小学二年生 ②
タカシ『うわっ!!』
「あ....ごめ..」
『やったな〜!皆!一斉攻撃だ!』
四人『オーッ!!!!』
嫌な音をたてた水風船は直接タカシに当たっのではなく、水鉄砲に引っかかり、タカシの前で破裂していたのだった。
「うわぁ〜!!」
そんなこんなしてたら、恨みだのなんだの無くなって楽しくて仕方がなかった。年齢的には十近く上なのにものすごく楽しかった。これが、大人になるにつれて無くなっていく〝無邪気〟というものなのかもしれない。
時間は無限ではないからその一日はあっという間に過ぎていった。
「また遊ぼうね!」
四人『うん!また遊ぼうね!!』
こうして大人になった僕が忘れていた遊びの一日が終わってしまった。そして時が流れ、授業を真面目に受けつつも、もっと先の勉強をしている僕の時間は過ぎていった。
学校長『え〜皆さん。卒業おめでとうございます。この六年間あっという間だったでしょう?これから先どんな辛いことがあっても、決して諦めないでください。』
そんな校長の長い話は。自殺しようとしていた前の僕の気持ちを、監視カメラで見ていたかのように、的確に突いてきた。僕は心がとても苦しくなり、どれだけ自分が弱い人間だったかを理解し、涙がこぼれた。一粒一粒に大きな想いをこめて。
そして中学に上がる。