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第三話 強敵

「なっ!小鬼…じゃないな」

コイツは…

「【ブルーデーモン】ですね」

青い姿をした鬼…【ブルーデーモン】か

身長は人間の二倍くらいか?まっ、コイツくらいなら…

「ヒール!、ちょっと倒してみろ」

「えぇっ!でも私、攻撃は…」

「いや、倒せるぞ。考えろ!」



「えっ!どうやって…」

い、居ない…あっ!

「う、うわっ!」

ドーーーーン!!

「我流琉ゥゥゥーーーー」

どうやれば…



よし、やっとヒールが居なくなったな。木があって丁度良かった。

さてと…

「誰だお前?」

後ろの木の上から人の気配…いや、"自分と同じ様な"気配がする。

〔私と同じ様な者が居ると思ったら、お前か…〕

「いや、お前なんか知らねぇーよ。ただ…」

〔お前の職業、知ってるぞ。なぁ、〕

『『魔王』』

バッ!と後ろに首だけ向ける。後は見るだけだ…




【【黙れ】】




「くっ!うぅぅ!」

喋れない…あいつ…俺の【黙れ】を…

「おぅ…まぁ"え…」

クソッ!でもあいつにも俺の術が…

「油断したな。お前はもっと強いだろ」

「なぁ"…ん…でぇ」




【   】




「ふっ、じゃあな」

ま…ま…て…ま…てまてまて!待て!

「待て!」

クソッ!もういない…。というか何なんだあいつ!

俺の術を…いや、それのもう一つ上を…

さらにあいつ最後…




【   】




「俺に何したッ…!」

「我亜ァァァァ!」

そうだった、忘れてた!考えるのは後だ。


「こ、これは…」

「どうですか!親方!」

勝ったのか…

「気づいたのか?」

「はい!敵をずっと回復し続ければ、体力オーバーが来るんじゃないかって」

上出来だな、後は修行させるか…あっ

「お前何か言いかけてなかったか?」

「うっ!い、イエイエ!何でもありません!」

「?そうか」



そう、これで良い。今はそっとしよう。

今はまだ親方との関係を壊したくないし、何より…














【今は問いてはならない気がする】



久しぶりだったな魔王。こっちに来てたのか…

「早く殺さなければな」

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