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いざ浦島と!!!

桃太郎達はタールの甲羅に乗り鬼ヶ島を後にする。


鬼ヶ島を見つめる桃太郎。


桃太郎「なんかあっという間だったなー。これで俺の旅も終わりか・・・・・・。」


実際に旅は2日足らずで終わってしまったのだ。


そして、この後桃太郎はどうなるのかは分からなかった。


元の世界に戻れるのか。

このままこの世界で生を全うするのか。


どちらにせよ、なる様になるだろうと楽観視した桃太郎は家に帰る事にした。


海辺に着くとそこには浦島太郎が釣りをして待っていた。




桃太郎「浦島! タールを貸してくれてありがとな! おかげで無事に済んだよ!」


浦島「全然いいよ! 鬼退治は僕や村人達の願いでもあったからね! そういえば君の名前を聞いてなかったけど・・・・・・」


浦島は桃太郎の名前を聞くことを忘れていたことに気付き名前を聞いた。


桃太郎「おぉー! すまんすまん! 俺の名前は桃太郎だ!」


浦島「桃太郎・・・・・・なんか親近感湧くね! それで桃太郎?・・・・・・後ろのその鬼はどうしたの・・・・・・」



エルザ「ッ?!!!!」


浦島の殺気が漏れ、笑顔でいるものの浦島の目は冷たい視線をエルザに向けていた。


エルザは一瞬で汗だくとなり呼吸ができなくなる。

そんなエルザを見て桃太郎はエルザの前に達、浦島の視線を阻んだ。



桃太郎「大丈夫だ浦島。もう彼女は俺の仲間だ。 鬼達も食糧難で困っていたんだ。 だから鬼に畜産業を教える事にしたんだ! 浦島も手伝ってくれよ!」


桃太郎は浦島を宥める。

浦島も殺気を消し、桃太郎の会話に耳を傾ける。


浦島「鬼がもう人間を襲わないって保証はあるのかい? それに畜産業ってなんだい?」


浦島は鬼の言葉を信用できなかった。

そして畜産業という知らない単語に疑問を持つ。


桃太郎「こいつは鬼の女王だ。言わば人質みたいなもんだし大丈夫だ。 畜産業ってのは牛や豚を育て、繁殖させ自給出来るようにするんだ! そうすれば鬼も食には困らなくなる。 だから、最初は何匹か動物を送りたいんだ。その代金としてこの宝を使ってくれ!」


桃太郎はそういうと浦島に鬼ヶ島にあった宝箱を渡す。


浦島は桃太郎の顔をみて微笑む。


浦島「わかったよ。でも一つ条件がある」


浦島は急に真面目な顔に変わる。

桃太郎も浦島の纏う空気が変わった事に気づく。


桃太郎「・・・・・・なんだ?!」




浦島「僕と戦ってくれないか?」


いきなりの果たし合いに驚く桃太郎。

冗談を言ってるような雰囲気ではない。

浦島の顔付きは真面目であった。


桃太郎「・・・・・・よくわからないけどいいぞ!」


桃太郎は浦島の提案を受ける。

理由は分からないが受けなければならい。

そう感じた。




二人は少し距離を置き対峙した。


張り詰めた空気。

二人を見て、ドクや仲間達は自分が戦う訳では無いが緊張せずにはいられなかった。


ドク「・・・・・・なんかすげーな。あいつ強いのか?」

モンク「いや、きっと主の圧勝だろうな」

ハク「どうでしょうね。少なくとも負けることはないと思うけどいい勝負すると思うわよ」

エルザ「ハクの言う通り。彼の戦闘力は20000だ。」



仲間達「ッ?!!!!」


そのあまりにも高い数字に驚くドク達。

見た目は弱そうな優男だが、まさかそんなに強いとは思わず驚く。




桃太郎は村正を抜き、浦島も刀を抜いた。


勝負はいきなり始まった。


二人は互いに距離を詰め鍔迫り合いとなる。


桃太郎は連撃を喰らわせるも、浦島は刀で全てを受け流した。


浦島の戦いは力ではなくその流れるような剣捌きである。

力押しの桃太郎に対して技で対抗する浦島。


浦島「すごい力だね桃太郎」


桃太郎「そういうお前もすげー技術だな」


二人は笑いあっていた。

お互い力が突出し過ぎていた為、ここまで戦闘を楽しめるのは初めてだった。




二人は何合も打ち合うと互いに距離をとり力を溜めた。

次の技で決まる。

周りに居たドク達はそう感じる。




浦島「僕の力を見せよう---海心流 其ノ壱 水玲斬ッ!!!」



桃太郎に浦島の斬撃が飛んでくる。



桃太郎(・・・・・・なんだその技名!!! カッコイイじゃないか!!! ここは俺も技名を言わないと格好がつかないな・・・・・・よしっ!!!)



桃太郎「桃心流 其ノ壱 桃影斬ッ!!!」



二人の技はぶつかりデカい衝撃波が発生する。

辺りは砂煙が舞い何も見えなかった。


果たしてどちらが勝ったのか・・・・・・。

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