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ユリア・カエサルの決断  作者: 遠藤遼
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俺の後輩がユリア・カエサルをあっさり買収しました

「で? どういうことなのか、説明してもらえるんだろうな?」


「……あの、ユリア、さん? なんで、そんなに怒ってらっしゃるのですか」


「怒ってなどいない。セイヤに、事実を、ありのままに、話してもらいたいだけだ」


 座は静まっていた。先ほどまでと変わらずユリアは横になり、俺は横になる気も失せてきちんと座っているがゆえに、両者の対立構図が妙に先鋭化している。


「初めまして! 綾川もえみと申します。センパイがいつもお世話になっています。あたしもディアナ神によってこの世界に送られてきました。いま執政官のトゥッリア・キケロちゃんのところでお世話になっているんです」


 突如、降って湧いて出たもえみちゃんに対して俺が口をただパクパクさせることしかできなかったあいだに、彼女はさっさと自己紹介してしまった。さらに、彼女は手近にあった椅子を持ってくると、俺とユリアのあいだに座ってしまった。そして、ユリアの機嫌がすこぶる悪くなった。ユリアの葡萄酒の消費速度が上がった。以上。


 いやいやいや、「以上」じゃないだろう。そんなことを言っている場合ではない。


「あなたがユリア・カエサルさんですね。キケロちゃんから、お話は聞いています」


「どうせロクな話ではないだろう」


 ユリアは口をへの字にして葡萄酒をすすった。


「おおかた、女好きの嫌な奴とか、金を借りに来る嫌な奴とか、胸のデカい嫌な奴とか、そんなふうに言われているのではないか」


「ぜんぶ伺っています」


「~~~~~~~~~!」


 ユリアが怒りに震えながら、俺のぶんの肉料理を強奪する。とばっちりだ。


 小さい口いっぱいに肉を頬張ってもごもごやってるユリアの代わりに、リヴィアが俺に耳打ちしてくれた。


「執政官キケロ様はお堅い性格で、ユリア様に昔から小言を言ってばかりなのです。キケロ様もユリア様と同い年なのですが、すでに執政官の身なのです。元老院では新参者のユリア様に、最近一段と、あれこれ言うようになって、その……」


 要するに、ユリアとキケロは仲が悪いということなのだろうか。


「あかりがあるいのれはらい。あいふがむはつふのら」


「ユリア、飲み込んでからしゃべれ」


 指摘されたユリアは左手を「ちょっと待ってて」の形で突き出し、もぐもぐと咀嚼している。葡萄酒を口に含み、ごっくん。


「よくできました。で、何だって?」


「私が悪いのではない。あいつがムカつくのだ」


 手の甲で口を拭ってユリアが弾劾する。


「おまえ、キケロに何かしたんだろう」


「ちょっとお金を貸してくれとお願いしただけだ」


「どれだけの額だよ。また百タレントとか、とんでもないこと言ったんじゃないのか」


「ごく常識的な額だ。そんな途方もない額じゃない」


「ちょっとユリア! あんた、百タレント一括の借金が途方もない額だってわかってて、あらしのところに来たの!?」


「あたりまえだ。そんなことを頼めるのは、私の最も信頼する愛しのクララしかいない」


「……わかってるならいいわよ」


 何だか適当に丸め込まれているな。


「キケロに話を戻すが、あいつ、金持ちなんだぞ。それなのにちょっとお金を借りようとしたらサクッと断るし。元老院のお姉さまに近づこうとしたらやたらと邪魔してくるし」


「まあ、常識人なんだろうな」


「何か言ったか、セイヤ?」「別に」


 キケロの書いた哲学書も読んだことあるけど、いいこと言ってるじゃないか。ユリアの性格に難があるからもめているだけのように見えるが。


「それにあいつ、弁護士だから自分の弁論を本にして出版してるのだ」


「変わったことをするんだな」


「そうすればひとつの裁判で、依頼人から金を取り、さらに本にして金を取れる。私よりよっぽど金に汚いじゃないか」


「むかし、ユリア様は弁護士業をしてみて、うまくいかなかったのです……」


 リヴィアの告げ口にユリアが睨む。あ、ユリアちょっと涙目だ。


「まあ、優れた弁論なら、本に出して儲かるだけじゃなくて、宣伝にもなるってことか」


「そのとおりなんだ。でもな、セイヤ。あいつは本にするとき、裁判での実際の弁論を、自分に都合のいいように書き直したりしてるんだ。『この本に書いてあるとおりの弁論をしてくれたら裁判で負けなかったのに』って泣いている依頼人もいる」


「その弁論は、他ならぬユリア様が、お金関係の裁判でキケロ様に弁護をお願いして負けた裁判記録のところなのです」


「私怨かよ!」


「私は寛容だからもう許している」


「でも、お酒が入ったユリア様に、キケロ様の名前は禁句なのです」


「葡萄酒には過去の傷をえぐる効果があるように私は思う」


 ユリアも、あまり酔わせてはいけなかったんだな。


「おまけに何だ、この娘は」


 やっとのことで、もえみちゃんに話が戻ってきた。ユリアがもえみちゃんを上から下まで舐めまわすように見つめる。


「こんなかわいい子をキケロの奴っ……けしからんっ!」


「それが本音かよ!」


「ちょっと胸が大きめだが、そこもまたいいっ!」


「そういう視点から離れろよ!」


 もえみちゃんは女の子の身で、ひとりでこの世界に来ている。ユリアではないが、キケロのところで危ない目に遭っていないだろうか。


「あのね、ユリア。他の人を自分と同じ人種だと考えちゃダメよ。キケロはいたって普通の女の子。あんたみたいに、かわいいからって次から次へと、目に付き次第、手当たり次第、女の子に声かけまくったりはしないのよ」


 だいぶ酔いが回ってきたのか、一周して眠くなったような声でクララが冷静に指摘する。


 ラテン語を聞き間違えたのかと思い、もえみちゃんに聞き直した。


「キケロって、女の子なの?」


「そうなんですよ、センパイ。あたしもびっくりしました」


 先入観は敵だと、つくづく思った。「カエサル」が女の子なんだから、「キケロ」が女の子でもおかしくないんだ。「キケロちゃん」と言っている時点で気づくべきだったのだ。


 それにしても、キケロが女の子であるということに対してのもえみちゃんの感想、そんな簡単なひとことだけで済むのだろうか。


 もえみちゃんの隣りには怒りの収まらないユリアがひとり。


「キケロの奴、私より胸が小さいからってッ。抜けるような色白の肌に、小柄な身体つきに、青い髪が物静かな雰囲気と相まってッ――かわいいじゃないかッ!」


「結局、かわいいのかよ!」


「セイヤ、おまえもあっちの方がかわいいと思うのかッ!?」


「何でそうなるんだよ! 会ったこともないよ!」


「私よりも魅力的なのかッ!? 胸の大きい方がいいんじゃないのかッ!?」


「後輩のまえでそういうことを言われるのは、どんな刑罰ですか!?」


「やだ、センパイ。あたしのこともそんなふうに見ていたんですか」


 もえみちゃんが両手で自分をかばうようにし、かえって胸のふくらみが強調される。


「違っ……って、もえみちゃん、わざとやってるだろ」


「おっぱいが大きいのも大変なんですよ。肩が凝るって、ほんとなんですから」


「そうなんだよ!」ユリアが大いに賛同の意を表した。


「胸が大きいとバカにされるだけではなく、肩が凝って大変なんだ。わかってくれる子がいてほんとうにうれしいぞ。きみに出会えたことを神々に感謝する。乾杯しよう」


 葡萄酒の酔いのせいか、ユリアがいつも以上に高速なテンションだ。ついでに、高速でもえみちゃんの手を握っている。


「こらこら、うちの後輩をさらっと口説くな」「恋人ではないのだろう?」「まあ、そうだけど」「なら私が口説くことに何ら障害はない」「口説くところは否定しないのかよ」


 さきほどユリアに強奪された肉料理をあらためて取り分けると、一口食べた。


 もえみちゃんが、真剣に考える顔でユリアを見ている。


「あたし、さっきからひとりでごめんなさい。あなた……」


 ユリアがこちらでの『カエサル』であることに思い至ったのだろうか。


「Gカップはありますね」「何でそういう話になるんだよ!」


 もうツッコミにも疲れてきた。こういうときクララのツッコミもほしいのだがと見ると、クララは酔うだけ酔って眠っていた。幸せそうである。口の周りにソースが残っていた。


 援軍来たらず。冷静になろうとのどを潤そうと手を伸ばしたら葡萄酒だった。あぶない。俺まで酔ってしまったら、誰がここの場の収拾をつけるのだ。


「困りました、センパイ。あたし、EカップなのでGカップのブラ持っていません」


「知らねーよ!」


「あっ、センパイにブラのサイズがバレちゃった。センパイのえっち」


「濡れ衣だよ!?」


「もうこうなったら、お嫁にもらってください」


「ちょっと待て何でいまのよくわからん『じーかっぷ』とかいう会話でセイヤがおまえを嫁にもらうことになるんだセイヤは私のものだ」


 危うく永久就職をもらいそうになったところで、ユリアが横槍を入れてきた。助かった。でも、俺はお前のものでもないぞ。リディアみたいに奴隷じゃないのだし。


 そのリディアは新しい葡萄酒を持ってきて、代わりに空の器を持って下がっていった。


 ああ、またツッコミ役が減った――


「えっとですね、ブラジャーというのはですね――」


 そこでもえみちゃんは、ユリアにこそこそと耳打ちしはじめた。


「何!? そんなことが……まあ、布は巻いているが……いや、それは……困る……えっ、ほほほ、ほんとうなのか……っ!」


 興味津々で聞き入っているユリアだが、その表情はありありと驚愕の色が見て取れた。ブラジャーなんて見たことのないものだからだろうか。なぜだろう、もえみちゃんがユリアに教えるとなるとものすごく不安なものを予感してしまうのだが。


 もえみちゃんが楚々と後ろへ下がり、ユリアが上気した顔で振り返った。


 ユリア、ふるふる震えている。


「セイヤッ!」「はいっ!」ユリアが勢い良く立ち上がり、俺の両肩をがっしり掴んだ。


「きみたちのいた世界はなんて偉大な世界だったんだっ!」


「へっ?」


「私はいまのいままでローマ以上の文明はないと思っていたが、そうではないらしい」


「はあ」まあ、二千年以上未来だしね。


「まさか女性の下着がそんなにも高度化し、尊崇の対象となっているとは――」


「はあぁぁ?」


 俺は伏し目がちに控えているメガネっ子に首を向けた。


「おいこら後輩」「何でしょうかセンパイ」


「おまえ、ユリアに何吹き込んだ」


「失敬な。ユリア様はこんなにおっきなおっぱいなのに、ちゃんとしたブラをしないと形が崩れて残念なことになってしまいますでしょ?」


「俺に聞かれても、何とも答えようがないんだけど」


「あたしはユリア様に、女性におけるブラジャーの重要性と、男性に対するブラジャーの優位性を説いてさしあげただけです」


「前半はともかく、後半はいらんことを教えたんじゃないか」


「ユリア様だって年頃の女の子ですよ。男の子の反応のひとつやふたつ気になります」


「モエミ殿! ななな、何を言っているのかねっ」


 ユリアが真っ赤になってもえみちゃんの口をふさいだ。


「わわわ、私はあくまでも、かわいい仔猫ちゃんにモテモテになるためにだなっ」


 ユリアの声が裏返っていた。こんなユリア初めて見たぞ。


「お望みならブラジャーをあたしの魔術で作ることもできますけど、どうされますか?」


「そんなことが可能なのか!?」


「あたしも異世界人ですから。魔術、いけます」もえみちゃんのメガネが光った。


「ぜ、ぜひたのむ」ユリアがいま悪魔の契約にサインしたぞ。


「ちょっと、もえみちゃん」と、鼻息荒くもえみちゃんに迫るユリアを遮る。


「魔術って、もえみちゃんもほんとに使えるの?」


「ディアナ神から教えてもらいました。日用品などの物品具現化専門らしいですけど」


「でも、それって代償が――」


「日本にいたときの記憶を失っていく――それについても聞いています」


 もえみちゃんはケロリとした顔で日本語を使って答えた。


「でも、センパイ、魔術は使うべきときに使わないとダメだともディアナ神は言ってました。いま、あたしが多少の記憶を代償にして、ユリアにかわいいブラをプレゼントして気に入ってもらえれば、キケロちゃんと少しは仲良くなれるかもしれない。これはローマの歴史を左右するかもしれないチャンスなんですよ」


 かわいくて面白いけど下品と思っていた後輩は思わぬ策士だったのだろうか。下ネタをちりばめて迂回していたが、本来の目的は「キケロとユリアをつなぐこと」だったのか。


「上野でセンパイが急にいなくなっちゃって、あたしすごくすごくすごく悲しかったんですよ。そしたら、ディアナが現れて。センパイ、『カエサル』のところへ転送されたっていうじゃないですか。だから、あたしも頼んだんです。この世界へ飛ばしてくれって」


 もえみちゃんの表情に見たことのない真剣さが宿る。その瞳には光るものがあって。


 俺は動揺した。怯んだ。後ろめたい気持ちがした。


「でも、何でキケロのところに?」


 自信をもって言うがもえみちゃんの真剣さから逃げたと彼女は気づいていたはずだ。


 もえみちゃんは、それでも話を合わせてくれた。


「カエサルのところにはもうセンパイがいる。だから、あたしは行けなかったんです。でも『キケロ』が空いていた。『キケロ』が断固として反カエサル派を抑え込んでくれたら、『カエサル』の暗殺はなかったんじゃないかって、あたしは思うんです」


 俺以上にいろいろ考えているようだ。もえみちゃんはそこで一呼吸置いた。


「センパイは見たくないですか、もし『カエサル』が暗殺されなかったとしたら、その向こう側に何が起きるのか。あたしは見たいです。だから、魔術使います」


 もえみちゃんは、聞きなれない言葉のやり取りを怪訝な面持ちながらも黙って聞いていたユリアに向き直った。


「お待たせしました。これがブラジャーです!」


 ラテン語に戻したもえみちゃんは、明るい声をあげて右手をくるり。翻した手には、ピンク色で細かな刺繍が施されたブラジャーが握られていた。って、俺の目の前で出すな。


「魔術ってちゃーんとイメージできないと具現化できないからあたしのいま着けているブラジャーと同じデザインですけど、ユリア様のサイズにしてあります」


 何かとんでもないこと言わなかったか。女の子的に言っちゃいけないような。


「いま付けているブラのデザインまで見られちゃいました。センパイのえっち」


「おまえがやったんだろ!」


 絶対、わざとやっている。ほんっと、この後輩は下ネタというかセクハラというか。


「おお! これがそうなのか」喜色満面、ブラジャーを受け取るユリア。


「何という細かな刺繍なのだ。私の知っているどんなローマの熟練の職人と言えども、こんな細かい花柄を糸で編み上げることなどできないだろう。しかも、なんだ、この伸び縮みする布は? この小さな金具は何のためにあるのだ?」


 ユリアは、物珍しさと戦慄のないまぜになった顔つきで、ブラジャーを表から見たり裏から見たり、引っ張ったり、畳んだり、ホックをいじったりしている。まさに未知との遭遇って感じだ。俺自身、ブラジャーをこんなにまじまじと見させてもらったのは初めてだ。……って、ブラジャーを連呼するのがとっても恥ずかしいんですけど、もえみさん?


「これで私は――っ!」感極まった表情のユリアが俺に振り返った。


「セイヤ、よく見てろよ!」


 ドヤ顔のユリアが突然、上半身の服を脱いだ。


「えっ」「おっ」


 たゆんと優しくふるえてあらわになった白くて大きな張りのある双丘。ユリアの可憐さと大胆さがそのまま具現化されたような形と大きさ。つんと上を向いた桃色の先端が扇情的な気持ちを掻き立てる。ダメだと思っても目が離せない。


「うふふ、そんなに私の胸に興味があるのか? ほら、こうやるんだろ?」


 葡萄酒でほんのり赤くなった顔に笑みを浮かべて、顔のすぐ前まで近づいてブラジャーを胸に当てようとする。勢いよく脱いだ服は太ももまでずり落ちていた。


 足元が怪しくなってる。手元も怪しい。いま気づいた。ユリア、すげえ酔ってるんだ。


 でなければ、男の俺の前で胸をあんなに堂々とさらしたりしないだろ。


「あんっ。うまく入らない……どうしたらいいんだ、セイヤ……」


 ユリアが慣れない手つきでブラジャーをつけようとするたびに、彼女の大きな胸が極上のゴムまりのようにつぶれたり、ゆがんだり、形を変えている。一生懸命な彼女の息が俺の顔に当たる。なんかもう、頭がくらくらした。


「おおおー、ユリア様のおっぱいスゲエェェ! でっけぇぇ! かっけぇぇぇ!」


 もえみちゃんがひどい歓声を上げた。


「おい、もえみちゃん――」と声をかけようとして、もえみちゃんのそばにコップが転がっていることに気づく。


「おまえ、それまさか、葡萄酒――」


「あはははははっ。昔のお酒って醸造技術が未熟なんで、きっついっスねぇ!」


「モエミ殿、このぶらじゃー、着けてくれ」


「はいはーい。――ああん、ユリア様のおっぱい、たゆたゆぽよぽよ、最ッ高っ!」


「うふふふ、そーだろー、そーだろー。実は私もそう思ってるんだ。ローマで大きい胸は評価されないが、セイヤなんか私の胸をしょっちゅう見てるし」なっ……。


「センパイはおっぱい大好きですからっ」もえみちゃんにまでバレていた、だと? 


「でねぇ、ユリア様ぁ。キケロちゃん、ちょっととっても困ってることがあるんですよぉ。ユリア様とクララ様に助けてほしいんですぅ」


「おー、まあ、このぶらじゃーの恩もあるし? キケロとは、一度ゆっくり話さなければいけないと思っていたし? いいぞー。あははははは――」


 ユリアが正気に戻って深い深い自己嫌悪に陥るのは、翌朝のことだった。

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