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婚約破棄モノ

『お約束』な物語

作者:

息抜きにパーッと浮かんだ婚約破棄を題材(?)にした物語。

あまり練り込んでないので設定がスカスカです。


「貴女との婚約は破棄する。二度と俺達の前に姿を見せるな」


大勢の観衆の中、堂々と声を張り上げるのはこの国の第二王子・ラフォード殿下。

彼の傍らには見た目は可憐なコルド男爵令嬢・アルディア嬢。

彼らの後ろには、将来有望と目されていた(・・)宰相の嫡男・レイモンド=バルディ。

騎士団長の秘蔵っ子・エンティ=ポッタ。

そして王子の側近である我が兄・カスト=ディアーゴ次期侯爵。


それらに対峙するのはディアーゴ侯爵家の長女・ルーチェ=ディアーゴ。


今、私は大勢の観衆の中、幼い頃無理やり結ばれた婚約を破棄されました。

理由は簡単。

第二王子の想い人をイジメていた。

たったそれだけの理由です。

イジメ?そんな面倒なことなんてしていません。

他人を貶して何が楽しいのですか。

そんな無駄なことする暇があれば、他のことに時間を費やした方がよっぽど自分のためになるのに……

そもそも、私……殿下の隣に居られるコルド男爵令嬢とは今まで一度もお会いしたことありませんもの。

本日、初対面です。


婚約破棄を声高らかに宣言してご満悦の殿下に内心ため息しか出ませんでした。

殿下の後ろに控えている兄の表情を見れば無表情です。

うわ~久しぶりに兄の無表情を見ました。

兄は常に笑顔を張り付けているので表情が削げ落ちたところを見たのは……

あれは、私と殿下の婚約の話が出た時でしたから……

もう10年も前ですか……

月日が過ぎるのは早いですね。


「兄上」

殿下を無視して兄に声を掛けると無表情だった兄に笑みが戻りました。

「なんだ」

「この国の学院に通っていない私がどうやってそちらの令嬢を虐めていたというのでしょうか」

「学院ではない!社交の場でだ!」

殿下の怒り声が私と兄の会話を遮った。

「社交の場……ですか。私、今日がデビュタントなので、社交の場は今日は初めてなんですが……今迄社交の場に参加出来なかった者がどうやって社交の場でイジメを行ったというのでしょか?」

困惑気味に告げると周囲からざわめきが広がりました。

社交界……デビュタントを済ませていない子供が社交の場に出る事はありえないはず。

まあ、昼間の茶会などは子供の頃から交流を持たせるために参加することはありますが、夜の社交の場には出れませんね。

『デビュタントが済んでいない=成人と認められていない』というのがこの国のルールですから。

とくに我が家の場合は父と兄が私のデビューを反対しまくって普通14歳くらいで社交デビューするのですが、私は17歳の誕生日を迎えた今日、やっと社交デビューです。

やっと一人前の大人として認められたのです。


「それに殿下。私、殿下と婚約していたことを今の今まですっかり忘れていました。そもそも、仮にも婚約者の社交界デビューの日にエスコートどころか、顔さえお見せにならない。そして、婚約者以外の女性をエスコートしているのはどういう意味なのでしょうか?無知な私に教えていただけないでしょうか」


私の正直な言葉に殿下は瞳を大きく見開いて固まっておられます。

「ルーチェ。それは言ってはいけない事だよ」

にっこり笑顔の兄が私の傍らに移動してきました。

「それにしても貴方には失望しました。ラフォード殿下」

「は?」

「今日限りで貴方の側近を辞任いたします」

「あ、兄上?」

満面の笑みを浮かべている兄。

ああ、これは怒り心頭の笑顔ですね。

はい、私は口を噤みます。


「今、貴方が周りから『殿下』と呼ばれているのはね。我が侯爵家の後ろ盾……我が一族の至宝と呼ばれているルーチェと(仮初の)婚約をしていたからなんだよ。本来の貴方は王弟殿下が戯れに手をだした侍女の子。王位継承権など持たない庶子になるはずだったんだ。王妃と国が認めた側妃以外の子はどんなに優秀だろうと王族とは認められないからね。侍女は貴方を出産した後亡くなり、しかも、王弟殿下は君が生まれる前に事故で亡くなっている。貴方の事を哀れに思った陛下と王妃様が子に罪はないと大臣たちを説得させ、貴方にも条件付きで王位継承権を与えた。そして、貴方の後ろ盾にと我が侯爵家に頭を下げられたんだ。王妃様は私たちの父の妹。私たちにとっては叔母でもある。叔母のお願いに父と母は貴方の王位継承権の条件を聞いてルーチェとの婚約を承諾した」

兄の言葉に周りが静かに聞き耳を立てている。

いや、むしろこの会場にいる全員がこの話に耳を傾けている。

ひな壇に座っておられる陛下と王妃様も静かに静観されている。

そのひな壇のすぐ下には私達の両親も笑顔を浮かべて立っていた。

「貴方の王位継承権保持の条件は『後ろ盾となってくれたディアーゴ侯爵家の令嬢ルーチェが成人するまでに、ラフォードとルーチェが相思相愛になるように互いに努力し、周囲も認める恋人同士になるか、ラフォードが王位継承者として国内はもちろん、国外からも相応しい人物と認められるか。どちらかの条件を満たすこと』が最低条件なんだけど、貴方は与えられた婚約者などいらないとばかりに我が妹に会うこともしなければ、妹が王宮に出向いても居留守を使って徹底的に会おうとしなかった。さらに王と王妃、私たち側近の者がいくら注意しても王族としての勉学を疎かにされている(現在進行形)。これらの事を踏まえれて王位継承権破棄を今、この場で言い渡されても文句は言えないよね?」

拳を握り笑顔の仮面を捨て怒りを顕にする兄に近くにいた人たちは息を呑んだ。

「さらに表向きはルーチェへの贈り物と称してドレスや宝石などを買っていたが、それらは全て学院で出会ったコルド男爵令嬢に渡されていた。私が貴方の傍に居るのは側近としてではなく、貴方を観察するためだということも気付きもせずにせっせと毎日のように男爵令嬢に高価な貢物をされていましたよね。殿下?」

兄の言葉に殿下は俯いてしまわれた。

殿下の後ろに控えていた彼等も私から視線を逸らしあらぬ方向を向いている。

「ああ、殿下だけではありませんね。バルディ様やポッタ様もご自分の婚約者に贈る為と高価なモノを取り寄せておりましたが、それらも皆コルド男爵令嬢に渡っていましたね。とある夜会に参加していた宝石商たちが首を傾げていましたよ。ルーチェやバルディ様の婚約者バルドリ伯爵令嬢アンネッタ様、ポッタ様の婚約者であり騎士団長の御令嬢エリーザ=ブランド様をイメージして作成された特別なアクセサリーをなぜ男爵令嬢が身に付けているのかと……」

バルディ様とポッタ様も顔色が真っ青……いえ、真っ白になっておりますわね。

「ああ、私は一度たりとも男爵令嬢に贈り物はしておりません。するわけないでしょ?複数の男を侍らせ堕落させる女なんて碌な奴はいないですからね。私が愛しているのは婚約者ただ一人ですから」

一気に話し終えた兄は静清したと言わんばかりに満面の笑みを浮かべた。

先ほどまでの怒り顔ではなく、多分皆様が初めて見る心からの笑顔ではないでしょうか。


「あ、そうそう。我が妹が社交界にデビューしていなかった(させていなかった)ことも、この国の学院に通っていないこともそこの男爵令嬢とあなた方以外は全員知っていますよ。我が妹はとても優秀でしてね。周辺国の中でも群を抜き出て優秀な人材を育成する隣国の王立学園から直々に入学してほしいと懇願されて高等部から隣国に移り住んで勉学と地道な人脈づくりに励んでいたのですよ。私も誘われていましたが殿下を監視する役目があったので泣く泣く諦めましたけど……殿下との婚約も解消された事ですから私も隣国に留学してもいいですよね?父様、母様」

ひな壇の近くにいる両親に視線を向けるとそれはそれは嬉しそうに笑顔を浮かべて頷く両親。

「ええ、ええ構いませんよ。王妃様には申し訳ないけど、私たちも我慢の限界でしたからね。仮初の婚約を結んでから娘は殿下のために、殿下の横に並んでも恥ずかしくない様にと勉学に励み、殿下の人となりを知ろうとお声掛けしても無視され、邪険に扱われ、最終的にはいない者として扱われていましたからね。そんな相手に娘が惚れるわけありませんし、娘には愛し愛される幸せを掴んでほしかったのでこの度の婚約破棄、喜んで承りますわ。ラフォード殿下」

兄そっくりの満面の笑み(あ、この場合、兄が母に似ているのか)で殿下を見つめる母。

「……陛下、妃殿下。ラフォード殿下がわが娘との婚約を破棄すると堂々と明言されましたので約束は守っていただきますよ」

今迄黙って父が口を開くとずっしりと重い声が会場中に響いた。


静観していた国王陛下と王妃様は共に大きくため息をつくと立ち上がった。

「約束は約束だからな。ディアーゴ侯爵令嬢とラフォードの婚約はこの時を持って破棄する。それに伴い、ラフォードの王位継承権を剥奪。ラフォードはコルド男爵家に婿入りさせる」

国王の宣言に、観衆は盛大な拍手で送った。


「陛下、お待ちください」


一組の夫婦が国王夫妻の前に歩み出た。

「コルド男爵?どうしたのだ」

床に膝をつき臣下の礼を取る男爵と淑女の礼を取る男爵夫人。

「怖れながら、陛下に申しあげます」

頭を垂れる男爵の真剣の声に陛下と王妃様は顔を見合わせた後小さく頷くと男爵に先を促された。

「我がコルド男爵家には娘などおりません」

「それは罪を逃れるための言い訳か?」

「いいえ、戸籍を調べていただければわかります。わが娘は3年前に流行病で亡くなっております。役所にも『死亡届』を提出してありますし、娘の葬儀に参加され方もこの中におります」

男爵の言葉に陛下はすぐに調べる様指示を出されました。

「……どういうことだ?そこの娘は『コルド男爵家の息女・アルディア=コルド』と名乗っていたのだぞ」

「その娘の本当の名前は『アルディル=コルディード』と申します。コルディード商会を切り盛りしていた妻の姉の娘……私どもの姪にあたります。商会の会長をしておりました姉夫妻が事故で2年前に亡くなり、私どもも娘を失くし意気消沈しておりましたので、亡くなった娘の代わりにはなりませんが、我が家で面倒を見ることにしました。しかし、養子縁組は一切しておりません。その娘は男爵家の娘ではなく、平民の娘でございます」

きっぱりと告げる男爵にアルディア嬢……いえアルディル=コルディード嬢はプルプルと震えております。

「男爵家で預かるので一通り貴族としての躾を行い、人前に出しても大丈夫だろうと教師陣に太鼓判を押されたので平民でも入れる貴族の学校に通わせましたが……まさか身分詐称をしているとは思いませんでした」

「すべては私達の教育不足。申し訳ありません」

深々と頭を下げる男爵夫妻に王妃様はふっと小さく笑みを浮かべると

「話は分かりました。なぜ学院で『偽名』で通う事が出来たのかは後程調査する事にして……陛下、今日はラフォード殿下の王位継承権剥奪だけにいたしましょう。殿下を男爵家に婿入りさせるにも男爵家には令嬢はおられないようですから……」

「……そうだな。王位継承権以外の処分は後程ゆっくり協議しようか」

大臣方の顔を見ながら陛下が言うと大臣方は笑顔を浮かべ大きく頷いておりました。

一方学院関係者の方達は顔を真っ白にさせておられます。

「コルド男爵、よく申し出てくれた。しかし、そなたにも多少なりとも罰を受けて貰う」

「もちろんでございます。私どもが後見を務めていた者が罪を犯したのです。どのような処罰でもお受けいたします」

臣下の礼を取る男爵夫妻に周囲の貴族の方達は暖かい拍手を送っております。


「レイモンド=バルディ、エンティ=ポッタの両名は各家の当主より処分が下されるまで各々の屋敷にて謹慎処分とする。なに、そんな重い罰は与えられないだろう」

陛下の言葉に胸を撫でおろした二人だったが、次の王妃の言葉で固まった。

「あら、でもバディ侯爵夫人やポッタ伯爵夫人はルーチェをとても可愛がっておりますのよ?月に一度隣国まで足を運ぶほどに……それに、アンネッタやエリーザもルーチェを実の姉のように慕っていますのよ?そのルーチェにありもしない濡れ衣を着せようとし、さらにこの観衆の中で断罪しようとしたのですよ。彼女達が黙っているかしら」

頬に手を当て首を傾げる王妃様に陛下は苦笑しながら『それは各家で話し合ってもらえばいい』とほぼ投げやり状態でした。

陛下は殿下への処分を軽いモノ(?)にしましたが、殿下と令嬢は納得していないようですわね。

特に令嬢は可愛らしいお顔がものすごい事になっておりますもの。


「あ、そうそう。コルド男爵令嬢……いえ、アルディル=コルディード嬢」

王妃様から冷ややかなお声が零れました。

いつもお日様のように暖かいお声が極寒の地のように冷たく突き刺さるお声でした。

周囲の者達は己の体を抱きしめて背筋に走った悪寒をやり過ごしております。

「女は男を落した後が肝心なのよ」

王妃様の言葉に母をはじめ高位の御婦人方がうんうんと頷いている。

「男を言いなりにさせるのは結構。だけどね、堕落させては身を滅ぼすだけ。平穏な暮らしをしたければ男をそれまで以上に馬車馬のごとく働かせ、富を築かせなければ立派な淑女(いいおんな)とは言えないのよ。この国では」

ほほほと笑う王妃様に男性陣が固まったのは言うまでもない。

もっとも陛下と父と兄は『当然の事だろ?』という表情で周囲の男性貴族を見ている。

「大切な人に苦労させないよう努力するのが普通だろうが」

「妻にはいつまでも笑っていてほしいから、仕事を頑張りつつも家族サービスは忘れないのは常識」

陛下と父が呆れたように固まっている貴族男性を一瞥していた。


「さて、ラフォード、レイモンド=バルディ、エンティ=ポッタ、アルディル=コルディード嬢はそのまま謹慎処分を言い渡す。即刻この会場から退場するように。他の者は引き続き宴を楽しんでくれ」

陛下の言葉を合図に、殿下たちは騎士達に両脇をがっちり固められ退出されました。

部屋の片隅に陣取っている楽団員は緩やかなワルツを演奏をはじめ、人々は徐々にざわめきを取り戻していった。


私は兄に連れられ、陛下と王妃様の元に向かいました。

その場で両陛下に頭を下げられ慌てました。

「せっかくの社交界デビューを台無しにして申し訳ない。私たちの教育がなっていなかったばかりに……」

「仕方ないですよ。あの頭が『お花畑』の令嬢に言い様に操られていましたからね。側近の諫言を聞き入れず、令嬢の甘言だけを鵜呑みにする。さすがは王弟殿下の子だと思いましたよ」

辛辣な兄の言葉に陛下も王妃様も苦笑するばかり。

不敬罪にならないのかしら……

「ワシも弟には手を焼いていたが……親子二代同じことをするとはな……」

ため息をつく陛下の言葉に首を傾げいていると兄が小言で先ほどの話は半分嘘だと教えられた。



王弟殿下はラフォード様を産んだ侍女と出会うまではそれはそれは立派な方だったそうです。

しかし、王立学院で侍女(当時は某男爵の庶子で平民)と出会い恋に落ち、当時の婚約者に濡れ衣を着せて国外追放にして、お二人は表向きは王弟殿下とそれに仕える侍女として暮らしていたそうだ。

侍女は王弟殿下に甘え、王弟殿下は仕事を蔑にするようになり、堕落していったそうです。

陛下や周囲の人間が諌めてもどこ吹く風。

最終的にお二人を離宮に軟禁することにしたそうです。

子供を身籠った侍女は我が子を王位につけたいという野望を抱くようになったそうです。

王弟殿下も侍女に唆され、王位を狙うようになったとか。

しかし、陛下と優秀な部下達によりあっけなくその計画は破綻。

王弟殿下は謀反者として3カ月にわたる裁判の後に極刑……処刑された。

表向きは事故死。

侍女は子供を産んだ後、無味無臭の毒を水に混ぜて飲ませ、処刑したそうです。

子供は一時的に孤児院に預けられましたが、その孤児院が火事により焼失。

命からがら逃げた院長も怪我をし、赤子を育てるのは無理だと判断し王妃様に相談。

王妃様は侍女の事は嫌っていましたが、赤子には罪はないのよねと数日悩まれ後、引き取ることを決意。

王妃の子として育てるのに王位継承権を有していないのは対外的に何を言われるかわからないし、王弟殿下のスキャンダルをこれ以上広めるわけにはいかない(ある程度は醜聞として伝わっていた)。

そこで、陛下と王妃様は王妃様の実家であるディアーゴ家を巻き込んだのだった。


あとは皆さんご存じのとおりですわ。

私も一応は殿下に気に入られようと努力はしましたのよ。

無駄な努力でしたけどね。



殿下との婚約解消の報はあっという間に周辺国にまで伝わり、翌日からディアーゴ侯爵家は見合いの絵姿で足の踏み場もないほどになるとは……誰も予想しておりませんでした。



そうそう、コルド男爵夫妻は爵位を返上しコルディード商会の運営を自らすることにしたそうです。

夫人の姉夫婦の死後なんとか従業員がやりくりしていたが、うまくいかず商会の危機だと知った夫人が自ら運営すると宣言され、今では傾いていた商会を立派に立て直したとか。

もともと、夫人は幼い頃から商会の仕事を父親や母親から教えられていたそうです。

男爵様に見初められて男爵家に輿入れしたのですが、娘が亡くなる前までは身分を隠してよく商会のお手伝いをされていたとか……


夫人が副会長職に就いてからは女性目線の商品が増え、国内にコルディード商会の名を知らない者がいないほどに発展するのはちょっとした未来のお話。



え?コルド男爵令嬢の名を騙ってた人ですか?

あの夜会の後、いろいろ調べた結果。

いろいろと行っていたことが判明。

ええ、いろいろと……よくそれだけの犯罪を思いつきますわねと思うほどに……

身分詐称だけなら軽く済んだ罪も生涯牢獄生活になってしまったそうですよ。

詳しい罪状は教えて貰えませんでしたけどね。



色々と突っ込みどころ満載ですがスルーしてください。

戸籍があるのになぜ『偽名』で学院に通っていたのか…とか(笑)


裏設定としてルーチェと亡くなった男爵令嬢は交流があり、それなりに親しくしていました。

葬儀にも参加していたので夜会に参加しているコルド男爵令嬢が偽物であることはすぐに分かったのですがあえて黙っていた模様。


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