コンテスト優勝特典
<<ザワザワザワザワ>>
今は職員室の中
西園寺先生に呼ばれて来ました。
何の用やら、、、ついに女子制服禁止かな~??
まぁそれはそれでいいんだけどね・・・
でも、最近男子の制服着るほうが抵抗感あるという・・・・
<ガラ>
「お、梨佳じゃん」
そう言って扉を開けたのはお姉ちゃん
「どうしたの?」
「いや、西園寺が職員室に来いってさ」
「西園寺先生が?」
「あぁ」
「僕も呼ばれたよ~?」
「そうなの?」
そういってお姉ちゃんと話すしているうちに
西園寺先生と校長先生と理事長先生がやって来た
「お待たせして悪かったね」
理事長先生が話し始める
「あの~僕何か悪いことでもしちゃいましたか?制服のことですか?」
「違う違う、一ノ瀬くん、君文化祭のコンテストで優勝しただろうその件で相談があってだね・・・」
話し始める理事長先生
「知っているかは分からんが先日の文化祭のコンテストなんだが私の知り合いに
女の子向けの雑誌の編集長をしている奴がいてね、特集してもらっていたんだけど、その雑誌にもし良かったらコンテストとは別にモデルとして出てもらえないか?って言われててね」
理事長先生が話す
「どうだい?やってみないかい?でも、もちろん一ノ瀬くんは男の子だし、そういうのが嫌なら
それはしょうがないと思うから別に仕方ないんだけどね・・・・」
う~ん・・・・・・やってみたいとは思うけどやっぱり男だしさぁ・・・
倫理的にもだし、体裁的にもまずいんじゃないのかなぁ??
う~ん・・・・・・・・
「やります!」
隣のお姉ちゃんが言う。
「ちょっと!!」
「梨佳!せっかくの機会だぞ?一生に1度あるかどうかだぞ?雑誌載るチャンスなんてこれ逃したらもう無いぞ??」
「まぁそうだけど・・・・」
「どうするかね・・・??」
理事長先生が追いうちをかけてくる
逃げ場が・・・・・無い
西園寺先生は無言の圧力を掛けてきている
「じゃあ・・・せっかくの機会?だから・・・やります。」
「本当か?受けてくれるかね??」
まぁいい機会だと思ってやってみるかぁ・・・
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<<失礼しました>>
職員室から2人で出る。
「梨佳 良かったじゃん」
「なんで~??」
「雑誌に出れるなんてさ~」
「まぁ~でも複雑だよぉ?」
「なんでよ?」
「僕男の子」
「じゃぁ今から女の子になるか??」
「それはそれで・・・・・」
「だろ?まぁいい機会だと思ってやってみればいいじゃん」
「うん・・・」
梨佳がしょげる
「でも撮影とかだったらその際に着た服とか多分もらえるよ?」
「ほんと???」
梨佳の顔が明るくなる
「そりゃあそうだろ!!こっちもタダって訳にはいかねーだろうし」
「じゃぁ頑張るっ!」
梨佳の顔が変わる。
現金主義というかなんと言うかニンジンぶら下げないと駄目なタイプの人間だな
とりあえず編集長の人の所に行って事前に面談するみたいだから
今週の週末の予定空けとかなきゃなぁ・・・




