帰宅
『はーい、んじゃ学校着いたら各自解散です。ーあっお家に帰るまでが実習ですので気を付けて帰ってくださいねー。特に女子と梨佳ちゃん、女の子の夜道は危ないですからねー！』
西園寺先生がバスで話す。
「女子と梨佳ちゃんだって！」
「うん・・・」
梨佳が顔を赤くしている。
可愛い。
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バスが学校に着く。
楽しかった実習ももう終わりだ。
「これから夜ご飯どっかいく？」
お姉ちゃんが僕に聞く。
「パスタ屋さんいきたい。」
「分かった、美和たちはいくか？」
結局美和ちゃんと愛梨さんとぼくたち姉弟でいくことに。
「おぃひぃ」
梨佳が言う。
女子の制服を着てるせいかいつもより
食べ方だったり仕草が可愛く見える。
カーディガンが大きくて手が隠れてしまってるし
飲み物のグラス両手で持ったりしてるし・・・
「梨佳さんは女の子のお洋服とか持ってないのですか？？」
愛梨が聞く。
「持ってるわけないじゃんー！！」
梨佳が答える。
基本的に梨佳の私服はユニセックスだからなぁ
「今度買いにいったらどーです？？多分似合いますよ?？」
「やだよー！ぼく男だし・・・お金かかるし、ね！お姉ちゃん！」
梨佳が言う。
露骨に助けを求めてきたな。
「まぁ何着か買ったっていいんじゃない？似合うし」
「お姉ちゃん！！」
「似合わないならあれだけど似合うんだろうし、別に外で着れるんなら買ったっていいじゃん。それに今ある服だって女っぽい服あるんだからさ！」
「そうだったのですか！！一度梨佳さんの私服拝見したいですね！」
愛梨が言う。
「まぁ今度夏休み、みんなでどっかいけばいーよ！！ 」
そうそう、もう少しで夏休みだ。
とはいっても部活ぐらいしか・・・ってあれなんだよな
うちのバトン部、野球の応援で踊らなきゃいけないんだよな・・・
日焼けするし・・・
いやなこと思い出しちまったよ・・・
