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僕の彼女は、creamyな彼女。

作者: 七瀬




僕の彼女は、まるでクリーミィーな彼女なんだよ。


雪解けのような、まろやかな肌触りに、僕の頬っぺたが落ちるような

優しい微笑み、透き通るような声に僕の心に恋の矢が刺さったんだ!



まさに!?

僕は彼女に、【一目惚れ】をしたんだよ。



そして、僕は迷わずその場で彼女に告白したんだ、、、!


『スミマセン! 僕はキミに恋をしてしまいました! 良かったら

僕と友達から付き合ってくれませんか、、、?』

『えぇ!?』



彼女は、少しビックリしてからニコッと僕にこう言ってくれたんだよ!


『取り敢えず、“お友達になりましょう!”』

『あぁ! ははい!』



こうして僕は、彼女の友達から徐々に彼氏になる事が出来たんだよ!

彼女は、友達の時よりも彼氏になってからの方が凄く優しくてね!


僕は、より一層! 彼女の事を大好きになっているんだ、、、!


『ねえねえ、陸也! 次の日曜日、予定空いてる?』

『うん? 空いてるけど、、、どうして?』

『良かったら? 私と水族館デートしてくれない?』

『もちろん! いいよ~!』

『良かった~』

『えぇ!?』

『陸也に断られたら? どうしようと思ってたから、、、。』

『バカだな~そんなはずないじゃないか~!』

『うん。』



僕はこんな彼女の一つ一つに、メロメロになっているんだよ。

無邪気に笑う彼女が好きだし!

さり気なく気を遣えるところも好きだ!

彼女の声は、僕が仕事で疲れた体を癒すビタミンになるんだよ!


彼女は、僕のすべてなんだ!

何でも、彼女が望むモノは叶えてあげたいんだよ、、、!



それにね、、、?

こんなに可愛くて性格のいい僕の彼女がモテない訳がない!!!

彼女には、れっきとした僕と言う彼氏がいるのに、、、。


次から次へと知らない男が、彼女に告白してくるんだ、、、!

僕は、不安で不安で仕方がなかったのだけど、、、?


彼女が僕にこう言ってくれたんだよ、、、!


『私が好きなのは、陸也だけだよ! だから、何にも心配しなくて

いいからね!』

『うん!』





僕は、彼女の事を信じて! ヤキモチも妬かず嫉妬もせず彼女の事だけを

見続けてきたんだ!



だけど、、、?

ある時、知らない男と僕の彼女が仲良さそうに腕を組んで歩いている

のを見て! 僕はついに、彼女にキレてしまったんだ、、、!


『なあ、紗矢! 今日の昼頃、僕の知らない男と一緒に腕を組んで歩いて

たけど、、、? あの男は誰なんだよ!!!』

『あぁ、あのね! 私のお兄ちゃんだよ!』

『嘘つけ! バレる嘘なんかつくなよ! 他に好きな男でもできたのか?』

『だから、違うって! 陸也、私の事! 信じてよ!』

『いや? もう無理だ! 信じれないよ、もう紗矢とは別れる!!!』

『・・・なんで、そうなるのよ、』

『ずっと、僕は紗矢を信じてきたけど、もう限界だ!』

『陸也、』

『じゃあ、』



それで、、、。

僕は、彼女と別れてしまったんだ、、、!


でも何故か、、、?

僕は後悔していないし、ヨリを戻したいとも思わないんだよ。


きっと、僕が無理して彼女と付き合っていたから...。

今は、その開放感の方が強いんだ。



でも彼女は、僕の事をどう思っているのかな、、、?

ワガママで、自分勝手だと思っているのかもしれない、、、!


それでも、僕は、、、。

彼女と別れて、良かったと思っているよ。




・・・でも1年後。

僕は、彼女と共通の友達から聞いたんだけど、、、?


僕と別れてから彼女は、他の男性ひとと付き合っていないと聞いたんだ!

まだ、僕の事を想ってくれているとか、、、。


僕もまた、他の女性ひととは付き合えないでいるしね。



もし、願いが叶うなら、、、。

もう一度、彼女とやり直せるかな、、、?


ちゃんと、彼女ともう一度だけ! 向き合いたいんだよ!




最後までお読みいただきありがとうございます。

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