〜第ニ節〜生きるか死ぬか
〜前回まで〜
俺と剛は皆の協力によりクリアする。皆の思いを受け継ぎ俺たちは次のゲームに向かう。
『さぁ、行こう、みんなのために!』
俺たちはSecondGameの会場の三階のホールに向かった。
そこには、勝ち残ってきたであろう他のクラスや他学年の人達がざっと30人ほどいた。俺たちは、今からこの人たちを相手にたたうことになるのだ。
来た!
スピーカーからはノイズの音。
『今からここにいる30名でSecondGameを始める。今回やるゲームは【Dead or Alive】だ。』
と男の声が聞こえてきた。
『説明だ、
10人vs10人vs10人のチーム戦
…昔、【神】【天使】【悪魔】の三種族が自分の種族を増やそうと、それぞれの種族の力を宿ったアイテムを使い、自分たちの種族を増やし減らされを繰り返した。…
今からここにいる奴らでこの昔話と同じことやってもらう。
皆には、三種族 【悪魔】【天使】【神】の3チームに別れてもらいサブルーム(控え室)に移動する。
ゲームは一人一回の15分を全部で10ゲーム行う。チームではまず、ゲームをする順番を決めその順番でゲームを進めてもらう。
各チームから一人、サブルームからメインルーム(ゲーム会場)に移動してもらう。この時、誰がどの種族かをわからないようにするため。順番に移動してもらう。
メインルームは
三等分された円状の部屋で各部屋に一人ずつ入ってもらう。
<ゲーム説明>
1人vs1人vs1人のバトル制
各部屋には力の宿ったアイテム『悪魔の心臓』『天使の翼』『神の雫』があり。このアイテムを使い敵を自分の種族にしてもらう。アイテムは自分以外の2人に渡さなければならない。渡たすアイテムの組み合わせ考えるゲーム。自分の渡されたアイテムが種族の増減を決める。
最終的に最も自分の種族に変えた数が多かった種族の勝利となる。
<アイテムのルール>
渡されたアイテムの組み合わせで種族が変わるか決まる。
悪魔の心臓×悪魔の心臓=悪魔
天使の翼×天使の翼=天使
神の雫×神の雫=神
悪魔の心臓×天使の翼=神
天使の翼×神の雫=悪魔
神の雫×悪魔の心臓=天使
と言うふうになる。
<追加ルール>
また、プレイヤーはそれぞれのプレイヤーに変声機を使い質問などを一回できる。質問されたプレイヤーは必ず答えなければならならない。
チームが0人、【ルールを乱すもの】また【ルームを破るもの】には死の制裁をくだす。
勝者はThirdGameへ進出それ以外のものにも死が待ち受けている。
ルールは以上だ。今からFeizersの空間に移動する。』
男が言い終えると。
俺の目の前が真っ暗になり再び明るくなった時には、さっきまでいた、ホールではない…
サブルームらしき3つの部屋、今回のゲームの円状のメインルームなどがあり、今回のゲームの会場へと変貌を遂げていた。俺たちはどうやら、サブルームの前にいるようだ。
この場に緊張の空気が流れていた。
『始める前チーム分けをする。今から紙を配りその紙に書かれている、サブルームに入ってもらう。』
俺は配られた紙を見る。
俺は…神のチームだった。
『1人ずつサブルームへ入れ。』
そう指示がでると、俺はサブルームへ向かった。そこにいたのは、
神のチームの名に等しい人物がいた。
佐々木…IQ200の天才
などなど、こいつらが敵だったと思うとぞっとした。俺は驚いていると
『龍斗ー』
この声は…
『剛!』
振り返ると剛だった。俺たちは運良く同じチームになれたのだ。
『全員の移動が終わった。順番を決めろ。』
俺は皆に話しかけようとしたが、
この人達のオーラに負け、口を開けなかった。
だか、剛は違った。
『皆、順番を決めるぜ。順番は適当でいいよな!それじゃあ、右から【俺】、【佐々木】、……【龍斗】の順番で行こう!』
こいつらに引けを取らずしっかりと皆をまとめていた。
俺は正直、剛がちょぴりカッコイイと思った。
『最後は龍斗に任せる!』
『わかった。』
『それでは、第1ゲームを始める。代表者は神のチームから順番にメインルームへ移動しろ。』
『じゃあ、行ってくる』
剛はそう言い残しメインルールに移動した。
始まったのだ、命をかけた壮絶なゲームが…
〜次回予告〜
〜第二節〜目覚めた力
壮絶な頭脳バトルが始まる、龍斗たち神のチームは生き残れるのか?