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殴るべき相手

「見事でした、美女と言うことと砂漠を模した風景、スフィンクスの私ということで、クレオパトラと安易に答えなかったのもお見事でした」

「あぁうん」

「安易にわかるはずのない問題を前にすると簡単な方へと逃げるのは愚かものの答えでもあります」

「井上、当てずっぽうだっただろう」

「ちがう、なんかリンゴと鏡が見えたてそれをちゃんと考えた」

「単にカンニングじゃねぇか」

「白雪姫という答えもあったのに答えを一発で当てた事を褒めてくれないかな」

「えぇ白雪姫と答えなかったのも見事でした」

「まぁいいや、試練とやらは終わりでいいんだよな」

「えぇ女王様に会いたいならば、城の最上階にいます」

「まぁその前に、つまりはようやくお前の事を殴れるわけだな」

「試練は終わったのになんで殴ろうとしているんだお前は」

「おいおい井上、これだけ涎とか唾まみれにしてくれた奴に5発以上殴らないで、この鬱憤を晴らす方法をこの魔法少女キュアトロールは生憎知らないぜ」

「我慢すればいいだろう試練を終えたんだから殴る必要性はない」

「スフィンクスよアレだけ私を馬鹿にしていたんだ、馬鹿のとる行動ぐらいわかるだろう」

「短絡的な行動をとる」

「井上よりわかっているじゃねぇか」

「せめて、女王様にあうまでまたないか?」

「待つ必要もないだろう」

「スフィンクスを殴って会えなかったり、スカウト出来なかったら元も子もないだろう」

「それもそうだな」

「だろう」

「つまり井上は女王様のスカウトに、スフィンクスを盾にして契約をせまり、女王様が見捨てたら心置き無く殴って、スカウトしたらしたで契約後にスフィンクスを気の済むまで殴れと言う事か」

「まったくもって、そんな事言ってないけど」

「スカウト方法じゃなかったら、私が殴る事に反対する理由がやっぱり、ご褒美だったからか」

「風評被害もいいとこじゃねぇか」

「とりあえず私が一発殴られればすむのなら殴ればいい」

「よーし言質とったからな」

「あぁだから、女王様に会いたいなら城に行け、そうじゃなかったら帰ってほしい」

「とりあえず1発殴ってから会いに行くぜ」







「信じられない本当にスフィンクスを殴りやがった」

「まだ言っているのか、この扉の先に女王様がいるんだから行くぞ井上」

「はいはいそれで気は晴れたの?」

「やっぱり気分がスッとするよな」「まぁいいけど」

「なんだよ、井上言いたいことハッキリ言えよ」

「いや、今思ったんだけど5発以上が1発に値切りされたような気がする」

「なんで着く前に指摘するんだよ、井上の馬鹿」



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