バトン部の
ガチャ
「ただいまー」
「おかえりお姉ちゃん!」
梨佳が抱きついてくる。
「梨佳ただいま!あっこれ洗濯」
「ありがと!あっお姉ちゃん!今日お姉ちゃんが大好きなハンバーグだよっ!すぐ作れるけど先にご飯にする?それとも・・・お風呂にする?それとも・・・・」
「それとも??」
「夏休みの宿題にする?」
笑って言う梨佳。
そこは「わたし?」なんだけどなぁ・・・
この鬼畜スマイルあざとい。
「先、お風呂にするよー、汗かいたし」
「了解しましたっ!じゃっ一緒に入ろ?」
「いーよ!あっそうだ!」
「どーしたの?」
梨佳が言う。
「そのユニフォーム洗濯する前に着てみなよ、ちょっ汗かいて濡れてるけど」
「なんで?どーしたの急に!!」
梨佳が焦り始める。
「いつも梨佳が洗濯する前匂い嗅いでんの知ってるよ??」
梨佳をどんどんと問い詰める。
「そ、それは・・・」
顔を背ける梨佳。
「お姉ちゃんやだなー可愛い弟がお姉ちゃんのユニフォームの匂い嗅いでるなんてー美和たちに言っちゃおうかなー(棒読み)」
「分かった!!着るから着るから!言わないでー!!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「可愛ぃーっっ!!!」
(くっ・・・なんでこうなった??)
「梨佳なんか言った?」
「言ってないですっー!!」
なんで?
確かにお姉ちゃんのユニフォームクンクンしちゃったけど
あのときお姉ちゃんいなかったのに!!
「はい、ポーズとってー!」
カシャ
もー、、、まさかこんなことになるなんて・・・
「はいっもーいーよ!!可愛く撮れた!スマホの壁紙にしよ。」
「えー!!」
「なんか文句ありますか?梨佳ちゃん?」
「ないです。」
うー!!このばか姉!!!
もー!!あんなことしなければよかった・・・
でもお姉ちゃんのユニフォームすっごくいい匂いしたんだもん。
それに、バトン部のユニフォーム、すっごく可愛いんだもん。
「ほら梨佳!お風呂はいるよ?」
「はぁーい。」