第35話 夏休み初日
ーー今日から夏休み。
とは言っても朝はなんもやる事なんでないから、もうちょい寝てるか…
「涼く~ん!」
「ごはっ!!」
朝っぱらからまたルカのダイブをもろに食らっちまった…。
「何だよルカ!」
「何って、朝食出来てるわよ!」
「分かったよ…」
せっかくの夏休み初日がまさかのダイブで始まるとは…。
この先心配になって来たわ…
◇
朝食を済ませた俺は机に向かって夏休みの宿題を始めた。
新学期早々に『宿題やってきてませんでした』なんて洒落にならねえからな…。
進められるうちに進めておく!
これぞできる学生ってもんだ!
◇
数分後。
数ページ分が終わった。
日頃授業をちゃんと聞いていたからこれくらいは当然だな。
(さて、ルカの方は…。)
渋々、ルカの部屋の前に来た。
ドアに耳を当てて中の様子をうかがうと案の定予想通りだった。
「よおし!今日の分は終わった!」
中等部じゃ成績トップだからな・・・。
丁度頃合いだな…。
「ルカ!」
「あ、涼くん!」
「丁度終わったみたいだな…」
わざとらしく宿題を済ませたタイミングでドアを開けた。
ルカは達成感に満ちた表情をしていた。
丁度昼時だし、飯にするか!
◇
昼飯は夏と言えばと言うべきか、"そうめん"だった。
ツルツル感が歯に染みた。
じっくり味わう事無くあっという間に俺達の昼飯は終わった。
(食休みでひと眠りするか…。)
俺はベッドに寝転がって目を瞑った。
◇
「ん…あ~寝ちまったか…って、もう夕方!?」
驚いた…。
夕方まで寝ちまっていたみたいだ…。
夏休み初日にやっちまったかもな…。
まあいいか、明日もあるし!
夏休みはまだまだあるかた!




