見えた。

美咲は、何時間もそこに座っていた。言葉はほとんど交わさない。ただ、木の削られる音と、ストーブの燃える音、そして窓の外を流れる川の音だけが、工房を満たしていた。その空間は、祈りのように静かで、濃密だった。彼女は、自分がずっと探し求めていた何かが、この場所にあるような気がした。それはまだ、言葉にはできなかったが。


7. 手の中の羅針盤


旅の最終日、美咲は再びその工房を訪れた。老人は、彼女の顔を見るなり、ぽつりぽつりと話し始めた。

「アイヌは、すべてのものに『ラマッ』、魂が宿ると考える。この木にも、それを彫るワシの小刀にも、魂がある。だから粗末にはできない」

彼は、自然界の動植物や、火や水、さらには人間が作った道具でさえも、優れた働きをするものは「カムイ」として敬うのだと語った 。人間は自然の支配者ではなく、その一部であり、感謝と敬意をもって共に生きる存在なのだと 。

「この文様は、ただの飾りじゃない。魔を祓うための祈りだ。悪いカムイは、具象的なものを嫌う。だから、渦や棘、目といった抽象的な文様で、盆を持つ者を守るのさ」

その言葉は、美咲の世界観を根底から揺さぶった。彼女が生きてきた世界では、物は消費されるために存在し、自然は利用されるための資源だった。しかし、老人の語る世界では、すべてのものが魂を持ち、互いに関係し合い、敬意を払われるべき存在だった。

老人は、彫り終えたばかりのイタを美咲の手に乗せた。ずっしりとした木の重み。指先に感じる、彫られた文様の滑らかな凹凸。それは、単なる木工品ではなかった。木の魂、彫り手の祈り、そして何百年も受け継がれてきた思想が、その一枚の板に凝縮されていた。

その瞬間、美咲は悟った。占い師が言った「羅針盤」とは、これだ。

それは、単に「木彫り職人になる」というような、具体的な職業を指すのではなかった。彼女が発見したのは、生きるための哲学そのものだった。日々の暮らしの中に、目の前の物事に、敬意と、意図と、繋がりを見出すという「実践」。二風谷イタは、その哲学を手に取れる形にしたものだった。「何をすれば幸せになれるか?」という問いが、いかに的外れだったかを思い知った。問いは、「どうすれば意味のある生き方ができるか?」でなければならなかったのだ。

「もし、あんたがこの道を本気で知りたいと思うなら、またここへ戻ってくるがいい。自然はいつでも待っている」

老人の言葉が、彼女の心に深く刻まれた。手の中のイタが、その答えを、進むべき北を、静かに示していた。


第四部 新しい北


8. 新しい光の中の街


東京に戻った。空港から乗り込んだ電車の中、街は何も変わっていなかった。コンクリートの建物がひしめき、人々は無表情にスマートフォンを眺めている。以前の彼女なら、この光景に再び絶望しただろう。しかし、今の美咲の目には、すべてが違って見えた。

地下鉄のホームで電車を待つ人々の群れは、もはや匿名の塊ではなかった。一人ひとりに、それぞれの人生と、魂がある。高層ビルの隙間に見える空の青さに、北海道の空を思った。オフィス街の街路樹であるイチョウの木に、都会の片隅で懸命に生きるカムイの姿を見た。

会社での仕事も、以前とは違う感覚でこなした。それはもはや、彼女の人生の中心ではなかった。北海道へ戻り、あの工房の扉を再び叩く。そのための資金を稼ぎ、準備をするための、明確な目的を持った期間に変わったのだ。北海道で出会った、土地に根差し、素材と対話し、哲学を持って生きる職人たちの姿が脳裏に浮かんだ 。彼らは皆、自分の羅針盤を持っていた。美咲も、ようやく自分のそれを見つけ、その針が指す方角へ進む決意を固めたのだ。


9. 最初の一彫り


美咲の生活は、静かに、しかし確実に変わり始めた。週末の飲み会や無意味な買い物をやめ、北海道への移住資金を貯め始めた。そして、ワンルームの部屋の片隅を片付け、小さな作業スペースを設えた。北海道から持ち帰った、小さなカツラの木のブロックと、一本の彫刻刀。

ある週末の夜、彼女はその木片を手に取り、深く息を吸った。そして、刃を当てる。

サクッ。

静かな部屋に、刃が木に入る、小さく、しかし確かな音が響いた。彼女は、お金のためでも、誰かに褒められるためでもなく、彫る。あの場所へ戻るために。世界を新しい目で見つめるという、その実践のために。

彼女が彫り始めたのは、渦巻の文様、モレウノカだった。まだ線は拙く、ぎこちない。しかし、その一彫り一彫りに、彼女の祈りと決意が込められていた。

占い師が言った「北」は、もはや地図の上の方角ではなかった。それは、彼女の内なる羅針盤が指し示す、未来そのものだった。彼女は退職届を出す日を心に決め、来るべき日に備えて、一彫り、また一彫りと、木と対話を続けた。物語はここで終わるのではない。ここから、始まるのだ。美咲の、本当の人生が。


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