表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
放課後学童レポート  作者: 仲本秀謙
10/10

レポートその10

29話 子どもと竹馬


竹馬って、乗ると足痛くなるし、バランスとるの難しいし、なにかとめんどくさい遊び道具です。でもでも、自分はそんな竹馬に乗るのが得意なんですww 小学生の頃、運動会の障害物競走の竹馬で5人抜きをした伝説を残した人物なのです。しかし大人になり、身長も体重も増えるとそれなりに足に負担がかかり、足で掴むところにマメができたりなどあの頃の面影はどこへやら…。それでも!それなりに乗ることができるので子どもたちも以外にびっくりしてくれます。


この話は自分がまだ太っていた時の事。学童の近くに保育園があり、異年齢交流の一環として保育園に遊びに行った時、保育園生は竹馬で楽しく遊んでいました。結構数もあったし、「竹馬、学童の子ども達にも使わせてもいいですか?」と聞くと、「いいですよー!気をつけて使ってくださいね!」竹馬を貸してくださることになりました。その話を子どもたちにすると、「やったーー!!先生ーー!一緒にやろ!!」となり、子どもたちと一緒に竹馬をする事になりました。察しのいい人はだいたいオチが見えてきてると思いますが、中々、竹馬に乗ることができない子どもがいたので、「頑張れー!先生でも竹馬できるのに○○ができないわけないよー」と声かけ応援したら、「じゃーさ、先生やってみて!!」となりました。竹馬は少しだけねんきのはいった木の竹馬。


とりあえず、壁にもたれてから乗るか。と思い、壁にもたれて両足を竹馬に足を乗せました。「あ、以外に大丈夫かも」ねんきのはいった竹馬は簡単に自分の体重を支えました。そこから1歩、2歩。なーんだ、以外にできるじゃん。そう思い少し力を入れたその時、

「バキガシャーーーーー」凄まじい勢いで竹馬の足をのせてる場所がこっぱみじんになりました。それに自分はあ然。その場にいた全ての人があ然。3秒ぐらいの沈黙の後、学童の子どもは大爆笑。自分は赤っ恥からの保育園の先生たちに謝罪をしまくり、そこから3日間だけ呼ばれたあだ名があります。それは、

「破壊王」でした。竹馬を破壊しただけに。。。(笑)


30話 子どもとプール


プールと言えば夏!!子どもたちは水遊びが大好きなので学童でプールをするというのであればそれはそれはテンションの上がるイベントです。今年の夏。「ヤツ」の蔓延により緊急事態宣言がだされ、各地の公演等が使えなくなり、外遊びが制限されました。その結果、園内遊びに切りかえ夏休みの保育を行ったのですが、その際、プールをやろうということになり、急ではあったのですがプールを準備し、やることになりました。プールの大きさが子どもが5名ぐらいはいる少し小さめのもので、水鉄砲と水風船、バケツを準備してプール遊びをやりました。プールを始めたものの5秒。バケツの水を「バシャーーーん」とかけられる自分。まさかこんなに早く濡らされると思ってないので放心状態ww 我に返り、「ぇぇええーーー!嘘だろーーー」と叫び、子どもたちは大爆笑!!そこから火がついた自分は、その水をかけてきた当人にめがけ、この子が使ってきたバケツの倍はある洗面器の水を頭の上から「どばーーーー」とお見舞い。その子も「ぇぇえええーー!ありえーーーん」そこで自分は一言。「ありえない?いいえ、アリエールでしょう」ここで挟むオヤジギャグほど冷たく感じたものはないでしょう。しかし子どもたちは温かい。そのオヤジギャグでも笑ってくれます。まるで天使かのように。。そんな比喩表現をしてても止むことのない水かけ攻撃。水鉄砲で子どもたちは目をめがけて撃ってきます。自分は目に入る異物は大嫌いなので(目薬、コンタクト、水の中で目を開けることなどができません。)、そうゆう行為は断じて許しません。 しかしそこは大人としての振る舞いというものもあります。さすがに目を狙うのはよくないので、自分が撃つのはおデコですw こう見えて、少しだけ射撃は得意なので1発で子どもたちを仕留めます。二刀流ならなおさらw 子ども3人がかりでも余裕で勝てますw そして仕留めた後にこう言います!!「先生に勝とうなんて、100年早いわ!!」 まるで、アニメのワンシーンかのようなセリフ。そしてその言葉を強調するかのような水しぶき。そんな風にカッコつけるとこう言われます。

「先生、キモ。」ほぼ真顔w それでも、楽しく過ごせることが1番だし、この子たちがストレスなく今回のプールを楽しめたのが1番の収穫。皆さんの夏はどうでしたか?たまにはこんな一日があってもいいですよね。


31話 子どもと読書


自分たちの学童では、勉強が終わった子は少し読書をしてから遊ばすことにしています。そんな風にしててもできる子とできない子がいて、できない子は隠れて戦いごっこをしたり、かくれんぼという名の鬼ごっこをし、何かと落ち着きのない事もただただあります。付きっきりで勉強をつかないとできない子もいるので自分が子どもたちの遊びに入る時間はおやつ前の10分ぐらいで、少し遊んだらすぐにおやつになるオチです。また自分たちの学童は絵本だけではなくてマンガも何冊か置いてます。黒子の○○や、七つの○○など、王道的なものを多数揃えており、とくに高学年を中心にマンガはよく読んでます。そんなある日、4年生の女の子が「先生ー、ここにあるマンガみんな読んだから何か面白いのない?」と言われたので、自分が趣味で集めているマンガを数冊持っていくことにしました。沖ツラと言われている人気作品やマガジン連載中のカッコウの○○など、あんがいマニアックなものしかなかったけど読ませてみたら「やば、めっちゃ面白い!!続きないの??」となんとなんと食いつてきてくれて逆に自分が「は!まぢな。よかったーー。最新刊出たら持ってくるね」とまさかのマンガで語り合う中になり、自分が気になるマンガがあったらその話をし、共感を得たりし、、。しかし、4年生の子とマンガで語り合うとなるとそれなりに内容が理解できるようなものでないといけないし、グロいものや下ネタなどは避けたい。まぁ、自分がそうゆうのをあんまり好んで読まないという事もあるので今のところはなんとかやり過ごしています。この子が退園する前にこの漫画が終わればいんだけどなぁ。。(笑)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ