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研究員と食堂のお姉さんの場合

研究員のノーゼラトゥスと研究所の食堂で働く食堂のお姉さんのプロローグ。



昔から出世を約束された環境にいたせいか周りにいる人間も完璧に近い人間ばかり。

容姿も頭脳も良かったため努力するなどする必要も無かった。

そんな彼が出会ったのは平凡な暮らしをしている美少女がある日突然不思議な力を手に入れ

世界を救っていくというアニメ。

刺激のない変わらない世界に飽きていた彼は困難を乗り越え立ち向かっていく彼女達に感銘を受けた。

しだいにのめり込むようになりオタクの世界へと入っていった。

その時一番気に入っていたキャラは主人公の女の子では無く、その主人公に巻き込まれたクラスメイト。

大人しく、自分を主張する事の出来なかった少女が友人のためにしだいに成長していくのを応援していた。

彼女が出てくるたびに胸が熱くなりアニメを見ていないときでも彼女の事を考えるようになった。

それが彼の初恋だった。

そして今彼は二度目の恋をしている。

二次元ではなく三次元で。

初恋の彼女に少し似た大人しくけれど笑う顔に何処か安心する

食堂で働くごく普通の女性に。


「理想のロリ巨乳だ……」


彼女は極普通の容姿をしていたが童顔な顔に不釣合いな程に大きい胸を持っていた。

そして初恋のキャラも。

アニメの話でもコンプレックスに悩む彼女に一番胸をときめかせていた。

彼は思った。

やはり胸だと。

三次元に恋をしても彼の趣味はどこまでも変態だった。



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