正当防衛だよ
「怪しさ満点だな」
「キュアトロール、お前が言うなっていうツッコミ待ちだったりする?」
「井上、怪しいのは7割ぐらいお前が元凶だ」
「おいおい高くない? その割合」
「路地裏、少女、売買、男」
「単語だけ並べたら、そりゃあ多少はね!」
「10割じゃないのは、お前への信頼感だ」
「信頼感なら五分五分までは、せめて欲しかった」
「お前私に対してそこまで信頼しているか、さっき助けられる側とは思えない顔していたぞ」
「正直言って、キュアトロールで事態が、好転するかなぁぐらいは思ってた」
「おい私がいつ事態を悪化させたんだ」
「身に覚えもないみたいな顔するなよ、あるだろう色々と身に覚え!」
「事態が好転した事ならあるんだけどな」
「個人的な感想って怖いな」
「後でお前を一発ぶん殴る」
「僕をぶん殴るのは確定なんだ」
「個人の報復です」
「だろうね!」
「まぁ大丈夫だ井上、私に任せろよ私と違って話が通じない系少女はな、ぶん殴ると事態が好転する」
「お前と違うなら、話通じるはずだけど」
「それなら話しかけてみるか?朝の占いとか盛り上がれるかもな」
「なんで、こっちから運気の話持ちかけて、あっちのセールストークをアシストしないといけないんだよ」
「井上が話が通じるっていうから」
「悪かったキュアトロールと同じで話し通じない、だって女神像手にして殴る体制に入っているし」
「ほらな殺人でも出来そうな像で頭かち割ると脅されるのと、美少女な私に数発殴られるのだったら、私に殴られたほうが、マシだろ井上?」
「納得できない部分は、多々あるけど」
「何だったら文句をひとつだけ言ってみろよ」
「キュアトロールお前が、美少女なわけない」
「とりあえず、あっち片づけたらお前を過剰に殴る」
「わかった、甘んじてキュアトロールに殴られよう、もうあっち籠の女神像がゴトゴト動いているし、ブツブツ唱え始めているんだけど」
「そうだな私と方向性は違えど魔法少女向きな目をしているかもな」
「いやぁ、どっちかていうならお前と同じ犯罪者の目だよ」