撮影
それじゃ梨佳くんメイクしていくね~」
「ぉねがいしますっっ」
いよいよ撮影の準備だ・・・
知らない女の人にメイクされるの初めてだから
結構ドキドキする・・・・
「梨佳くん、お肌すっごい綺麗だね~普通の女の子よりモチモチ肌だよ~」
「そうなんですか??」
「うん、何か気を使ったりしてるの~?」
「う~んまぁお風呂上りに化粧水とか乳液はしてますけど、、、」
「でも腕とかの毛も薄いし、そろそろおヒゲも生えてくる頃なんじゃないかと思うけど」
「それなんですけどこの前病院行って血液検査したときに普通の人より女性ホルモンが多いって言われたんですょ」
「そうなの?そりゃ生えないわけだww」
「そうなんですょぉ」
そんな話をしつつ自分の顔がどんどん変わっていく
愛梨さんのメイクも上手だけどやっぱりプロって凄い
あっという間に自分の顔のことこういうのもどうかだけど可愛い
今日は髪型もぱっつんなのもあって清純的な感じだ
「は~いOK!んじゃスタジオ移動しよ~」
メイクのお姉さんに連れられてメイク室からスタジオに移動する
「梨佳くん入りま~す!」
メイクのお姉さんが言う
【おぉ!可愛い~】
【かわいぃぃ~】
【かわゆす~】
【じょそこじょそこ】
みなさん思い思いに言葉を出す
嬉しいけど恥ずかしいなぁ・・・
「じゃあ梨佳くん、今日はよろしくね!」
そう言って近づいてきたのは西野さんだ
「よろしくおねがいしますっ西野さんっ」
「澪でいいよ澪で!」
「いいんですか~?じゃっよろしくおねがいしますっ澪さんっ」
「じゃぁ着替えてもらってもいい??」
「分かりましたっっ」
簡易的な更衣室に入りセーラー服のパジャマに着替える
モフモフしてて気持ちいいし暖かい・・・しかも可愛いっ
「着替えました~」
「おぉぉ!似合ってる~っっ」
澪さんが言う
「それじゃぁベッドに座って~」
スタジオのセットのベッドに座る、スタジオのセットはピンクピンクのいかに可愛い女の子みたいな感じの部屋だ・・・
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「はい、じゃあ休憩~」
そういって澪さんにお茶の入ったペットボトルを渡される
「なんでペットボトルにストロー付いてるんですか??」
「口つけたら梨佳の口についてるグロス取れちゃうでしょ~??」
「あっなるほど~!!」
確かにそのまま口つけたらグロス取れちゃうもんね・・・
【梨沙さん入りま~す!!】
そういって入ってきたのはお姉ちゃん
「お姉ちゃん!!!」
「どうだっ!綺麗か??」
どうだってか凄く綺麗だし・・・その可愛いし・・・メイクしてるのあんま見ないから
「綺麗だょお姉ちゃん」
「私もびっくりしてる」
「そうなの?」
「私にこんなポテンシャルがあったなんて・・・」
「じゃぁ毎日メイクする??」
「しない!」
「即答すぎませんか?お姉ちゃん」
「メイクするなら睡眠取る」
そんな会話をしているうちにスタジオのセットが出来上がる
「音楽室??」
「そう、音楽室だよ~このシーンで終わりだから頑張ってね!」
澪さんが答える
【はい!こっち向いて~!!笑顔で~!!】
スタジオの中に入り撮影が始まる
お姉ちゃんとの撮影、良い思い出になるなぁ・・・
お姉ちゃんは女教師?僕は制服だ
【いいこと思いついた!!】
編集長が大声を上げる
【ちょっとお姉ちゃん、梨佳くんを抱きしめてくれるかな?】
「え!?」
「大丈夫ですよ!!」
「え?お姉ちゃん??」
「仕方ないじゃないか」
そういってお姉ちゃんが僕の身体を抱きしめる
「きゃっっ」
お姉ちゃんの良い匂い・・・
【お~良い感じ良い感じ、もうちょっと近づける??キスしろとまでは言わんけども】
「大丈夫です~」
お姉ちゃんがそう言って口を近づけてくる・・・
「お姉ちゃん!!近いよっ!!」
「大丈夫!」
「お姉ちゃんっっ!!」
「・・・・・・・・・・・んん・・・ん・・・んんっぁ・・・・」
【OK!!!!ありがとう!!】
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「・・・・・・・・・・・・」
んん・・・
「梨佳」
「うわぁ!!」
「うわってなんだよお姉さまに向かって」
「ごめんごめん・・・あれ?撮影は???」
「終わったぞ~」
そっか終わったんだった・・・
あれ?そういえばお姉ちゃんとチュウしちゃったんだっけ・・・
「お姉ちゃん??」
「なんだ??」
「僕のファーストキス・・・お姉ちゃんだ」
「なんのことだ?」
「何とぼけてんの?さっき撮影でチューしたでしょ!!!」
「してないよ」
「うそだ!!」
「夢でも見てたんじゃね~か??」
そうなの??
でもあれは夢にしてはリアルだったけど・・・
「そうなの???」
「そうだろ」
【ガチャ】
「梨佳くん起きた~??」
「あっ澪さん今日はありがとうございました!」
「いえいえ、今日は疲れてるだろうしゆっくり休んでね」
「本当にありがとうございました!」
「きっとまた会えるよ」
「え?」
「学校頑張ってね!!」
「はい!」
そういってエレベーターの前でお別れをする
「来月号出来たらお家に送るからね~」
「お願いしますっっ!!」
「あっ梨沙ちゃん!!」
「何ですか~?」
「ご馳走様でしたっっ」
「いえいえ!!」
「ん??なに?なんかしたの??」
「いや、なんでもないよwwねぇ澪さん!」
「うん!大丈夫!それじゃぁまた!」
「ガチャン」
エレベーターが閉まり下に降りる
「何?ご馳走様って・・・・??」
「さぁ何だろう??」
「教えてよ!!」
「女の秘密!」
「僕もおn・・・・・男でした・・・」
「充分女の子だけどなww」
「男だもん」
「まったく可愛いんだから梨佳こっち向いて」
「ん?・・・・・ん・・・ぁ・・・」
「可愛いよ」
「お姉ちゃんのばかっ///」




