いざ終戦!!!
なんと鬼の王は女だった。
確かに男の鬼と比べると顔が人間味がある。
身長も少し高い女性で通る程度だ。
鬼の女王「よくも同胞達を殺してくれたな!!!」
鬼の女王は怒っていた。
確かに外では200体以上の鬼を殺した。
しかし、それは鬼が村人を殺すからであって鬼に責任があると幸太郎は思う。
鬼が手を出さなければ幸太郎も手を出すことは無かった。
幸太郎「お前らが始めた事だろ?! 先に手を出したのはお前らじゃねーか!!!」
鬼の女王「妾達の場合は食事だ!!! 殺してもちゃんと食べる!!! それに食べなきゃ妾達が死ぬ!!! なのにお前達はどうだ?! 食べる訳でもなく、ただ殺して終わりじゃないか!!!」
幸太郎(うっ!!!・・・・・・・・・確かに俺達はただ鬼を殺しているだけ。食うために殺してるわけじゃない。だが!!!)
幸太郎は弱肉強食という言葉を思い出す。
しかし、鬼の女王の言う通り、ただ殺して終わりにしていた。
そもそも食べる気も無かったのだ。
こうなると快楽殺人と呼ばれても仕方ないのかもしれない。でも・・・・・・
幸太郎「確かにお前達は食べる為に人間を殺したのかもしれない。だがな、人間は他の動物に比べで頭がいい、それに黙って食われるのを待つほど人間は弱くねー!!!」
幸太郎達は構える。
そして鬼達の後ろの方をよく見ると女子供の鬼がいた。
男達はそれらを庇うように配置されている。
鬼の女王「お、女子供だけでも逃がす!!! みんな構えよッ!!!
幸太郎「子供までいるのかよ・・・・・・やりにくいな」
幸太郎は悩んでいた。
鬼の子供の前で殺戮を見せてもいいのか?
そして子供達を殺せるのか?
幸太郎が悩んでいるとハクが解決案を出してくれた。
それは・・・・・・
幸太郎「鬼の畜産業?!」
鬼の女王「?!!!」
ハク「はい」
ハクの作戦はこうだった。
鬼ヶ島には動物が少なく人間を食べる他なかった。
それなら人間の島から動物を持ってきて、それを鬼達が育て、ある程度増えたら食べる。
それまでの間は、節約し動物の肉を食らう。
幸太郎は思った。流石に女子供を殺すのは心が痛む。
ハクの案を提案し女王の様子を伺う。
鬼の女王「妾達を殺さぬのか?」
幸太郎「お前らが人間を襲わなければな」
しばらくの沈黙の後、鬼の女王は応える。
鬼の女王「・・・・・・わかった。約束しよう」
ハク「あなた達も幸太郎様の傘下に加われば食の面倒は見ますよ」
ハクが勝手に発言する。
幸太郎が慌てて止めようとするも
鬼の女王「あぁ、一族繁栄の為、お前の傘下に下ろう。最強の人間よ」
ドク「おぉ?! お前には主の強さがわかるのか?!」
鬼の女王はまだ幸太郎と戦っていないにも関わらず、幸太郎を最強と呼んだ。
その理由は・・・・・・
鬼の女王「23000。」
幸太郎の3匹の仲間(えっ?!!!!)
鬼の女王「その男の戦闘力だ。私にはその者の強さを見ることができる。人間の配下であるお前達も、中々の戦闘力だが幸太郎という人間はケタが違う。もはや化け物だ。」
あまりの幸太郎の強さに驚愕する一同。
ドク「強いとは思っていたがここまでとは・・・・・・」
鬼の女王「そういう事だ、幸太郎殿よろしく頼むぞ!」
幸太郎「お、おう?!」
こうして鬼ヶ島の鬼一行は幸太郎の傘下に加わった。
これにて鬼退治は無事終了
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