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いざ3人の力を!!!

庄左衛門の圧倒的な力により月の使者達は押されていた。

それに続かんとばかりに臼井も一気に攻めたてる。


臼井「やれる内に少しでも減らさねば。武心流 其ノ肆 武衝波!!!」


臼井が渾身の力で拳を振るうと前方に衝撃波が生じる。

臼井の放つ衝撃波により、何体もの月の使者達が塵と化す。


臼井「武心流 其ノ伍 地砕猛雷!!!」


地面を殴ると地が割れ、岩が突き出る。

空を飛んでいる月の使者達に岩が突き刺さり、またしても何体もの天使達が塵と化していた。


最初から技を連発する臼井。

油断をしては一瞬で殺られる。

そして、織の見た未来視によれば自分は絶対に死ぬ。

なら、少しでも多くの敵を倒し彦星達の手助けをする。


臼井「まだまだァ!!! 武心流 其ノ弐 豪猛波!!!」


金太郎もかつて力太郎に使ったその技。

両腕を突き出し、目の前の月の使者目掛けて放つ。




「バシッ!!!」




なんと、臼井の技は目の前の月の使者に止められた。

普通の月の使者、いや上位の月の使者でも止めることは難しいと思われる。

つまり、目の前に居るのは・・・・・・


「人間にしては中々の打撃だな。だが、moonfifthである

この私に適う事は有り得ない。貴様の相手は私がしてやろう。人間よ。」


目の前の月の使者は他の者より明らかに雰囲気やオーラが違った。


最上位の一体である。

fifthという事は5番目に強いと思われる。

それでも、臼井より戦闘力は高いはず。

臼井は深呼吸をして気合いをいれる。


臼井「格上相手にどこまで持つかわからぬが、タダでは殺られぬぞ。道連れ覚悟で行く故に油断するなよ月の者よ」




臼井と月の使者第5席の戦いが始まった。




その光景を蜂ヶ崎と栗塚は戦いながらも横目で見ていた。


蜂ヶ崎「臼井に上位天使がついたとなると、他の者まで手は回らないだろうな。つまり、私と栗塚でやるしかない。

栗塚!へばるなよ!」


毒のレイピアを高速で突き刺しながらも1体1体確実に倒していく蜂ヶ崎。


栗塚「うむ!!! 承知した!!! 臼井の分も俺達で倒そう蜂ヶ崎!!!」


元気よく声高らかに答える栗塚。

槍を手に、連撃を繰り出す。

先程までは2人を守るという至難の行為を行っていたが、今はその必要は無い。


織とかぐやを見ると織が舞を踊るように華麗に月の使者達を

葬っていた。

かぐやに当たらぬよう、そして敵を一撃の元、塵と化す。


織「かぐやには指1本触れさせません。かぐやの事は気になさらず、目の前の敵をお願いします蜂ヶ崎さん、栗塚さん。」


蜂ヶ崎「わかりました織様!」


栗塚「承知した織様!!!」




蜂ヶ崎「栗塚! 私の技は味方をも蝕む! 少しこの場を離れ大技を繰り出すが良いか?」


蜂ヶ崎の技は毒である。その為、仲間をも毒に侵してしまう。

つまり、仲間と距離をとり放たなければならないのだ。


栗塚「構わん!!! 結果お前の力で敵がたくさん葬れる!!!

ここは任せて行けッ!!!」


栗塚の言葉に頷く蜂ヶ崎。


一気に戦場を駆け、敵のど真ん中に付くと気を練った。


蜂ヶ崎「悪いが全力でいかせてもらうぞ!

毒心流 其ノ陸 王水侵毒!!!!!!!!!」


蜂ヶ崎を点とし半径100m以内に猛毒の霧が立ち込める。

蜂ヶ崎の周りに居た月の使者達は次々と溶け始め、塵となっていた。

そこに立つのは蜂ヶ崎のみ。

何百体、いや数千体者月の使者を一気に倒したのだ。




流石の蜂ヶ崎も一気に疲労がやってきたようで肩で息をしている。


蜂ヶ崎「はぁ、はぁ、はぁ、流石にこの技は答えるな・・・・・・急いで2人の元へ戻らなければ」


蜂ヶ崎はその場を後にして織達の居る元へと戻る。





蜂ヶ崎が居なくなったあと、栗塚は臼井と蜂ヶ崎の分も必死に戦っていた。

2人の空いた分を1人で埋めなければならないのだ。

既に100体近くの敵を倒していた栗塚。


栗塚「まだまだァ!!! 槍心流 其ノ参 影分身!!!」


栗塚は忍びの家系であり、忍術の心得も持っている。

10人もの栗塚が現れるとそれぞれが月の使者達に槍を突き出していく。


蜂ヶ崎も栗塚のこの技を知っていた為、この場を後にする事が出来たのだ。

1人で10人の働きをする栗塚。


持続時間はそこまで長くはないが、蜂ヶ崎が戻る時間なら耐えられる。


栗塚「織様!!! かぐや様!!! どうか真ん中から動かないでください!!! 槍心流 其ノ弐 槍車輪円舞!!!」


10人の栗塚が織とかぐやを囲むように配置すると、槍を片手に円を描く様に振り回す。

あまりの勢いに竜巻が起こり、月の使者達は飲み込まれ空を飛べなくなっていた。


3人の周りに10個の竜巻。

竜巻に飲み込まれれば斬撃の嵐により、塵となる月の使者達。


このコンビ技は完璧であった。


蜂ヶ崎先に続いて数千体もの月の使者を倒すと栗塚。


これで1万いた月の使者達は皆の力により6千近くまで数を減らしていたのだ。



その内上位の月の使者も何体かは葬った。


まだ最上位の月の使者は全員健在だが、それも彦星と臼井が相手している。

4人の月の使者達を。




織達の元へ戻ってきた蜂ヶ崎は不意に思う。


蜂ヶ崎「あれ、最上位は全部で5体の筈・・・・・・残りの一体は?!」


蜂ヶ崎が織達に訊ねたその時、突如背後より新たな敵が現れる。


「ここだよ人間」


蜂ヶ崎は咄嗟に振り返るとそこには既に光の剣にを振り下ろす月の使者の姿が。


moonfirst。この場にいる月の使者で最強の使者。

5体の中で最強のfirstが今、織達の目の前に現れたのだった。


そして、その剣は蜂ヶ崎目掛けて振り下ろされた。



「ザシュッ!!!!!!!!!」

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