皆さん、ゲームスタートの時間ですよ。
「ついでに、１ゲーム６０秒です。 その時間以内に選択できなかった場合は、 そのゲームを行っている３人、全て死にます。」 その時、不良の生徒、朝倉智明が怒鳴った。 「さっきから聞いてりゃ、 訳の分からないことをべらべらとほざきやがって、 ぶっ殺すぞっ。」 「そのような暴言は、 ゲームに勝ってから言ってください。 何もできない虫けらのカスめ。」 突然のオーナーの暴言。 それに対し、朝倉は、気味悪く笑った。 「まずは、 このゲームが本物だってことを証明してから でかい口を叩きな。 どうやって、選択された人を殺すんだ？ お前は、ただ、俺たちを見ているだけだろ？ 殺れるなら、今ここで俺を殺してみろッ。」 一瞬の出来事だった。 ズシャッ、という生々しい音と共に、 辺りに血と悲鳴が飛び散った。 それと同時に、朝倉の首から下が床に倒れこんだ。 頭がなかった。 その代わりに、 辺りに目玉や脳みそなどが散乱していた。 朝倉の頭が突然爆発したのだ。 「いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ。」「うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ。」 人間の死体など一度も見たこともない、 クラス全生徒の悲鳴が部屋の中に響き渡った。 「それでは、宜しいでしょうか？ゲームスタート。」 このゲームは、本物だった・・・・・。 死者１人 残り３５人
