表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
51/73

井戸端会議

「なんか呪われているんですかね」

「井上君が関わっているなら、自首をおすすめするわ」

「残念ながら、呪いとか出来ないですね」

「魔法少女としてはどうなのかしら」

「いや、そもそも魔法少女が呪いを扱うとかおかしいでしょう」

「そうでもないんじゃない?」

「イメージ的にそうなんです」

「じゃあ井上君の魔法少女のイメージは、ぶん殴り系なの?」

「違います」

「ちぎっては投げ、ちぎってはぶん投げ的な魔法少女?」

「何で魔法少女が投げキャラなんですか!」

「呪いとかぶん殴り系じゃなかったから」

「方向性を見極めてくださいよ、結城先生そこそこ長い付き合いでしょう」

「あーハイハイ」

「何か投げやりなんですが、というかそもそも魔法少女に呪いのイメージはないですよ」

「それは、井上君が魔法少女をどうみているかによるけど井上君、私は思春期のそういうのにそこそこ偏見を持っているから、井上君ならさらに倍率50ぐらいかけて持っているから」

「微笑ましいなぁ、可愛いなぁぐらいの目でしか見てません」

「キュアトロールの事もそういう感情的な目でみていると」

「いや、そこは微塵もそういう感情は湧きません」

「魔法少女なのに?」

「いや、アレ魔法少女と違う何かですよ」

「井上君、キュアトロールは魔法少女名乗っているわよ」

「名乗っても脳が抵抗をしろと言いますよ」

「やれやれ、多様性の時代に細かいこと拘るとか」

「大分こだわっていいところですよ、イメージって魔法少女って言うのは、フワフワキラキラ輝く系魔法少女って感じですよ」

「まぁ、魔法少女が夢とか希望とか、キラキラ輝く力を自分の力にするのなら、ドロドロな妬みとか不幸とか血生臭い事も力にする事も出来ちゃったりするんじゃないかと私は思うわ」

「どうでしょうかね」

「だって、幸運と不幸も表裏一体じゃない呪いぐらいイケそう」

「強くは否定できませんけどねぇ」

「つまり、犯人は井上君」

「違います!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ