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《Life Risk Game》最後の転送者  作者: ❆Infinity❆Blizzard❆
〜第三章〜SecondGame
6/14

〜第一節〜目覚めた力

〜前回まで〜

ThirdGameの会場にやってきた俺たちは次のゲームへ。

10人ずつのチーム戦だった。運良く剛と同じチームになり、剛はトップバッターとしてメインルームにむかったのだった。

『じゃあ、行ってくる。』

龍斗にそう告げて俺は部屋をあとにした。


廊下は冷んやりとして俺の恐怖をいっそうかきたてた。


もう、このLife Risk Gameが始まってから、相当な時間が過ぎ、俺は肉体的にも精神的にも限界に達していた。


俺たちは本当に勝てるのだろうか?俺は悩んだが、自分の顔を叩き気持ちを切り替えた。


『うつむいたって、始まらない

絶対勝ってやる!』と自分に言い聞かせ。メインルームに入った。


俺の部屋は円を三等分した形の部屋で、アイテムを渡す窓口みたいなのとアイテムが置かれていた。


『おえっ!』

俺は軽い吐き気に襲われた。アイテムの天使の翼、神の雫が綺麗なとこまではいいが、悪魔の心臓が妙にリアルでグロテスクだった。


『それでは、始める。』


その頃龍斗は…


俺達は一切ゲームがどうなってるか分からない。伝えられるのは結果のみだ。


この緊迫した、場で俺にできるのはただ結果を待つ事だけだった。




『それでは始める。』

タイマーが時を刻み始めた。


俺はとにかく質問しようと、右隣の人に質問する事にした。

──何チームですかって聞いて答える奴いないよなー

俺が悩んでる内に相手から質問された。

『あなたは、悪魔のチームですか?』

──ええー!!いたーここにいたー!

俺は当然嘘で

『はい、悪魔のチームです。』

と答えた。馬鹿だな〜と思いつつ

俺は質問を考えていた。


そうしてるうちに

『ぼっぼっ僕は、神のチームと悪魔のチームと戦いたくないです。あなたはどうですか?』

今度は反対側に質問された。俺は可哀想に思えたので優しく答えた。

『そうですね。』


俺は結局、質問出来ないまま、残り5分となった。


突然、俺の頭に雷が走るイメージが流れると共に俺の全身の鼓動が速くなるのを感じた。


今まで隠していたが俺は頭の中に雷が走るイメージ流れると頭脳、身体能力などが大幅に向上する能力があった。


勝てる!俺は心の中で確信した。


右側の奴は俺が神のチームだと勘付いている。何故なら嘘をつかれるとわかって聞いたんだ。だから、俺のいった。悪魔のチームは嘘だってことをな!

それと逆に右側の奴が天使のチームってことが分かる。相手は俺のチームは何チームなのかというのは2択のはずだ、だから自分のチームは質問しない。つまり、あいつは悪魔ではなく神のチームでもないつまり天使のチームと言うことだ。


左側の奴は怯えてる演技をし俺にあいつは天使のチームだと思い込ませた。

何故なら神のチームと悪魔チームと戦いたくない=あいつは天使のチームでも神のチームでもない悪魔のチームと言うことになる。


俺は見事に推理した。


しかし、ここからが問題だ。

相手をどう利用して、神のチームを増やすかだ。俺は更に頭を回転させた。


『チェックメイト!』

俺は指を鳴らし、閃いた!


俺は早速、右側(天使のチーム)に質問(って言うより会話)をした。


『俺に提案がある。お前は俺が神だと言う事を知っている。だから組まないか?お前に1人はやるから、俺は神のチームのままでいさせて欲しい。だから、俺には【神の雫】を渡してくれ!その代わり俺はもう1人に【神の雫】を渡し、お前が【悪魔の心臓】を渡せばお前は得をする。』

すると

『あんたは俺が天使だと言う事を分かっていたんだな。しかし、そんな美味しい話、断る理由が無い。』と答えてきた。


ここまでは俺の予想どうりだ。


さてと、俺は今度は左側(悪魔のチーム)の奴に話かけた。』


『お、お、俺、も、もう怖くなってしょうがないんだ。俺は天使のチームだ。だから、お願いだ!助けてくれ!』


『わかりました。何とかします。』


俺の猿芝居にまんまとひっかった。これで俺は、右側に【神の雫】左側には神の雫じゃなくて、【天使の翼】を渡せば俺の勝ちだ。


その頃、左側の(悪魔のチーム)では、


よし、俺の作戦芝居が聞いたようだな。 よし、今度は反対側(天使のチーム)だ!


『質問じゃ無いんですけどお願いです。僕、反対側(剛)の人に裏切られたんです。どうか反対側に天使をいれてください』


『裏切るなんて、ひどいな!わかった。何とかする!』と承諾してくれた。


あとは、両方に【神の雫】を渡せば俺の勝ちは決定だ!


そして右側(天使のチーム)では、


馬鹿め俺がそんなお願い聞くわけないだろ!俺は組んでるんだよ!

俺は神のチームに【神の雫】反対側(悪魔のチーム)に【悪魔】を渡せば1人は俺のもんだ!


そうして剛の計算どうりことが進んだ。


残り1分を切り、俺は右側の受け渡し窓口に【神の雫】左側には【天使の翼】を置いた。


『時間になった。第1 ゲームの結果は


悪魔のチーム種族は神に。


天使のチーム種族は神に。


神のチーム種族は変わらず神だ。


よって、神のチームは2人増え、その他のチームは1人ずつ減少だ。』


結果は俺の予想どうり完全勝利をおさめたのだった…




『……!!?』


剛が完全勝利?そんな、あいつどうやって…俺は結果のアナウンスの言ってることが信じられなかった。



そこへ剛が戻ってきた。


『皆、やったぜ!』剛は子供のようにはしゃいでいた。


『剛、お前どうやって勝ったんだ?』


『そ、それは、俺、特別な力があるんだ。突然、頭に雷のイメージが流れると頭脳や身体能力が大幅に向上するんだ。ごめん、今まで黙ってて!』

剛は俺に謝ってきた。


『気にすんな友達だろ!』

俺は清々しい気分だった。


──友達っていいな!



その後も俺達は連勝を続けラストゲームまできた。


悪魔のチームは第9ゲームで0人に達して、死の制裁を下された。


俺は怒りの感情がこみ上げてきた。

──いったいどれだけの人を傷つけたら気が済むんだ!

俺は心で叫んだ。


『ラストゲームを始める、最後の代表者はメインルームに集まれ!今は獲得人数5対5これで勝った方がThirdGameに進出する!』


『行ってくる!!』

俺は怒りごもった声でサブルームを後にした。










〜次回予告〜


〜第三節〜怒りの終極


勝敗は龍斗にまかされた。

龍斗は怒りに自分の力が目覚めつつあった。

新たになゲーム。龍斗は勝つ事ができるのか?

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