7-1 「改めて考えてもぶっ飛んでる」
「フミくん、来華くん。恭也くん来たよー」
「っにーちゃん!」
「おーフミ、来華。調子どうだー?」
どうにか立ち直った布袋さんの案内でたどり着いた先にはフミと来華と、黒い……猫?を頭に乗せた人。にこっと笑うとその謎の人物は端の方に移動したけど、布袋さんのお手伝いしてる人……で良いのかな。布袋さんはこれからジョーカーについて調べるらしくて席を外した。
「恭也。……解決したのか」
「おう!オールおっけー万事解決!」
「にーちゃんすげー!!!」
フミに褒められるのは悪い気しねーな!!藍沢先生からの褒めは照れくさいけど、フミの褒めは憧れ方面だから堂々としてられる。違いは正直俺にも分からん!!
フミと来華は肉体と精神の適合……なんだっけ、ようするに不調がないかを確認するために布袋さんのところにいたって聞いてる。布袋さん、アフターケアもばっちりなの有能。
「お前ら、これからどうするの?」
「ヘレティックに所属することになった。だから同僚……という扱いになる」
「マジ?俺の後輩じゃん」
「ああ。よろしくな先輩」
「よろしく!きょーやにーちゃんセンパイ!」
「フミ、そこは恭也にーちゃんだけで良いぞ。来華も別に普通に呼んでくれ」
別にセンパイ呼びしてほしい訳じゃないし、からかわれるの目に見えてるし。同僚とはいったけど、俺実質所属みたいなもんだし。
「それでその……恭也の友人にも迷惑をかけたから謝りたいんだが……」
友人……あ、樹のことか。そういや樹、リューイ相手に大立ち回りして来華まで引っ張り出したんだっけ。……改めて思うとやっぱ樹おかしいことしてんな。何で来華以外には勝ててんだよ。
「おっけ。玲士もフミのこと気にしてるだろうし……都合つけて全員で会おうぜ」
「ああ。ありがとう」
お、ぎこちないけど笑った。フミも嬉しそうだし……いや本当に良かったよ。樹も一発くらいは入れるかもしんないけど、そんな絶対許さんレベルじゃないとは思うんだよな。結果的には無事だったし。奏さんの方が俺は怖いよ。
「玲士おにーさんはともかく、あのメガネのおにーさんも所属してないんだね。意外」
「樹なー。分かる、無茶苦茶なことしてるけどアイツは一応所属してないんだわ……主に奏さんがいやがるせいだけど」
樹の正体が雪代である以上所属するかは微妙なライン、そもそも樹が色彩を使えるのかってのも怪しいけど。……色彩なしであの大立ち回り出来るんだったらそれはそれで所属してほしい、うん。
「戦い慣れしているように見えたが……いやそもそも、あれ色彩じゃないのか?」
「多分違うんだわ……」
あっはっは説明難しいな!元々雪代時点で訳分からんスペックしてたっぽいのに、樹になっても変わってねー……。逆になんでここまで完全一致してるのに気付けないんだよゆっきーの忘却強すぎィ!




