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いざ居残り組、おじいさんは狼とゴリラと山へ、おばあさんは大鷲と鬼娘と川へ!!!

翌朝


桃太郎が目を覚ますと既におじいちゃんとおばあちゃんは起きていた。


おばあちゃんは朝食を。

おじいちゃんは刀の手入れをしてくれていた。


これで2人とはしばらく会えなくなってしまう。

今のうちに2人の顔を目に焼き付けておこう。

桃太郎はそう思い2人と沢山話した。




出発の時


桃太郎「それじゃあ、じいちゃん!ばあちゃん!

親父とお袋を連れ戻してくるからね!!! ドク!モンク!ハク!エルザ!---2人を頼んだぞ!」


強い眼差しで4名を見つめる桃太郎。

皆がしっかり返事をしてくれた。


彼等なら信頼している為、大丈夫だと思う桃太郎。




桃太郎「行ってきまーす!!!」


とうとう桃太郎の旅が始まる。


夜叉姫「私はずっと旦那様について行くからね♪」


浦島「僕も君には大きな恩があるからね! 君の後ろは僕に任せてくれ!!!」


頼もしい2人に桃太郎は満足だった。








おじいちゃん「行ってしもうたな」


おばあちゃん「そうだねじぃさん。でも、あの子ならきっと帰ってくるよ。必ず帰ると形で証明する為に、この子達を置いてってくれたんだろうね」


おじいちゃん「違いない。今までもワシらは2人でやってきたんじゃ。それなのに、大切な仲間を置いていくというのは桃太郎の優しさじゃろうて」


桃太郎の意図はバレバレであった。

2人が心配するだろうと思い、4名を置いていったのだ。

だが、少しでも2人の手助けをとも思っての事だった。


どちらにしても桃太郎はよく出来た孫であった。


エルザ「じぃ様、ばぁ様、妾達は何をすればいい?なんでも言ってくれ!」


エルザはやる気十分であった。


おじいちゃん「まさか、敵対していた鬼に助けてもらうことになるとはのう。エルザだったかの?ありがとのう。それじゃあ、男達はワシと山へ来てくれぬか?木を切りに行きたいんじゃよ」


ドク「よっしゃあ!!! それなら俺におまかせを!!! 俺がこの爪で切り倒しますから!!!」


モンク「いやいや!!! この俺がこの腕で薙ぎ倒しますよ!!!」


ドク「それなら山までの道のりは俺の背中に乗ってくだせぇ!!! あっという間に着きますから!!!」


モンク「いやいや!!! お前のスピードで行ったら爺さんは腰を抜かしちまうよ!!! 俺の肩に乗ってください!!! ゆっくり行きましょう!!!」


2人は早くも言い争いをしていた。

おじいちゃんを巡っての争い。


ハクとエルザは呆れていたが、おじいちゃんとおばあちゃんは笑っていた。


おじいちゃん「ほっほっほっ。お前さん達が居るおかげで賑やかでいいのう。皆で歩いて行こう。お前さん達の話も聞かせてくれんか?」


そういうと2人は笑顔になり仲良く3人並んで山へと登った。


ハク「本当に恥ずかし2人です・・・・・・」


エルザ「流石は犬猿の仲じゃな。」


おばあちゃん「そんな事ないよ。あの子達はとてもお利口な子達だよ。2人の友情はとても深く見えるけどねぇ。」


エルザは驚いていた。

確かに、竜宮城での毒の件で2人の中は深まった。

しかし、今の状況で核心に迫るものを見出す事は並ならぬ洞察力が無ければ無理だ。

エルザはおばあちゃんを一目おいていた。


おばあちゃん「さてさて、それじゃあ私達は川へ洗濯に行こうかね。手伝ってくれるかい?」


ハク「勿論ですとも。運ぶのは私にお任せを」


エルザ「なら洗うのは妾に任せてくれ!」


女性陣達は仲良く川へと行った。




居残り組は皆が仲良く過ごす事が出来そうであったのだ。

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