僕の彼女は、creamyな彼女。
僕の彼女は、まるでクリーミィーな彼女なんだよ。
雪解けのような、まろやかな肌触りに、僕の頬っぺたが落ちるような
優しい微笑み、透き通るような声に僕の心に恋の矢が刺さったんだ!
まさに!?
僕は彼女に、【一目惚れ】をしたんだよ。
そして、僕は迷わずその場で彼女に告白したんだ、、、!
『スミマセン! 僕はキミに恋をしてしまいました! 良かったら
僕と友達から付き合ってくれませんか、、、?』
『えぇ!?』
彼女は、少しビックリしてからニコッと僕にこう言ってくれたんだよ!
『取り敢えず、“お友達になりましょう!”』
『あぁ! ははい!』
▽
こうして僕は、彼女の友達から徐々に彼氏になる事が出来たんだよ!
彼女は、友達の時よりも彼氏になってからの方が凄く優しくてね!
僕は、より一層! 彼女の事を大好きになっているんだ、、、!
『ねえねえ、陸也! 次の日曜日、予定空いてる?』
『うん? 空いてるけど、、、どうして?』
『良かったら? 私と水族館デートしてくれない?』
『もちろん! いいよ~!』
『良かった~』
『えぇ!?』
『陸也に断られたら? どうしようと思ってたから、、、。』
『バカだな~そんなはずないじゃないか~!』
『うん。』
*
僕はこんな彼女の一つ一つに、メロメロになっているんだよ。
無邪気に笑う彼女が好きだし!
さり気なく気を遣えるところも好きだ!
彼女の声は、僕が仕事で疲れた体を癒すビタミンになるんだよ!
彼女は、僕のすべてなんだ!
何でも、彼女が望むモノは叶えてあげたいんだよ、、、!
▼
それにね、、、?
こんなに可愛くて性格のいい僕の彼女がモテない訳がない!!!
彼女には、れっきとした僕と言う彼氏がいるのに、、、。
次から次へと知らない男が、彼女に告白してくるんだ、、、!
僕は、不安で不安で仕方がなかったのだけど、、、?
彼女が僕にこう言ってくれたんだよ、、、!
『私が好きなのは、陸也だけだよ! だから、何にも心配しなくて
いいからね!』
『うん!』
*
僕は、彼女の事を信じて! ヤキモチも妬かず嫉妬もせず彼女の事だけを
見続けてきたんだ!
だけど、、、?
ある時、知らない男と僕の彼女が仲良さそうに腕を組んで歩いている
のを見て! 僕はついに、彼女にキレてしまったんだ、、、!
『なあ、紗矢! 今日の昼頃、僕の知らない男と一緒に腕を組んで歩いて
たけど、、、? あの男は誰なんだよ!!!』
『あぁ、あのね! 私のお兄ちゃんだよ!』
『嘘つけ! バレる嘘なんかつくなよ! 他に好きな男でもできたのか?』
『だから、違うって! 陸也、私の事! 信じてよ!』
『いや? もう無理だ! 信じれないよ、もう紗矢とは別れる!!!』
『・・・なんで、そうなるのよ、』
『ずっと、僕は紗矢を信じてきたけど、もう限界だ!』
『陸也、』
『じゃあ、』
▽
それで、、、。
僕は、彼女と別れてしまったんだ、、、!
でも何故か、、、?
僕は後悔していないし、ヨリを戻したいとも思わないんだよ。
きっと、僕が無理して彼女と付き合っていたから...。
今は、その開放感の方が強いんだ。
でも彼女は、僕の事をどう思っているのかな、、、?
ワガママで、自分勝手だと思っているのかもしれない、、、!
それでも、僕は、、、。
彼女と別れて、良かったと思っているよ。
*
・・・でも1年後。
僕は、彼女と共通の友達から聞いたんだけど、、、?
僕と別れてから彼女は、他の男性と付き合っていないと聞いたんだ!
まだ、僕の事を想ってくれているとか、、、。
僕もまた、他の女性とは付き合えないでいるしね。
もし、願いが叶うなら、、、。
もう一度、彼女とやり直せるかな、、、?
ちゃんと、彼女ともう一度だけ! 向き合いたいんだよ!
最後までお読みいただきありがとうございます。